ドラマ『30禁 それは30歳未満お断りの恋。』(フジテレビ系)の主題歌を歌う気鋭のシンガー・ソングライター、ほのかりんが3月1日(月)発売の『週刊プレイボーイ11号』でグラビア初登場。黒装束をまとったひとりの女。熱海の旅館の昼下がりを表現した。

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■白馬に乗った王子様を待っている

――シンガー・ソングライターとして本格始動してから4年、初のグラビア撮影に挑戦しました。

ほのか まったく緊張もしなくて楽しかったです。気になったことといえば、ニプレスがはみ出てないかが心配だったことくらい。

「普通っぽくならないグラビア」をやりたかったので、撮影前の打ち合わせからわがままを聞いていただいて。自分の思い描くイメージを伝えるのにすごく時間がかかってしまったので、言葉にするって難しいことだなぁって思い知りましたね。

――セクシーな下着姿がニュース記事でも話題になってます。

ほのか 「下着のセクシーショットを披露」みたいな記事を見て、世の男は童貞なのかな?って(笑顔)。下着姿がセクシーって言われても困っちゃいますよ。肌を露出することがエロいって感覚はないというか、露出に関してはキレイでかわいくてカッコいい、アートみたいなものだと思ってますから。

――オールブラックの衣装やくわえたばこなど、ある種"攻めたグラビア"になっていました。

ほのか どうせグラビアを残すなら、私のエッセンスを知ってもらいたいと思っていて。わがままな言い方ですけど、私が寄せるんじゃなく、グラビアから私に寄ってほしかったんです。

あと単純に、たばこ吸ってる女ってエロくないですか? ただキレイに、清楚(せいそ)にキメている写真よりもリアルな部分がダダ漏れしてるほうがエロにつながると個人的には思ってて。例えば生ビールのポスターよりも、路上でぶっ倒れてる女のほうがよっぽどエロいと思うんですよね。

――確かに、くわえたばことかリアルな表情出てますね。

ほのか 撮影の合間にたばこ吸いながら「使えるかわかんないけど撮っておこうぜ」「使えるといいねー」みたいな感じでノリで撮りました。使えてよかった~。

――シンガー・ソングライターとして活躍中のほのかさん。恋愛ドラマの主題歌でもある新曲『おまじない』など恋愛の楽曲が多いですが、ご自身の恋愛観とは?

ほのか その時々で変わりますけど、ずっと変わらないのは夢見がちなところ。白馬に乗った王子様を待ってる系なんですよ。

――意外というか、ピュアですね。

ほのか 『おまじない』も受け身というか、待ちベースの曲なんですけど、ほかの曲も私がなんとかしてあげるって歌詞は書いてない。待っている気持ちを「王子様、全然来ないじゃねーか!」って怒りのベクトルで書いたり。

――想像力をかき立てるようなエロティックな言葉もよく出てきますね。下着姿よりもほのかさんの歌詞が一番エロいんじゃないかって。

ほのか それはとてもありがたいですね(笑)。恋愛のことだけでなくて、『One Night Slap』って曲では普通にセックスのことを描いてますし。もっとエロエロな曲を作りたいって思いもあります。

まぁ、以前高校生のファンのコがお母さんを連れてライブに来てくれたことがあって。そのときはどんな顔をしたらいいのかわからないまま終演しましたけど(笑)。

――ファンの方や読者の方々に、グラビアをどう受け取ってもらいたいですか?

ほのか もちろん男性はエロい目で見ていただいて......。でも、女は強いってことを伝えたい。すごい前にグラビアをやっている友達と飲んだとき(そのコが)泣いてたんです。DVDの撮影がそのコ的に大変だったみたいで、好きでやってるならいいけど、消費されるのはかわいそうだなって。

女性はコントロールされるんじゃなくて、自分で手綱をつかんであげて振り回してあげてるんだよってくらいのマインドを持つだけで生き方は変わると思います。男に消費されるのではなく、女が消費させてやってるんだよってことをグラビアで表現しました。

(スタイリング/髙山エリ ヘア&メイク/mikitaro[octbre])

●ほのかりん 
1996年10月4日生まれ 神奈川県出身 
○シンガー・ソングライター。幼少の頃からモデル、女優として活躍。2017年9月『メロンソーダ』でフォーライフミュージックエンタテイメントよりメジャー・デビュー。2020年9月にドラマ『30禁 それは30歳未満お断りの恋。』(フジテレビ系)の主題歌『おまじない』をリリースし、現在もロングヒット中! 女のコの心に突き刺さる鋭い言葉と親しみやすくもドラマチックな曲調で、いま音楽シーンで注目されている。