女性アーティストのyukaDD(; ́∀`)(ユカディーディー)が3月17日、メジャー1stアルバム『21×21』をリリース。収録曲のMVには地元のダンススクールの先輩だったTWICEのモモや、結成21年のお笑いコンビ・流れ星が特別出演していることも話題になっている。

音楽プロデューサー・Jin Nakamura氏による全国オーディションで圧倒的なパフォーマンスを披露し、「グラミー賞を狙えるアーティストになるかもしれない」と期待される大型新人アーティストのyukaDD(; ́∀`)。オーディション直後にロサンゼルスでレコーディングを行ない、2020年1月にはワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビューするなど、まさに夢の階段を駆け上がっている21歳だ。

音楽業界ではすでに注目を集めているが、まだまだ謎も多い彼女。日本人離れした歌唱力の根元や今後の目標など話を聞いてきた。

――まずは、気になる「yukaDD(; ́∀`)」というお名前について教えていただきたいです。

yukaDD これまでの人生において、Dにまつわるものが多かったんですよ。4月生まれの誕生石であるダイヤモンドのD、憧れ続けてきたディーバのD、あとは牛丼が大好きなので丼のDです(笑)。

――牛丼のDなんですね。顔文字までがアーティスト名なんですよね?

yukaDD 素晴らしいアーティストの方々がいる中で、自分を見つけ出してもらいたいという思いで顔文字を付けました。一生懸命歌って汗をかいている姿なんですけど、自分を顔文字で表現したらこんな感じかなと考えて。いずれは楽曲に合わせて表情を変えていければと思っています。

――昨年のメジャーデビューから1年経ち、今の心境は?

yukaDD あっという間でした! レコーディングや撮影など初めてのことばかりで、緊張感のある毎日を送ってましたね。デビューさせていただいてすぐの3月には緊急事態宣言が出てしまって、ライブができない期間が続いたので悔しい思いもありました。今年は去年の分も取り返せるくらいライブをたくさんやって、多くの方に生でも見て、聴いていただけたらいいなと思います。

――コロナ禍でライブ活動が難しく、昨年11月になんとか関係者限定ライブを開催。歌声の迫力がすごかったのですが、こうやってお会いするとものすごく謙虚でかわいらしいですね。

yukaDD ステージに立つと大きく見えるって言っていただけることが多く、それはうれしいです。R&Bみたいなブラックミュージックをやっていると、強そうに見られるんですよ。でも、歌ってないときは、普通の女のコです(笑)。

――どんなところが普通の女のコだなぁと思います?

yukaDD 最近、ペンギンのぬいぐるみを集めてます。ペンギンってかわいいと思いませんか? 鳥全般が好きなんですけど、なぜか鳥のクチバシにすごい惹かれるんですよ。小さい頃は公園で鳩を追いかけてました(笑)。

――ペンギンかわいいですもんね。

yukaDD かわいいですよね! でも、生きている実物はちょっと生々しく思えたりしちゃうんです(笑)。ぬいぐるみのペンギンが好きなので、水族館に行ってよく買い占めますね。水族館ってきれいですし、心が落ち着くじゃないですか。海とか水のある場所が好きなんです。

――そんな"ぬいぐるみの"ペンギン好きのyukaDD(; ́∀`)さんですが、3月に1stメジャーアルバム『21×21』を発売。21の数字にはどんな思いが?

yukaDD 2021年と私の年齢21歳をかけてるんですけど、21年間歩んできたものがギュッと濃縮されているアルバムになっています。今までの振り返りでもあり、これからのスタート地点という思いもありますね。

――ロサンゼルスでレコーディングされた『HIGH SCHOOL FUNK!!!』、1stシングル『Carry On』などどの楽曲もかっこいいです。『blackboard』等では作詞にも挑戦されていて。

yukaDD 作詞をするとボキャブラリーも増えると思いますし、曲自体を考えることにつながるので勉強になりますね。『blackboard』ではありのままの自分を表現したくて、自分の好きな食べ物の「ヒジキ」を歌詞に入れてみました(笑)。

――あんなにカッコよく「ヒジキ」使ってる曲聴いたことないですよ。

yukaDD 歌詞で聴いたことのないワードですし、ラップに入れたら面白いかなと思って(笑)。ヒジキは、私の1番のパワーフードなんですよ。食べると元気いっぱいになるので、ライブの前や仕事のある日は食べるようにしてます。今日も食べてきましたよ(笑)。

――好きな食べ物がヒジキって渋いですね。

yukaDD 小さい頃から和食が大好きなんです。ヒジキのほかにも高野豆腐の煮物、切り干し大根なんかをお母さんが作ってくれて。おいしいですし、ほっこりしますね。特に、三重県・伊勢志摩産のヒジキが好きなんですけど、いつかは全国のヒジキを取りに行って食べたいです!(笑)

――海で刈り取るところからなんですね(笑)。音楽の話に戻しますが、ディーバに憧れたのはいつ頃から?

yukaDD 元々、音楽スクールで演歌を習ってたんですけど、8歳のときにジャンルをPOPSにシフトチェンジしました。そのきっかけは、『ザ!世界仰天ニュース』のエンディング曲でクリスティーナ・アギレラの『Ain't No Other Man』が流れていて。パンチ力のある歌声に衝撃を受けて「自分もクリスティーナ・アギレラみたいに歌いたい!」って思ったんです。

――小学生にしては大人びてるというか、アギレラは洋楽アーティストの中でも飛び抜けてセクシーですし。

yukaDD パワフルな歌声に惹かれたんです。そこから調べてハマって、ほかの洋楽まで聴き漁るようになって。クリスティーナ・アギレラを目標に、歌やダンス、ステージングを練習してました。海外アーティストのYouTubeばかり見ていたので、いつかは海外で歌いたいという意志も強くなってましたね。

――高校は音楽の学校に入学し、在学中に受けたオーディションから運命が動き出します。音楽プロデューサー・Jin Nakamura氏による発掘オーディションで選ばれ、「グラミー賞を狙えるアーティスト」と期待されてますが。

yukaDD ありがたいですね。期待に応えられるように常に上を目指していかないといけないって感じています。プレッシャーやばいですけど(笑)。
大きな夢だと思いますけど「日本人でもグラミー賞をとれるんだ、夢はかなうんだ」って、まずは心から思うところから始めて、とにかくありとあらゆる努力を重ねて本気でグラミー賞を狙おうと思います!

――世界を視野に入れ、すべての楽曲を日本語・英語・中国語の3カ国語で歌いこなすyukaDD(; ́∀`)。その美声が世界へと羽ばたく日もそう遠くはないかもしれない。

(スタイリング/尾村綾 ヘア&メイク/横山淳)

yukaDD(; ́∀`)(ユカディーディー)

1999年4月20日生まれ。大阪府出身。2020年1月に1stデジタルシングル『Carry On』でメジャーデビュー。3月17日、メジャー1stアルバム『21×21(トゥエンティワントゥエンティワン)』を発売!
公式Twitter、公式Instagram【@yukaDD_official】
公式サイト【https://yukadd.com/】