AKB48のチーム8メンバーによる舞台『マジムリ学園 蕾―RAI―』が27日より、東京・天王洲 銀河劇場でスタート。前日の26日にゲネプロが行なわれ、出演メンバーが囲み会見に登場した。

今回の舞台は、2018年10月に行なわれた『マジムリ学園』の2年後の世界を描いたもの。高校3年生となった小栗有以が演じるリリィー、岡部麟の演じるヒナ、倉野尾成美が演じるスミレが中心となって物語は進んでいく。

主演を務める小栗は「前回、アクションの楽しさを覚えて、次もあったらいいなと思っていたのでうれしい。今回は練習した成果として、みんなに華麗な回し蹴りをお見舞いしたい!」と意気込んだ。小栗と敵対する役を演じる岡部は「誰かのマネではなく、岡部麟から生まれた悪を放出したい。とことん嫌われにいきたい!」と怪気炎。

この1年、コロナの影響でほとんど活動ができなかったことについて倉野尾は、「チーム8は大人数が取り柄なのに思うように動けず。その思いをどこにぶつけたらいいかと思っていて、この舞台で発散できたら」と答えた。小栗は「活動できなかった1年間の分も思い切り発揮して頑張っていきたいと思いますし、涙が出てくるシーンもたくさんあるんです。みなさんを泣かせられるぐらいの演技を見せるので、ハンカチを忘れないでください!」と宣言した。

舞台は「芝居」と「ライブステージ」の2部構成。芝居はあくまで私立嵐ヶ丘学園という架空の高校のストーリーだが、現実のメンバーの関係性を思わせる描き方があり、感情移入してしまうシーンもちらほら。そして小栗有以がここ一番で見せる回し蹴りは、まばたき厳禁。また新メンバー坂川陽香の初舞台とは思えない度胸あふれる演技にも注目だ。

ライブステージは1年以上ぶりとなるチーム8の単独パフォーマンスに盛り上がること必至。途中で撮影タイムがあるのでカメラを忘れないようにしよう。公演は4月4日(日)まで、千秋楽は生配信も行なわれる予定。