日向坂46の加藤史帆濱岸ひより渡邉美穂が22日、都内で行なわれた「僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH メディア向けPRイベント」に出席。3人にとってのヒーローやオリジナルの"個性"などを披露した。

『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)は2014年から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、アニメ化や映画化されている人気作。超能力のような「個性」をほとんどの人々が持つなか、"無個性"だった主人公・緑谷出久(みどりや・いずく、通称デク)がNo.1ヒーロー・オールマイトから「ワン・フォー・オール」という個性を受け継ぎ、ヒーローとして敵(ヴィラン)に立ち向かう物語。現在30巻まで刊行され、シリーズ累計発行部数は全世界で5000万部以上となっている。

今回の展示会では6つのエリアに分かれて、原画約300点、描き下ろしイラスト11点のほか、立体作品や映像を展示。キャラクターたちの感動的な名場面やそれぞれの関係性を示す印象的なシーン、また胸を打つ名言などが紹介されている。

濱岸は、自身が紹介したことをきっかけにメンバー内で「ヒロアカブームが広まりつつあります」と説明。加藤は「日向坂46のメンバーは全員が個性豊かなので、"個性"という点でも『ヒロアカ』に共通点を感じてました」と今回のイベント出演を喜んだ。

ヒーローたちの物語ということにちなんで、自身のヒーローを聞かれた3人。加藤は番組で共演しているオードリー・春日俊彰を挙げ、「ヒーローだなって本当に思います。絶対に忙しいと思うんですけど、いつも優しくて。バラエティーのこととかも、すごく教えてくださるので」と説明。さらに「体格もオールマイトみたいにがっしりされているし(笑)」と筋肉隆々な共通点を挙げ、メンバーを笑わせた。

一方、渡邊は「どんなときも自分のことを支えてくれる存在」と母親を、そして濱岸は「アイドルとしても、人間としても、すごく憧れている」とメンバーの齊藤京子の名を挙げた。

そして作中の推しキャラを聞かれると、加藤は電気の個性を持つ「上鳴電気(かみなり・でんき)くん」と回答。

「(使用する)ワット数をオーバーするとアホになっちゃうところがかわいくて。本当は勉強ができるはずで、そのギャップがキュンキュンします。おちゃらけてることも多いけど、仲間のために真剣に怒ったり、戦うシーンでギャップ萌えしました」

とその魅力を熱弁。

渡邊は「成長していく過程を見て、自分も強くなれた気がして」と主人公のデクを挙げながらも、「とにかくビジュアルが推し。金髪の子を無条件に好きになる」と、自身もコスプレをしたトガヒミコに心酔していた。

また濱岸は「『いつまでも見下したままじゃ、自分の弱さに気付けねェぞ』っていうセリフにキュンってして、好きになりました」と爆豪勝己(ばくごう・かつき)が自身の成長を垣間見せたシーンを発表。3人それぞれ、作品を読み込んでいる様子だった。

さらにイベントでは、3人がオリジナルの"個性"を発表。時間を操る「タイムループ」(渡邊)や「当たったものを全部牛タンに変えて食べれる」という「牛タンレーザー」(濱岸)などユニークな個性を発表するなか、加藤が出したのは「目の前にいる人をメロメロキュンキュンにさせる」という「メロキュン」。

「私はアイドルなのでたくさんの人に愛されたら、アイドルとして最高だなと思ってこの個性にしちゃいました。日向坂をもっと知っていただくには、自分もたくさんの方に愛されないとと思うので」

と説明。しかし、2人からは「史帆さんには必要ない」「もうあります」とツッコまれていた。

最後の「グループで一番個性的なメンバー」では、3人で協議した結果、「加藤史帆」に。「どこでも寝られる。どんな状況でも。ご飯を食べながら寝ているのを見たことがあります」と渡邊に暴露されるも、恥ずかしそうに「立ちながら寝られる。どこでも寝られる」と納得していた。

「僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH」は東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中。4月25日(日)から5月11日(火)まで一時休業。12日(水)以降の営業再開に関しては公式サイトより発表される予定。

■僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH
公式サイト:https://heroaca-ex.com/
公式Twitter【@heroaca_exhibit