看護師としても最前線で活躍する西野咲さん(左)と桃里れあさん

ワクチン接種が本格的に始まり、コロナ収束に向けて少しずつ希望が見えてきている今、医療現場で働く人たちはどんな気持ちなのか。看護師としても最前線で活躍する、ふたりの"二刀流グラドル"が本音トーク!

■仕事量は増えても給料は変わらない!?

――まずは看護師歴と職場を。

桃里 看護師歴6年目の桃里(ももさと)れあです。3年前まで大学病院で働いていましたが、グラビア活動が副業にあたるということで、今はコロナの後遺症も診察する都内のクリニックに勤務しています。

西野 看護師歴5年の西野咲です。私は企業立病院で3年間働いた後、大阪にある透析専門のクリニックに勤務しています。透析の患者さんって基礎疾患がある方なので、コロナ重症化のリスクが非常に高く、感染対策にはとても気をつけています。

――ぶっちゃけ、コロナ禍で業務はかなり増えてますよね。

桃里 患者さんが触れたものはすべて消毒するので、それだけでも業務は相当増えました。本当は消毒のためにもうひとり看護師が欲しいくらい。でも、それはできないから忙しいなかで回していくしかないんですね。

西野 例えば透析の患者さんに発熱があった場合、個室に隔離して透析を行なう上に、こちら側も感染対策を強化しないといけないので、労働自体はすごく増えています。体感的に仕事量は5割増しになった感じです。

――その分、給料も上がった?

桃里 それがまったく変わらないんですよ。

――あららら。時間が増えた分は手当がつくのでは?

西野 残業代はつきますが、ほぼ勤務時間内に終わらせるようにしているから大変なんです。

桃里 うちも同じですね。ちなみに、大学病院で働いている同期は、サービス残業は当たり前だって言ってました。

西野 大きな病院はどこも大変だと思います。私が同期から聞いたのは、病棟でコロナの患者さんが出ると緊急の患者さんを受け入れられなくなるので、稼働病床数が一気に減って、(収益が下がり)ボーナスが全然出なかったって。

――忙しい上に収入が減るのはつらい......。大学病院で看護師が集団退職したというニュースもうなずける話ですね。

桃里 私が前に勤めていた大学病院でも何人か辞めています。でも、人がいないからなかなか辞めさせてもらえなくて、退職するのでさえ大変だったって。

西野 大病院ほどコロナの対応が優先になりがちで、予定していた手術がどんどん延期になってしまったり。例えば、心臓や循環器系の手術はするけど、股関節の手術のような急を要さないものは後回しにされがちなんですね。だから、手術室勤務の同期は仕事が全然なくて、病棟にヘルプで入っていると言ってました。

――一時は医療現場のマスク不足も深刻でしたね。

桃里 うちは比較的、在庫はあったほうだと思います。ただ、いつマスクがなくなるかわからないので、ひとり一日1枚で在庫は金庫保管になりました。

西野 うちも一日1枚、師長から配布される感じでしたね。

――今、コロナの関心事といえばワクチン。副反応はどう?

桃里 私はすでに2回打ちましたけど、どちらも大きな副反応がなくてほっとしました。

西野 私は1回目は大丈夫だったんですが、2回目は翌朝から熱が出て、お昼には38℃を超えてました。アセトアミノフェンを1錠飲んだら37℃くらいまで下がって、次の日には平熱に戻りましたけど。

桃里 職場ではワクチンを打った5人のうち高熱を出したのはひとりだけ。あとは頭痛があった人がひとりいました。

西野 私の職場では男性7人、女性7人が受けたんですが、熱が出たのは男性はなし、女性は私を入れて5人。偶然の可能性もありますけど、女性のほうが高熱を出しやすいのかも。

――筋肉注射自体は痛い?

桃里 それが1回目は刺したのもわからないくらい無痛で、2回目は刺した瞬間から少し痛いかなっていうレベル。でも、インフルエンザのワクチンよりも全然痛くなかったです。

西野 私もまったく同じです。ただ、打った後は筋肉痛のような痛みが2、3日続きました。

桃里 私も打った場所に筋肉痛のような症状が出ました。腕が上がらないというか。実は1回目に打った翌日が撮影会で、ポージングが取れるか心配で。でも、アドレナリンが出たのか、なんとか乗り切れました(笑)。

――ワクチン接種が本格的に始まって、世の中的にも少し希望が見えてきた感じがあります。

西野 それはありますね。特に自分がワクチンを2回打った後は安心感というか、ものすごく気持ちが軽くなりました。

桃里 確かに。とはいえ、まだまだマスクは手放せませんが。

――コロナが収束したらやりたいことはある?

桃里 私は友達とお酒を飲みに行きたいです。

西野 実は私の祖母も透析をしていて、看護師という職業柄、感染リスクが高いので、しばらく会えていないんです。だから祖母に会いに行きたい。

――コロナ禍での看護師さんってストレスも人一倍たまりそう。

桃里 看護師って使命感が強い人が多いと思うんです。だから自分にうつるのはまだしも、自分が人にうつしてしまったらと考えたら不要不急の外出はほとんどしないし、感染対策もホントに気をつけていますから。

――それでは、少しだけグラドルとしての話もオナシャス!

桃里 私はFカップのバスト、55㎝のクビレ、90㎝の桃尻をウリにしています。キャッチフレーズは"日本一エッチな看護師"です(笑)。

――DVDやデジタル写真集は攻めまくってるもんね。

西野 私は89㎝のバストをとてもホメてもらえます。グラドルとしてはド新人ですが。4月から憧れの林ゆめちゃんと同じ「パシフィックレーシングチーム」でRQ(レースクイーン)をしています。

――美巨乳RQだ。では、最後に読者へメッセージを!

西野 看護師って本来は陰で人を支える立場なので、人前に立つグラドルの活動はとても新鮮で楽しいです。これからも全力で頑張りますので、ぜひ応援してください♡ それから、くれぐれも感染予防対策は万全に!

桃里 もともと私は医療の有益な情報を発信していきたいという気持ちがありました。それには、まず自分が知名度を上げることも大事だと思ったのが、グラビアを始めたきっかけのひとつです。今、私のSNSには、医療関係の情報とセクシーな画像の両方がありますので、ぜひチェックしてください。グラドルの水着を見れば、免疫力が高まるかもしれませんよ(笑)。

●桃里(ももさと)れあ
身長164㎝、B87 W55 H90。埼玉県出身。キャッチフレーズは"日本一エッチな看護師"。イメージDVDの『ももれあ』(スパイスビジュアル)、デジタル写真集の『yell』(Vol.1、2、双葉社)も大好評!

●西野 咲(にしの・さき) 
身長161㎝、B89 W60 H90。大阪府出身。25歳。「2021 PACIFIC PANTHER GIRL」のRQ。Fカップの美巨乳&程よい肉づきの美脚が武器。「日本レースクイーン大賞2021新人部門」にエントリー中!