2015年、当時15歳で『書くが、まま』にて映画初出演&初主演を果たし、映画イベント「MOOSIC LAB 2018」にて史上最年少で最優秀女優賞を受賞した若手女優・中村守里(なかむら・しゅり)が、7月12日(月)発売『週刊プレイボーイ30号』で初ソログラビア。アイドルグループ「ラストアイドル」を卒業し、女優として本格的に始動した彼女の活動に注目!
* * *
■いつかマネジャータイプの人になりたいって思ってます
――今回のグラビアは「合宿の思い出」がテーマでした。
中村 実は、今回撮影した場所って、ラストアイドル時代にダンスの練習で合宿に来た場所だったんですよ。テーマが"合宿"だって聞いたんで、「え、じゃあわざわざここを選んでくださったんだ!」って思ったんですけど、偶然だったって聞いて驚きました。
――守里さんに言われるまで気づきませんでしたよ。本当に偶然で。
中村 懐かしい気持ちになりました。あと衣装が全部、"青春"って感じでうれしかったです。素を引き出してもらえたと思います。
――守里さんの"素"ってどんな感じですか? 15歳のときに初の映画出演&初主演を務めた『書くが、まま』の主人公・ひなのをはじめ、静かで引っ込み思案、おとなしい役が多いですけど。
中村 小さい頃は、引っ込み思案でしたけど、今は"静かなコ"ではないですね。友達には「ゲラだね」って言われるし、ただ思ったことを言っちゃうからか、毒舌って言われますね。あと、色が白くて運動が苦手っぽい役が多いから意外だって言われるんですけど、新体操をやってました。足も速かったからリレーの選手で。
――グラビアでの設定のマネジャーというよりは選手タイプですね。
中村 マネジャーって気が使えて、人のために働いて、人の幸せを喜べる人。いつかマネジャータイプの人間になりたいですね。
――今は、選手タイプですか?
中村 うーん、新体操をやっていた子供の頃は負けず嫌いでしたね。でも今は、一番負けたくないのが"自分"になっていて。そこから人に対しての嫉妬はなくなりましたけど。人と比べて落ち込むのって、なんかもったいないなって。
――守里さんは、小学生のときに「家計を助けたい」と思って芸能界を目指したと聞きました。なんというか、芯が強いですよね。
中村 小3のときにお父さんが亡くなってしまって、お母さんひとりで大変そうだったから。「子供でも家の役に立てるのは芸能界なのかな」って小5のときに思ったんです。今振り返るとわれながら偉いなって(笑)。
正直、芸能界=稼げる、とかはわからなかったですけど、お父さんも芸能とかテレビが好きだったので、そういう仕事をしたら喜んでくれるかなっていうのもありましたね。
――当時は何をしたかったんですか? やっぱり女優さん?
中村 当時の自分の性格的に「女優は向いてるかも」と思いました。自分から前に出るほうじゃなかったので、「役をもらえば違う自分になれるかな」って。
――どうですか? 今、歩いている女優への道は。
中村 いろいろな方に会えるのがすごいなって思います。でも演技にいつも悩んでますね。いろんな人に聞くと必ず、「お芝居のことが理解できたらやめていいよ」って言うんですよ。だから「あー、一生、悩むんだー。仕方ない」って思ってます。
――その覚悟。女優ですね。
中村 全然ヘタなんですけどね(笑)。でも、いろいろな役をやらせてもらって、違う自分になれて。その世界にいれて楽しいです。
――ある意味グラビアも"演技"な部分がありますが。
中村 どこかしら通じてる気がします。今日も、「今、私は自分じゃない」って思う瞬間がありました。水色の水着で窓の外から部屋の中にいるカメラマンさんのほうを見上げてたとき。誰も見ていない、すごく明るい空の下、静かな空間が流れていて、すごく居心地がよくて。いつもとは違う世界でした。この瞬間、すてきだなって思いました。
――いいですね。では次回、どんなグラビアがしたいですか?
中村 次回はBBQをしたいです。お肉と一緒に写りたい!
――な、なるほど! "楽しい雰囲気"も一緒に写るわけですもんね。
中村 はい! ......って食べたいだけなんですけどね(笑)。
(スタイリング/大橋みずな ヘア&メイク/田村直子[GiGGLE])
●中村守里(なかむら・しゅり)
2003年6月14日生まれ 東京都出身 身長164.5cm 血液型=O型
◯2020年にアイドルグループ「ラストアイドル」を卒業し、女優として本格的に始動。昨年公開の映画『アルプススタンドのはしの方』やNHK特撮ドラマ『超速パラヒーロー ガンディーン』が話題に。今年10月には、ショートムービー『YEN』でダブル主演のひとりを務める。
公式Twitter【@Nakamura_Shuri】
公式Instagram【@nakamura_shuri】
★中村守里デジタル写真集『メモリーズ』
本誌のアザーカットをパッケージしたデジタル写真集が『週プレ グラジャパ!』ほか主要電子書店にて、7月12日(月)から配信! 価格880円(税込)
★誌面には載せきれなかった秘蔵グラビアや撮り下ろしムービーは『週プレ プラス!』をチェック!