デジタル写真集『となりの操』(撮影/藤本和典)より

『週刊プレイボーイ』が運営するグラビアコンテンツサービス『週プレ グラジャパ!』で新しく始まったサブスクリプションメニュー『週プレ プラス!』。その中のコンテンツ「+コラム」で、『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』を配信中!

グラビアライター・とりと『グラジャパ!』スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を"女子目線"で語る連載だ。

第14回は、マッチングアプリの広告への出演で注目を集め、現在は女優、声優として活動中の上田操(うえだ・みさお)について。「"マッチングアプリのあのコ"、上田操の反り腰が放つ"圧倒的彼女感"」。コラムの一部を抜粋して紹介!

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金髪 2019年、マッチングアプリ『YYC』の広告モデルとしてSNSで注目を集め、週プレで初グラビアを飾った上田操さん。現在は女優、声優業を中心に活動されているけど、今なおグラビアファンからの人気も根強い女のコですよね。

とり 『週プレ グラジャパ!』では、『となりの操』『となりの上田さん』『となりのみさおっち』と3作のデジタル写真集が発売されています。不思議なタイトルですよねぇ。私はこの3作のタイトルを並べてみたとき、名前の呼び方で、上田さんとの距離感をそれぞれ表しているように感じました。

金髪 その見方は面白いですね。なかなか3作似たようなタイトルで出されている写真集もないですし、この3作特有の楽しみ方ができそうな気がします。

とり まず『となりの操』。私はこの「操」という呼び方から、いちばん"何でもない関係性"を想像しました。

金髪 どちらかというと、下の名前を呼び捨てするってかなり親しい関係性のようにも感じますけどね。私は「操」って呼んでいる誰かを想像したときに、長年付き合っている年上の彼氏がそう呼んでいるんじゃないかなって思いました。

とり なるほど。呼び方から想像するイメージも人によって違うみたいですね(笑)。多分、私自身あまり親しい人を下の名前で呼ぶ習慣がないから、"何でもない関係性"だと感じたのかも。特別な関係性ではない相手を認識するときに、フルネームで「上田操」と捉える感覚と言えば伝わりますか?

金髪 芸能人の名前をフルネームで呼ぶ感じ?

とり まさにそんな感じです! そのイメージから『となりの操』は、自分が本当に体験したかどうか定かではないチグハグな記憶を繋ぎ合わせた写真集だと解釈しました。"何でもない関係性"なのに、自分のなかで勝手に親近感を抱いている上田さんとの在りもしない思い出。

特に、この『となりの操』の一枚目に収録されているカット。結構インパクトがありませんか? 例えば、映画でクライマックスシーンから始まり、回想しながら物語が進んでいく演出があると思うんですけど、このカットを見たときに、それに近い導入だと感じたんですよね。「なぜ、今、上田操とこんなことになっているんだろうか......」というところから、記憶を掘っていくみたいな。

金髪 私も、この一枚目は気になりました。早速服が乱れていますし、その前にも何かあったんじゃないかなぁ?って。

とり 事実を確かめるためにページをめくっていくものの、どの記憶も曖昧で不確か。というのも本作は、後に紹介するほかの2作に比べて、衣装が替わるごとに、シーンも断片的に切り替わっているような印象を受けたんですよね。連日の出来事ではなく、2週間に1回ペースで会っていたくらいの時間差があるような気がしたというか。

金髪 2週間に1回ペースって、どういうこと?

とり いわゆる中距離恋愛的な関係性ですかね。間隔を空けて会っていたからこそ、実体験なのか勝手な妄想なのかが曖昧になっているのかなぁと。もしかしたら本当の出来事かもしれないし、全くの無実かもしれない。

まぁ、恐らく妄想が過ぎて、実際の思い出だと錯覚してしまっているんでしょうね。タイトルから感じた通り、ただ「上田操」という存在だけが記憶の中にある写真集という風に捉えました。

金髪 なるほど。またまた、とりさんの妄想全開ですね(笑)。では『となりの上田さん』はどうですか? 私は「上田さん」と呼んでいることから、相手は奥手な人で、"上田さんの方がその人を惑わしている"関係性だと思いました。

デジタル写真集『となりの上田さん』(撮影/唐木貴央)より

とり 私の想像も似たような感じです。上田さんが惑わしているというより、互いに他人行儀な関係性という印象ですが。特にこのカットですね。若干照れつつも、他人行儀な相手に対する愛想笑いをしているように見えました。そんな関係性の二人が一緒に旅館に泊まっているんですよ。シチュエーションとしては、だいぶ謎です。そこで私は、『となりの上田さん』では「上田さん」呼びから始まる"大人な恋愛"を描いているのでは?と読み取ってみました。

金髪 "大人な恋愛"って?

とり 若い頃って、大体みんな恋愛が下手じゃないですか。それが30歳以降ですかね。大人になるにつれて、だんだん駆け引きが上手くなっていくと思うんですよ。とはいえ、私自身が"大人な恋愛"をしたことがないので、完全なる妄想に過ぎないんですけどね(笑)。

金髪 確かに。私のイメージした"惑わせる"とは少し違うかもしれないけど、この『となりの上田さん』で見られる上田さんの表情は、どことなく余裕があるというか、駆け引きが上手そうな感じがします。

とり 近くなったかと思えば、スッと遠のいたりして「この人には、どれだけ自分を出していいのだろうか」と測りながら、じわじわ距離を縮めていくような恋愛関係。しかし最後の方になると、上田さんの表情がどんどん大胆になっていきます。"大人な恋愛"と言っても、当時の上田さんは25歳。押して引いての駆け引きばかりじゃ物足りず、「本当はもっと自分を曝け出した恋愛がしたいんだ!」と欲望が溢れ出したラストなのかなぁと想像しました。

金髪 最後は『となりのみさおっち』。私は「みさおっち」というキャッチーなネーミングから、どことなく親近感のあるキャラクターっぽいイメージを持ちましたけど、とりさんは?

デジタル写真集『となりのみさおっち』(撮影/藤本和典)より

とり 私は、子どもの頃から知っている"幼なじみの距離感"だと感じました。特に前半はこのカットのように、親しみのある笑顔をたくさん見せてくれているのに、途中から急に目つきが変わって、妙に艶かしいポージングを見せ始めるんですよね。子どもの頃からずっと一緒にいたはずなのに、「あれ、みさおっち? そんなに腰をひねって、一体どうしたの......?」と、今まで見たことのない姿に、だんだん動揺していくという写真集なのかなぁと。

金髪 男女の幼なじみだと、そういうハプニングもありそうですよね。「昔は一緒にお風呂に入っていた仲なのに」みたいな(笑)。

とり そうそう。ずっと近くにいても全く知らない一面があったりするものですよね(笑)。それにしても、私と金髪さんで、こうも名前による印象が違うとは。面白いですねぇ。きっと人それぞれ、名前から感じ取る関係性がまた違ってくるはず。ユニークなタイトルがついた写真集なので、みなさんもぜひ、名前の呼び方から想像力を膨らませて見てみてください!

『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第14回「"マッチングアプリのあのコ"、上田操の腰反りが放つ"圧倒的彼女感"」より抜粋(記事の全文は『週プレ プラス!』にて、会員限定でお読みいただけます)

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