豆柴の大群・カエデフェニックス(左)と、豆柴の大群・アドバイザー(元プロデューサー)のクロちゃん 豆柴の大群・カエデフェニックス(左)と、豆柴の大群・アドバイザー(元プロデューサー)のクロちゃん

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)内企画から誕生した豆柴の大群・カエデフェニックスの初ソロ水着グラビアを記念して、アドバイザーのクロちゃん(安田大サーカス)との対談が実現! 番組だけでは追いきれないクロちゃんの悪行が暴かれる!?

*この対談は、『週刊プレイボーイ30号』(7月12日発売)に掲載されたものです

■手汗おにぎり希望は下心ではなく親心!?

――カエデさんの初ソログラビアを記念した対談になります!

クロちゃん(以下、クロ) (写真を見ながら)うわぁ、水着じゃん! 『恋のかけ算 ABCDEFG』のMV撮影のときは、あんなにいやがってたのに。

カエデ あのときは、「クロちゃんに脱がされてる......」って感じがいやだっただけです! 今、目の前で水着の写真を見られてるのもいやですけど(笑)。

クロ 写真のカエデを見てから目の前のカエデを見るのがいい? それともその逆がいい?

カエデ どっちもいやです!

『週刊プレイボーイ30号』より(撮影/藤本和典) 『週刊プレイボーイ30号』より(撮影/藤本和典)

クロ (無視して掲載写真を見ながら興奮気味に)いいよ、すごくいい! なんか「MONSTER IDOL」(『水曜日のダウンタウン』内企画)のときのカエデが戻ってきた感じもする! 坂道系の清楚(せいそ)さもあるんだけど、金髪でギラギラした感じ。あれがたまらなく良くて好きだったから!

カエデ じゃあ、今は私のこと好きじゃないんですよね?

クロ 今も好きだけど、娘として好きっていう感じだしん!

カエデ 娘として!?

クロ (スルーして)顔ばっか見てたけど、育乳中のおっぱいもいいなぁ。あ、お尻もいい!

カエデ 今、「いいなぁ」って言いながら、写真のおっぱいのところを触ってましたよね......。

クロ た、たまたまだしん......。

カエデ たまたまでも、もう触らないでください!

『週刊プレイボーイ30号』より(撮影/藤本和典) 『週刊プレイボーイ30号』より(撮影/藤本和典)

――今回のグラビアは、カエデさんのポンコツキャラにフォーカスして、「七転び八起き」をテーマにしました。

クロ いいテーマだと思いますよ。カエデのアイドル人生が七転び八起きそのものだし! それにしても、グラビアではこんなにいろんな表情をするんですねぇ。俺の前では、苦虫を噛(か)み潰(つぶ)した顔か疑心暗鬼の表情、あとは固まった笑顔の3パターンくらいしか見せないのに。

カエデ それは、クロちゃんとはいろいろあったので、今もトラウマがあるからです。怒りというかわだかまりというか。

クロ 全部言いなさいよ。ぶつけてくれたほうが、俺もいろんなことをカエデにできるから。

カエデ いろんなことって、どんなことですか(笑)。

クロ いいから、言いなさい!

カエデ LINEで、たまに下心が見え隠れするのがいやです!

クロ し、下心は全然ないよ。

カエデ 私の手汗で握ったおにぎりが食べたいとか、LINEで送ってくるじゃないですか!

クロ あーあーあー。それは、娘に対する親心だしん!

カエデ どういう意味ですか?

クロ 前に「おにぎり作って」って頼んだら、「緊張してうまく握れないから無理です」って言ってたでしょ? だったら、その緊張で出てきた汗で握ればいい。別に塩とか使わなくても、緊張したまま握ってくれたらそれでいいんだよっていう親心!

――決して下心ではないと。

クロ 違う、違う! だって、親だったら娘におにぎり握ってほしいものじゃないですか。

カエデ 親心なんてまったく伝わってこない、気持ち悪い文面でしたよ......。本当に、私に恋愛感情はないんですか?

クロ ないっ。アイドルとは恋愛しないっていうのが、ずっと変わらない俺の鉄の掟(おきて)だしん! カエデがもしどうしても付き合ってほしいって言うなら、豆柴を辞めてもらわないと!

カエデ どうして上から目線なんでしょうか(笑)。

クロちゃんにカメラを渡してみたところ、ノリノリで寝転がり、「踏みつけるように!」と指示を出し始めた クロちゃんにカメラを渡してみたところ、ノリノリで寝転がり、「踏みつけるように!」と指示を出し始めた

■今の自分がいるのはクロちゃんのおかげ

――ほかに不満は?

カエデ 豆柴の大群のメンバーは、クロちゃんにLINEすると終わらないって言ってます。スタンプを送っても、それにまた返してくるって。

クロ え? スタンプは終わりの始まりじゃないの?

カエデ スタンプは、「もう話したくない」の合図ですよ。

クロ へ!? 話したくない?

カエデ あ、「もう話したくない」じゃなくて、「もう寝ます」っていう意味です!

クロ LINEを返さないってことは、仕事をサボってるのと一緒だからね! これからはちゃんと返すように!

カエデ 暴論だ......。

――クロちゃんは豆柴の大群のプロデューサーからアドバイザーになりましたが、変化は?

カエデ アドバイザーになってから、すごく穏やかで優しいおじさんになりました。

クロ おじさんじゃなくて、カエデの親だしん!

カエデ (無視して)アイドルをプロデュースすることが決まったときのクロちゃんは、目がバッキバキにキマってて、めちゃ怖かったんですよ! この人はヤバい人だと思いました。

クロ えっ、何それ、初耳だけど!?

カエデ プロデュースできることを知るまでは戸惑ってたのに、急に「俺が全権持ってるから!」って言いだして。権力を持たせちゃいけないタイプだなって(笑)。

クロ 最初の頃のカエデがクールビューティに見えていたのは、もしかして引いてたから?

カエデ そうかも(笑)。でも、今はすごく優しいアドバイザーとして尊敬しているし、クロちゃんに認められることで、私は豆柴の大群にいていいんだなって思えています。

クロ じゃあ、手汗で......。

カエデ それは絶対にいや!

クロ 脇汗でもいいしん!

カエデ もう聞きたくない(笑)。

クロ 美しい涙でもいいしん!

カエデ 万が一のときは「伯方(はかた)の塩」で握りますね♡

●カエデフェニックス(KAEDEPHOENiX)
1998年10月4日生まれ、北海道出身。「MONSTER IDOL」では、クロちゃんに「彼女にしたいから」という理由で最終オーディションで落とされるも、その後正式に豆柴の大群のメンバーに

●クロちゃん(Kurochan)
1976年生まれ、広島県出身。安田大サーカスのボケ担当。豆柴の大群結成当初はプロデューサーとしてやりたい放題するも、その後『水曜日のダウンタウン』の企画に敗れ肩書を剥奪。今はアドバイザーとして支える