10月11日(月)発売『週刊プレイボーイ43号』では現在、注目度急上昇中の若手ホープを週プレ初撮り下ろし。
恒松祐里(つねまつ・ゆり)×ホテル。光と影の競演。強さと美しさを兼ね備えた個性派女優が眩い輝きを放ちながら、瞬く間にスターへの階段を駆け上がる。
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■同年代の女優の活躍に焦る時期もあった
――週プレ初登場です。グラビア撮影の感想を教えてください。
恒松 スタッフさんが全員女性だったので、女性目線での美しさを存分に引き出してくださったと思います。出来上がった写真も光のバランスが美しかったです。
――妖艶な写真でしたが、ご自身のチャームポイントは?
恒松 口元のふたつのほくろです。これで私と認識してくださる方も多いです(笑)。
――『全裸監督 シーズン2』のヒロイン役や『おかえりモネ』への出演で注目を集めていますが、子役出身で芸歴はすでに15年。つらかった時期は?
恒松 とにかく芝居が好きな気持ちは一貫しています。ただ、学生時代から仕事や放課後の事務所のレッスンで、学校の友達と深く関われなかったことは少し残念でしたね。
――青春を謳歌(おうか)できなかった。
恒松 それは確実にありますね。だから青春映画の撮影で疑似青春したり(笑)、(事務所の)アミューズキッズという部署で一緒に育った仲間と過ごした日々が青春でした。
――女優業が多忙でも、高校の成績はトップだったそうですね。
恒松 テストは、教科書の内容をしっかりと覚えておけばよかったので、台本を覚える感覚で教科書を丸暗記してたらトップになれました。
――マジメ! お芝居にも真摯(しんし)な姿勢を持っている印象を受けます。
恒松 子役時代は感覚でやっている部分も多かったのですが、それだけじゃ上を目指せないと思い、中高生くらいから役柄を深掘りするようになりました。自分に与えられた役は自分しか演じるチャンスはないので、事前の役作りの準備期間はすごく大切にしています。
――話題作への出演も続き、はた目には順風満帆に見えるのですが、ご自身的にはどうですか?
恒松 高校卒業したての頃は、同年代の広瀬すずちゃん、橋本環奈ちゃん、親しいところだと葵わかなあたりがどんどん主演級で活躍し始めていてとても焦っていました。でも、焦ってもしょうがないと地道にやっていたら私にもチャンスが来て。
今は少しずつですが新しい階段を上り始められている実感があって、演じていてすごく楽しいです。たぶん、18、19歳でこの流れが来ていてもうまくこなせなかっただろうし、むしろ今で良かったなって思います。
――目指す女優像は?
恒松 私は脇役で個性を出すのが得意だと思っているのですが、主演も脇役もこなせる女優になりたいと昔から思っています。それと、『アベンジャーズ』のような大作にも出るけど、『マリッジ・ストーリー』といったリアルを求めた作品にも出るスカーレット・ヨハンソンみたいに、万人受けする作品で印象を残しつつ、いろいろな映画に対応していけるようになりたいです。
――挑戦したい役柄は?
恒松 子供の頃から『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』といった海外のスパイドラマに憧れがあるので、スパイとして戦う女性をやってみたいです。自分しか知らない情報を持っているってカッコよくないですか?(笑)
――小さい頃からいろいろな作品を見てるんですね。
恒松 父が芸術や音楽がすごく好きで、WOWOWの海外舞台などいろいろな映像作品を一緒に見るのが日課でした。母も手芸など身近でできる創作活動が大好きで、よく教えてくれます。
――ご両親から愛されてますね。
恒松 そうですね。父なんて、私の写真と干支(えと)を組み合わせた年賀状を毎年作ってくれていました。こだわる年だと、3Dで私が浮き出るようにしたり(笑)。
でも大変だからって私が20歳のときに作るのをやめちゃったので今は自分で作っています。来年の分ももう作り始めています。父のものほどこだわれませんが(笑)。
――いつかお父さん以上の力作を期待してます!
(スタイリング/清水けい子[アレンジメントK] メイク/佐々木貞江 ヘア/山本リエコ[TWIGGY.])
●恒松祐里(つねまつ・ゆり)
1998年10月9日生まれ 東京都出身
身長158.5cm 趣味=羊毛フェルト
〇10月23日(土)21:00より放送の土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話 2021特別編』(フジテレビ系)に出演予定。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(月~土曜8:00~)、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督 シーズン2』に出演中。写真集『月刊 恒松祐里 優』(小学館)が好評発売中。
公式Twitter【@Yuri_Tsunematsu】
公式Instagram【@yuri_tune】
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