10月2日放送の『キングオブコント2021』(TBS系)で歴代最高得点を記録し、第14代王者に輝いたお笑いコンビ「空気階段」。歓喜から一夜明けたチャンピオンのおふたりを直撃! 「サイコゥ! サイコゥ! サイコゥ!」な喜びの声をどうぞ。
■過保護の水川かたまり、ギャンブル英才教育の鈴木もぐら
――優勝おめでとうございます!
鈴木もぐら&水川かたまり ありがとうございます!
――優勝直後からお祝いの連絡が殺到しているんじゃないですか?
かたまり 両親と妹からLINEが来てました。お母さんは「珍しく、うれしくて涙が出てきた」って。
――水川さんは長い間、ご両親から仕送りしてもらっていたんですよね。
かたまり 大学進学で上京してから、芸人になって8年目ぐらいまでの10年間で、だいたい1200万円ぐらいもらいましたね。
――それは返すんですか?
かたまり 感謝の気持ちはあるので、返すというより、あげようかなと。
――いくらぐらい?
かたまり 今はもう全額、1200万円いっちゃおうかなという気持ちになってます。
――1200万円!?
かたまり そんなに持ってないんですけど......。
もぐら おまえ、俺の分の賞金もいっちゃおうとしてるだろ(笑)。
――芸名を決めるときにお母さんに相談したそうですね。
かたまり はい。お母さんに「どんなのがいいかな?」って聞いたら、「あなたは子供の頃によく部屋の隅っこで固まってたから、『かたまり』がいいんじゃない」って言われて。すごくしっくりきたのでそうしました。
――助言どころか命名がお母さんだったんですね。
もぐら 水川はバイトの相談もお母さんにするんですよ。警備員のバイトを始めたときにガラガラの駐車場で働いていて、そのことをお母さんに話したら、「急に車が走ってきてひかれたら危ないから辞めたほうがいい」って言われて。それで「わかった」って辞めたんですよ(笑)。
――なかなかの過保護ですね。
もぐら あと、水川は今年、車の教習所に通いだしたんですけど、免許を取っていいかどうかもお母さんに聞いてましたからね。もう30歳を超えてるんですよ。
かたまり 18歳のときに一度、お母さんから「ダメ」と言われたことがあったので。
もぐら 法律で許されてるから聞かなくてもいいでしょ。
――18歳だと若いから、「なんで免許取っちゃダメなんだよ!」って怒ってもおかしくないですよね。
かたまり お母さんにそんな口を利いちゃダメです。
――もぐらさんはご家族からの祝福はありましたか?
もぐら 親から「おめでとう」という連絡は来ました。
――もぐらさんのギャンブル好きはお父さん譲りと聞いたのですが。
もぐら 5、6歳の頃、職場の事務所に連れていかれて、そこで座布団広げて親父が花札やってました。あとは3、4歳ぐらいのときにパチンコ屋さんに連れていかれて、スロットの目押しの練習をさせられてました。
――ギャンブルの英才教育じゃないですか(笑)。
もぐら 親父の「7、7、7」って声に合わせて、僕が押すんです。親父から教えてもらったのはそれだけですね(笑)。
――くしくも、もぐらさんは今3歳のお子さんがいますが、教えたり?
もぐら それはさせてないですね。今は店に(子供を連れて)入れないですから。でも、スロットの台を買って自宅で打たせるのはいいかもしれないですね。
――奥さんはお子さんをアメリカンスクールに通わせたいと言ってるのに大丈夫ですか?
もぐら そうなんですよ。あ、じゃあ、カジノ系のギャンブルを鍛えていくのがいいかもしれませんね(笑)。
■配信チケットを1万枚売り上げたライブのギャラは?
――1本目のネタは歴代最高得点「486点」を叩き出しましたが、あのネタができたのはいつだったんですか?
かたまり 今年はこの大会に向けて、毎月ネタを3本ずつ下ろすライブをやり続けてきまして、あのネタもそこでできました。
もぐら ライブ中のウケもよかったし、すごく好きなネタだったので。
――ひとつ前のザ・マミィがウケていて、これまでなら「もうダメだ」となえていたのに今回は余裕があったそうですね。それはどうして?
かたまり 全組ウケてたので、自分たちもウケるだろうという感覚だったんです。だから、珍しくどしんと構えてできましたね。
――今後の目標は?
かたまり 単独ライブの全国ツアーをやっていきたいです。
もぐら 僕もコントを突き詰めていきたいですね。それで最終的には1本100万円くらいのギャラをもらいたい(笑)。
――今年2月の単独ライブは配信チケットが1万枚以上売れましたが、ギャラもすごかったんじゃないですか?
もぐら そうですね。メリーゴーラウンドの馬1頭買えるぐらいですかね。
――わかりにくいですね(笑)。あの馬がいくらぐらいなのか想像つかないですよ。
もぐら 理想は日曜日だけネタして、残りの6日間は昼から酒を飲んだり、パチンコをしたりしたいですね(笑)。