シングル『君とどこかへ行きたい』でセンターを務める"なっぴ"こと運上弘菜（うんじょう・ひろな）が、１０月２５日（月）発売『週刊プレイボーイ４５号』のグラビアに登場。ある夏の日、そんな彼女を連れ出して海へ行った小さな旅の記憶。
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■センターとしてグループを引っ張る人に
――今回は「儚（はかな）さ」がテーマでしたが、運上さんはいつから儚いといわれるようになったんですか？
運上 研究生の頃に劇場公演を見に来てくださった宮脇咲良さんが、緊張で泣きそうな顔をして踊っている私を見て「儚い！」って。それをラジオで言ってくださって、広まりました。昔からステージで笑うのが苦手で、もっとアイドルらしくキャピキャピできたらと思うんですけど。
――最近はステージ上で変顔をしたり、だいぶ積極的になってきたと聞きますよ。
運上 素が出せるようになったんです。もともと楽屋では同期からうるさいと言われていて、ギャグを言って面白くないと怒られたり（苦笑）。握手会もテンションが高くて、初めて来たファンの方に「こんなに元気なんだ！」ってびっくりされます。
――そうなんですね！ そして撮影中は顔の角度や写りをすごい気にしてましたが。
運上 右顔の写真写りがすごい苦手で自信がないんです。なので自撮りは左から撮るし、右の顔は髪で隠したり。いつも同じ画角なので、ファンの方から握手会で「右の顔に何かあると思った」と言われたりしました（笑）。どんな方向から撮られてもいいようにならないといけないんですけどね。
――運上さんはＨＫＴ４８のシングルで２作連続センターを務めています。
運上 ファンの方の応援があってこそですよね。私は４期でグループの中では後輩になるんですけど、センターとしてしっかりしなきゃって場面がたくさんあって。咲良さんからは「先頭にいるんだから、先輩後輩関係なく『立ち位置違うよ』とか、言えるぐらいにならないとダメだよ」って言われたり。
――言えないんですか？
運上 先輩方が言ってくださるからいいかなって思っちゃうんです。でも選抜に入る後輩も増えたし、言えるようにならなきゃなって。
――自分はどんな性格だと思いますか？
運上 いろいろと考えすぎちゃうタイプです。ひとりでご飯を食べられない。店員さんから「なんでひとりで来てるんだろう」と思われてないかなとか。服を買いに行っても、店員さんに話しかけられるのが苦手でずっとイヤホンしてます。
――プライベートでは他人とコミュニケーションをまったく取らないんですね。昔からそう？
運上 小、中学校は堂々としていて、クラス委員に立候補するぐらいだったんですけど、ＨＫＴ４８に入ってから臆病になっちゃって。
私は北海道の小さな町出身で、博多はすごい人が多いじゃないですか。引っ越したばかりの頃は、田舎者だというのがバレるのがいやで、地下鉄に乗らずに電車で１０分の距離を１時間歩いてみたり。
――乗ればいいじゃん！
運上 あの頃は、そもそも改札を通ったことが人生で修学旅行の２回ぐらいしかなくて。失敗が恥ずかしいから、乗れるまでに１ヵ月ぐらいかかりました。でも乗るようになってからも椅子に座れなくて。向かいの人と目が合ったらどうしようって。しばらく端っこで立ってました。
――あまり気にしなくて大丈夫だと思いますよ。最後に今後の野望はなんですか？
運上 まだピンとくるものがなくて。ＨＫＴ４８に入ろうと思ったきっかけは、テレビでアイドルを見ていたことと、地元から抜け出したかったからで、特に長所もないんです。私のことを見つけてくださったファンの方のおかげでセンターに立たせていただいたので、この先は何をしたらいいのか......。
――前向きに考えましょう。
運上 そうですね。ＨＫＴ４８がデビューして１０周年を迎えるんですが、先輩たちが卒業して、私たち後輩だけでグループを背負っていくときが必ず来るので。今の１期生さんみたいに盛り上げることもできるし、引っ張ってもいけるような人になりたいと思います。
（スタイリング／米丸友子 ヘア＆メイク／山下景子）
●運上弘菜（うんじょう・ひろな）
１９９８年８月９日生まれ 北海道出身 身長１５５ｃｍ 血液型＝Ｂ型
ｎｉｃｋｎａｍｅ＝なっぴ ＨＫＴ４８ ＴｅａｍＫⅣ
○『オケハザマってなんですか？～弐ノ陣・版図拡大～』（ＲＫＢ毎日放送、毎週火曜２５：２５～）に出演中。ＨＫＴ４８として４年ぶりの２ｎｄアルバムが１２月１日（水）に発売予定。
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