モーニング娘。の元メンバーでタレントの後藤真希(ごとう・まき)の10年ぶりになる写真集が今月29日に発売される。年齢を感じさせないボディラインから"奇跡の36歳"と呼ばれる彼女の本音に迫る!
11月22日(月)発売『週刊プレイボーイ49号』では、写真集より未収録カットを独占先行公開。待ちに待った"封印ボディ"が再び解き放たれる。
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■ラテンだけどラモスじゃない
――写真集の発売は実に10年ぶりになるけど、刊行に至る経緯は?
後藤 最初にお声がけいただいたときは「エッ、私? なんで今?」って衝撃を受けたんです。出していいのかな......みたいな不安もちょっとあったんですけど、今回の写真集と10年前のを見比べてみて、また違った今の自分を残せるのはありがたいことだなって思えるようになりました。
――抜群のスタイルに透明感も健在で、より美しさに磨きがかかっている印象を受けました。
後藤 今回はけっこう、出すところを出しているような感じがします(笑)。正直、ボディラインは昔のほうがよかったかもしれないですけど、表情も含めて本当に自然体の自分を出せたと思ってます。
10年前の写真集ではちょっと大人ぶろうとしていたり、少しとがった表情をしているなっていうのが自分ではすごくわかるので、今回はより大人になった私を見ていただければと思います。
――ラモス(?)というタイトルはご自身でつけたとか?
後藤 ラムスです(笑)。
――ごめんなさい。ラモスじゃなかった。
後藤 それ、元サッカー選手の方ですよね。今、顔が浮かんできました(笑)。
――失礼しました。あらためてラムスの意味は?
後藤 ラテン語で「枝」っていう意味です。年月を経て変化していく枝を自分に置き換えて、ファンやスタッフ、家族など、応援してくださる皆さんの愛情を受けてどんどん成長できたよ、という意味合いでつけました。確かにラモスさんもラテンぽいですけど、今回の写真集には出てきません(笑)。
――後藤さんというと13歳でモー娘。デビューしたときはちょっとした社会現象というか、その衝撃が忘れられないんですが、今の後藤さんから見て、当時の自分をどう思います?
後藤 怖いですよね。見た目や雰囲気を含めて「なんだこのコ!」って思います(笑)。
――具体的にどのあたりが?
後藤 だって中学2年生で髪の毛があんなに明るくて、ギャルメイクで、さらに日焼けサロンですごく焼いていて。先輩とかに敬語を使いなさいって言われても、その返事が「うん、わかった」みたいな(笑)。
――でも13歳だと仕方がないですよね。
後藤 スタッフさんにお説教されてる最中も頭の中は夜ご飯のことでいっぱいで、「で、ご飯はいつ行くの?」って聞いたり(笑)。今、考えるとよくみんなにキレられずにやってこれたなって思います。
――当時のモー娘。って、比較的清楚(せいそ)な印象でしたよね?
後藤 そうなんです。カラーリングとか濃いメイクはNGで、移動中はミニスカートもダメだったと聞きました。そんななか、パンツが見えるくらいの超絶ミニスカートで、金髪の私がいきなり入ってきたからメンバーはみんなひっくり返ったみたいで。
――周りの友達もさぞかしビックリしたのでは?
後藤 子供の頃から歌手になりたいとは思っていたものの人前に出るのは苦手で、オーディションに応募していることも友達には内緒にしていたんです。だから「夏休み明けたらいきなりモー娘。になってた」って驚かれました(笑)。
■ホテルの廊下で辻&加護コンビが......
――今だから話せるハロプロ時代の衝撃エピソードをひとつ教えてください。
後藤 モー娘。時代はツアーで一年中、全国を回っていたんですけど、ホテルに入ったら基本、部屋から出るのはNGで、ひとりでルームサービスを食べて寝るのが決まりだったんです。でもハロプロ全体とか大人数のライブのときはホテルのワンフロアがハロプロで埋まるので、メンバーの部屋に遊びに行ったりできるのが楽しくて。
そういうとき、辻と加護は廊下でずっとでんぐり返ししているんですよ(笑)。ふたりしてコロコロコロコロ。マジで子供だな、かわいいなって思いました(笑)。
――当時はお休みなんてなかったですよね?
後藤 そうですね。モー娘。に入る前は日サロに通っていたんですけど、入ってからは行くヒマがなくなって、おかげでどんどん白くなっていきました(笑)。
――どこかで目にしたんですけど「ゴマキ」という愛称、ご本人はあまりしっくりきていないとか。
後藤 そうなんですよ。ファンの方はずっと「真希ちゃん」とか「ごっちん」と呼んでくださっていて、そのほうが落ち着くんですよね。世間一般には「ゴマキ」が定着している感じですけど、自分的には「う~ん、ゴマキか......」みたいな感じで最初から違和感はずっとあります(笑)。
――写真集発売に加えて、11月28日と12月5日は久々に有観客のライブも復活されますが、お仕事での今後の展望は?
後藤 今までありがたいことに、いろいろなことをたくさんやらせていただいているので、これをやりたい!というのがはっきりあるわけではないですが、ずっと「歌っているのを見たい」と言ってくださるファンの方も多いので、そういう活動は続けていきたいです。あとはファンの方たちが楽しんでくれるようなことはしていきたいですね。
――一時期、女優業もされていましたよね?
後藤 そうでしたっけ(笑)。やってみてわかったんですけど、ミュージックビデオで自分を見せるのはできるんですけど、役に入るって作業が本当に難しくて......。そう言いつつ韓国ドラマはすごい好きで、ああいうヒロインには憧れるので、姫みたいな役でセリフ少なめなら挑戦したい気持ちもちょこっとあります。
――最後に写真集を楽しみにしているファンにメッセージを。
後藤 写真集がどういうふうに評価されるんだろうと思うと不安もあるんですけど、楽しみにしてくださる方が少なからずいてくださるので、すごく元気をもらっています。
最近になって私のファンになってくださった方には「なんで今ファンになってくれたの!?」って聞いてみたい気持ちもありますし、今回の写真集もどのページが好きか興味があるので、読者の方に聞いてみたいです。
●後藤真希(ごとう・まき)
1985年9月23日生まれ 東京都出身 身長160cm
○13歳で衝撃的なデビューを遂げ、その後「モーニング娘。」をはじめとするハロプロメンバーとして人気を博す。約10年ぶりの有観客ライブ「後藤真希 Billboard Live 2021~Reply~」11月28日(日)にビルボードライブ大阪、12月5日(日)にビルボードライブ横浜で開催予定。
公式Twitter【@gotomaki923】
公式Instagram【@goto_maki923】
公式YouTubeチャンネル『ゴマキとオウキ☆』『ゴマキのギルド』
10年ぶりの後藤真希写真集『ramus』(講談社、11月29日発売予定)より