CM発表会に登場した元AKB48の西野未姫(左)とふなっしー

千葉県船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」と元AKB48の西野未姫が20日、オンラインクレーンゲームのアプリ「トレバ」の新CM発表会に出席。ふなっしーは2022年の干支「寅」にちなんで、トラ柄の「とらっしー」に変身して登場した。

「トレバ」は2012年からサービスを開始した世界初のオンラインクレーンゲーム。インターネットを通して、いつでもどこでもクレーンゲームを楽しむことができるアプリだ。景品はぬいぐるみだけでなく、ファッション雑貨や玩具など毎月2000種類以上が追加される。

ふなっしーはトラ模様のメイクをして「シャー! シャー!」と叫びながら登場。「ふなっしーじゃないなっしー、『とらっしー』なっしー! シャー!」とあいさつした。今回の新CM「ふなっしーキャラクター」篇、「ふなっしーキャンペーン」篇は、来年元旦より全国で順次放送される。ふなっしーは2年前にも「トレバ」のCMに出演しているが、今回について「本当にすごい急にCM出演が決まった。通常CMは半年前から話し合ったりするけど、社長が急に『ふなっしーがいいな』と、突然オファーが来たなっしー!」と驚いた。

来年2022年は特別な年だと話したふなっしー。「ふなっしー、地上降臨から10周年なっしー。梨の中にも10年なっしー」と明かし、「コロナでイベントが減ってしまったけど、最近ようやく落ち着いてきたし、来年はもっと増やして、みんなと会いたいなって思っているなっしー。来年はみんなに会うなっしー!」と抱負を語った。

しかし、体力的には今すぐにでも梨の世界に帰りたいと告白。イベントでは司会を務めた元AKB48の西野未姫や複数のカメラマンからジャンプをリクエストされ、何度も飛び跳ねた。「10年経っても肉体労働は続くなっしなー。ふらふらする」と息を切らし会場を笑わせた。さらに取材陣からジャンプ力の低下を指摘されると、ふなっしーは「悔しいけどその通り」と白状した。

CM発表会で報道陣のリクエストに応え、ジャンプするふなっしー

会見後、囲み取材を行ったふなっしー。18日に札幌市のホテルから転落して急死した女優の神田沙也加さんが、ふなっしーの大ファンであることを公言しており、親交があるふなっしーは訃報について聞かれ、「本当に寂しい限りです。優しくて、気が利く方だったので......。思い出は......笑顔かな? 遠くから『ふなっしー』って両手を広げて向かってくる姿かな」と答えた。さらに「毎年ふなっしーのDVDのナレーションをやってくださって、ひとつの作品を一緒に作ってきたので。それがもうできないんだなって。寂しいなっしー」と沈痛な様子だった。