仮面ライダーの５０周年記念映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』の初日舞台挨拶が１７日に行なわれ、前田拳太郎、日向亘、井本彩花、濱尾ノリタカ、内藤秀一郎、山口貴也、藤岡真威人（まいと）、中尾明慶、柴崎貴行監督が登壇。それぞれが変身について語った。
『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』は、ライダーが誕生した１９７１年と現代、そして５０年後の未来での戦いを描いた作品。「時代を超えた、１００年に一度の＜変身＞」がキャッチコピーとなっている。
今作では、現在放映されている『仮面ライダーリバイス』のライダーの他に、『仮面ライダーセイバー』からもライダーが登場。そして注目は、かつてテレビシリーズで藤岡弘、が演じた仮面ライダー１号／本郷猛を息子・真威人が演じること。
「自分が変身する日が来るなんて夢にも思っていなかった」という真威人はオファーされ、「父にもすぐ報告」したそう。「多くの方々から、いつか（本郷猛に）なってほしいという声をいただていて責任感や、うれしいとかいろんな感情が入り交じって、その日は眠れなかった」と語った。
撮影の感想を聞かれると「とにかく自分が駄目にしちゃいけないと思った。父が演じて、ある意味完成している本郷猛を演じるということで、とにかく全力でした」と吐露。
だが、監督からは「かなりプレッシャーだったと思う。だけど、僕らが思う新しい本郷猛像を演じてくれたので、お世辞でもなく、『もうちょっとこの本郷猛を撮っていたいな』と彼にもクランクアップで伝えたので、そこを見てほしい」とその魅力を伝えた。
そして、映画オリジナルで登場する仮面ライダーセンチュリー／百瀬龍之介には中尾が抜擢。
「僕、変身しちゃうんですよ！ 人生初の変身！」と興奮気味の中尾だったが、「息子は喜んでくれたけど、妻（仲里依紗）はそんなに熱い目線がこないですね」とがっかり。しかし、「今まで獲得できなかった女性ファンをゲットしたいなって。僕ラストチャンスなんですよ、キャーキャー言われるの」と熱望し、会場を盛り上げた。
一方、放送中の『仮面ライダーリバイス』のライダーからも"変身"について意外な告白が。
仮面ライダージャンヌ／五十嵐（いがらし）さくら役を演じている井本は、「（テレビシリーズ）本編でジャンヌの変身シーンをとってないのに、映画で先に撮ったので、すごいいい勉強になったというか、すごい素敵な経験になりました」と今作が初変身だったそう。
また、この日、井本は『仮面ライダーリバイス』放送開始から４カ月経ち、ようやくファンの前に立てたことに「こうやって、たくさんのお客さんの前に立たせていただいて、うれしい気持ちでいっぱいです」と歓喜。「仮面ライダー生誕５０周年となる映画に出させていただいて、本当にうれしいです。この映画は家族について改めて考えさせてくれるすばらしい映画です」とアピールした。
映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』は全国公開中。