気づけばもう年の瀬。年末年始でのんびりお休みモードに突入している人たちも多いのではないだろうか。ただ、せっかくの連休なのに何をしたらいいかわからない、そんな人たちのために! 年末年始のおすすめ作品を聞いてきました。
まずは、今をときめくアイドル3名に聞いた「年末年始に観るべき映画3選」から。今回の推薦人は、アイドルグループ・ナナランドの峰島こまきさん。感動モノを観るとすぐに泣いてしまうという彼女が選んだ3作品とは?
■七番房の奇跡(2013年製作/韓国)
ほんっっとうに泣いちゃう作品でした。無罪の罪で捕まってしまった知的障害のお父さんと、その娘さんのお話で、娘が父親の無罪を証明しようとがんばるんです。その中で、いろいろな奇跡のような出来事も起きたりして。しかも、悲しいお話なんですけど、その中に笑いの要素もあったりするのが、余計にグッとくる。胸が苦しくて涙が止まらないです。
あと、6歳の娘・イェスンちゃんがすっごくかわいくて愛らしいんです。私の好きなシーンは、イェスンちゃんがお父さんの収監されている刑務所に潜入するシーン。そこでのお父さんとのやりとりは、本当に胸が熱くなります。
私は、うっかりこの作品をライブ前日に観てしまったのですが、めちゃくちゃ泣いてしまったので翌日、顔がパンパンの状態でライブに行くことに。めっちゃ後悔しました(笑)。
父と娘の絆を丁寧に描いた作品なので、自分の親に対しての気持ちも揺さぶられましたね。観た次の日には、お母さんに電話した記憶があります。
この作品は、泣きたい方にはぜひ観てもらいたいですね。何人におすすめしたか分からないくらいおすすめした作品です。親子の絆について考えさせられるので、家族で観るのもいいと思います。ただ、翌日どこかに行く予定がある人は、観ない方がいいかも。私みたいに顔がパンパンの状態でお出かけしなきゃいけなくなっちゃうので(笑)。
■僕のワンダフルライフ(2017年製作/アメリカ)
この作品は、泣けます(笑)。私は、動物が大好きなので、動物が出ている映画というだけでも好きになっちゃうことが多いのですが、その中でもこの作品は特別です。何回も観ていて、そのたびに泣いちゃいます。
お話は、大好きな飼い主に看取られ息を引き取った犬が、飼い主にもう一度会うために何度も転生を繰り返すという内容です。転生したお話ごとに独立したストーリーにもなっていて、ひとつひとつのお話がすごく面白いんですよね。私は、警察犬のお話が特に大好きでした!
この作品を最初に観たのは、修学旅行でハワイに行くときの飛行機でした。友達と軽い気持ちで観始めたら、終わった後にはふたりとも大号泣! ハワイについたころには顔がパンパンでした(笑)。いっつもパンパンになってますね(笑)
この作品の中には、ペットへの愛が無かったり、飼っている犬を捨ててしまうような飼い主も出てきます。自分は、絶対にこんな飼い主にならないようにしようとか、いろんな気持ちを考えさせてくれますね。私は、猫を飼っているんですけど、もし、死んで新しい命になった時に、私の記憶が残るくらい愛してあげようって思いました。映画を観た後に愛しくなって猫をギュッと抱きしめたら嫌がられましたけど(笑)
今、捨ててしまったりだとか動物に対して愛のない飼い主たちが問題になっていますが、この作品を観ると動物を飼うことへの意識が変わるなって思います。ハートフルで動物愛を目覚めさせてくれる素敵な作品なので、ぜひ家族で観てほしいですね。続編の『僕のワンダフル・ジャーニー』も面白いので、この作品が気に入った方は、ぜひそちらも観てみてください!
■プラットフォーム(2019年製作/スペイン)
先に言っておきますが、この映画は泣けません(笑)。私が、今まで観てきた映画の中で、良い意味で「一番モヤモヤした映画」です(笑)。
主人公の男性が目覚めると、中央に四角い穴の空いた謎の部屋に。そこには、「48階」と書かれていて、同じような部屋が上下にいくつもあるんです。それぞれの部屋に食料が配られるのですが、下の階になればなるほど食料が少なくなる。しかも、1か月ごとにランダムで自分のいる階が入れ替わるんです。下の階になると食料が少なくなるので、食料を取り合って人間関係にヒビが入ったり争いだったりが起きていくんです。
私は飽きやすいので、映画を観ているとつい寝ちゃったりすることもあるんですが、この作品は先が気になりすぎて、ずっとかじりつくように観ていました。こうなるだろうなって予測したことが、ことごとく裏切られるんですよね。そして最後は、「結局意味わかんないよーーーっ!」って感じで終わりましたけど(笑)。ただ、人間性というものがすごく出ていて、「人間て残酷だなぁ」って漠然と思いました。
正直、難しい作品で、いまだに理解はできていないんです。でも、観終わった後に、「どういう意味だったんだろう?」と思ってネットで検索すると、いろいろな人が書いた考察や憶測を書いた記事なども出ていて。それを読むのもおもしろいです。
そういう意味では、お正月休みのように時間のある時に観るのがおすすめですね。映画について考える時間もあるし。ただ、家族で観るのはおすすめしないですね。ちょっと怖かったり、エグいシーンもあるので。ひとりでこっそり観るのがおすすめです。
あと、食事中に観るのは絶対やめた方がいいと思います! 私は、ごはんを食べながら観ていたんですが、途中で箸が止まっちゃいました。下方の階の人たちには食料が全然ないのに、私、ごはん食べててすいません。みたいな(笑)。すごく人間味が感じられる作品ですので、大人の方にゆっくりと考えながら観ていただけたらって思いますね。
●峰島こまき
11月17日生まれ 静岡県出身 担当カラー:青
〇2018年7月7日正式デビューしたアイドルグループ・ナナランドの青色担当。最新シングル『開花宣言!』が絶賛発売中。
公式Twitter【@komaki_7land】
公式Instagram【@mineshima_komaki】
ナナランド公式ホームページ
https://7-land.jp/