DJとしても活躍中の芸人、エレキコミック・やついいちろうさんが2022年に聞きたい楽曲5曲をセレクト! これを聞いて、ノリノリの新年を過ごしてみては?
■サバイバー『Eye of the Tiger』
ロッキーのテーマ曲です。2022年は年男なので、他の干支より「寅」を強く意識していますが、サバイバーのこの曲は、とにかくやる気が湧き出てきます。サバイバーというバンド名もいいし、歌詞も「立ち向かえ」「立ち上がれ」と、とにかく勇ましい。気合が入ります。この2年はコロナで大変だったけど、みんなで頑張って、今年こそいい年にしようという意味で選びました。
■民謡クルセイダース『虎女さま』
民謡クルセイダースは、日本の民謡と世界の音楽をミックスしたサウンドを提供するバンドです。世界ではいまだにコロナが恐怖を与え続けています。最初は対岸の火事だと思っていた災厄でしたが、気がつけば日本までやってきて、やがて世界はめちゃくちゃに。日本と世界はつながっているんだと、改めて感じた2年でもありました。国境という垣根を取っ払って、世界を考えるという点でも、とても意味のある曲だと思います。
■遠藤賢司『雪見酒』
年始は昔の友達と会う機会が多くなります。僕は地方出身者だから、実家に帰ったら同級生と会います。酒を飲んだら、昔の思い出話で盛り上がる。年始にしか会わない人っていますよね。そういえば親と会うのも久しぶり。実家ではこたつに入って駅伝を見ながら、雪見酒なんていいですね。若い頃と違って、新年はしっぽり過ごすのもいいなって歳をとって思うようになりました。
■サニーデイサービス『サニーデイサービス』
18歳の時にレコード屋でサニーデイを手に取ってから、かれこれ30年は聴いてます。どれだけ長い時間が経っても色褪せないし、今なお曽我部さんたちは一線を走り続けている。かっこいいですよね。このアルバムは冬というイメージにぴったりで、いろんな冬の情景が目に浮かびます。このアルバムがリリースされたのは97年10月だったから、冬になるとこのアルバムが聴きたくなるんです。
白黒のジャケットは牛がモチーフで、去年の干支を彷彿とさせます。未来を見ることは大事ですが、過去を少しだけオセンチに振り返ってもいいのかなって思いませんか。
■ライトガールズandカルメラ『FESTA!!!』
とかなんとか言っても、やはりお正月は「あけましておめでとう」って感じですね。ひとりでしみじみ聴きたいのがサニーデイだとしたら、みんなと一緒に賑やかな曲で盛り上がるのもいいと思います。2022年は明るい話題が増えて欲しいし、いいことがあったら、この曲を聴いてみんなで乾杯しましょう。
僕は今年で干支が4周したので、人生100年としたらもう半分きたのかな。後半戦もたくさん新しいことに挑戦したいと思います。