アイドル界のレジェンド・柏木由紀が1月24日(月)発売の『週刊プレイボーイ6号』で表紙&巻頭グラビアに登場。

AKB48最年長の30歳、今年でデビュー15周年。アイドル界最強メンバーとして今も最前線を突っ走るキングゆきりんの金言!

■3年で辞めると思ってました

――アイドルを30歳まで続けると思っていましたか?

柏木 入ったときは高校の3年間くらいかなって。高校卒業直後(2010年)に『ポニーテールとシュシュ』が出て、そのあたりから辞めるとか考えるヒマもないくらい忙しくなって。もともと先のことは考えないタイプで、それとAKB48以外に楽しいことが見つからない。一度も辞めようと思ったことないんです。環境やメンバーが変わってもAKB48って文化が好きなのかな。

――柏木さんは3期生ですが、この春でまた後輩が卒業して、一番近いのは加入時期が5年違う12期生になります。

柏木 ひとりぽつん感はあるけど、仲間に入れてくれるんですよ。ひぃちゃん(本田仁美、柏木の10歳下)にも「柏木さん、フリが違います」って普通に怒られるし(笑)。先輩後輩関係なく、いちメンバーとして言い合える感じがめっちゃ楽しい。ひとりじゃできないことも、みんなが頑張ってるからやらなきゃってなるし。ずっと青春みたいな。

――それってダンスが過去イチ難しいと言われ、いろいろな経験をしてきたメンバーが全員音を上げていた『根も葉もRumor』のレッスンのことですか?

柏木 そうです。ダンスが覚えられなくて、マジで3回くらい選抜辞退しようと思いましたもん。昨年6月に手術して初披露には参加できず、でも見てたら、選抜メンバーに今までにないくらいの団結感があったんですよ。私もそこに入りたいと思って頑張りました。

――昨年、病気(脊髄(せきずい)空洞症)で手術した話はかなり大きなニュースになりましたね。

柏木 1ヵ月半ぐらいゆっくりしてたんですけど、そこで自分のポジションがなくなるかもって初めて思いました。今までのAKB人生で大変だったことはなくて、立ち止まったのは初で。だから、とにかく早く戻ろうって。

――ゆっくり休めてうれしいじゃないんですね。

柏木 それと病院でAKB48が出てる音楽番組を見て元気をもらいました。ファンの人はこういう気持ちなんだって。自分も早く戻らなきゃって。そこから急激に回復して。それまでまったく動けなかったけど、次の日から歩いたり、病室で踊ったりできるようになって。別人になったと親が言ってました。

――アイドルの力ってすごいですね。先ほど話していたAKB48の団結力は、昨年5月に開催された15周年単独コンサートがきっかけになったという声をメンバーから聞きます。

柏木 私がプロデュースしたんですけど、もっとこうしてほしいとか相当言ったんです。うるさおばさん(笑)。それと一緒にすごいホメた。若いコのひとりひとりまで見て、ここが良かったとかちゃんと伝えました。

――なぜそんなことを?

柏木 その前の年にほとんど私の出番のないコンサートがあって、途中でご飯が食べられるくらい(苦笑)。そこで選抜じゃないコの気持ちを知って、そりゃやる気が出ないよなって。だから曲をたくさんあげて、こういう理由で選んだって伝えて。自分の立ち位置や役割を与えると、みんなめっちゃ頑張るんですよ。

■見て元気になれる存在、それがアイドル

――2022年のAKB48はどうやっていきましょうか?

柏木 昨年は『根も葉もRumor』でいい空気感をつくれて。一般の方にまで届く感覚が久しぶりだったし、それを超えないとって、みんな思ってます。「次、AKBはどんな曲を出すんだろうね」って、毎回興味を持ってもらえるところまでいきたいですね。

――常に世間から注目してもらえるような。

柏木 『根も葉も...』でメンバーは明らかに変わったと思うんです。自信がついた。自分がいなくてもって感じだったのが、自分はAKB48の1ピースと思うようになった。次は個性が出せたらいいなと。昔のAKB48って個性が強くて、支えてくださいより、好きだったら応援してくださいみたいな感じだったし。

――柏木さんの思う今のAKB48の良さってなんですか?

柏木 マジメでみんないいコ! 悪いコはひとりもいない。それだけは自信を持って言えますね。それを体現してるのがセンターのなぁちゃん(岡田奈々)。一生懸命だし、私が一番頑張らないと申し訳ないみたいな。そんなセンターを見てみんなも頑張る。

――再び国民的アイドルになりたいという声があるけど、どうしたらいい?

柏木 正直まったくわからないです。でも昔はみんなめっちゃ元気で明るかったかな。どの番組に行っても、たかみな(高橋みなみ)さんとか(大島)優子ちゃんが盛り上げて、見てて元気になれる存在っていうのが一番大事かもしれない。それがアイドルの原点だと思います。私も病気中に元気になれたし。

――もし秋元(康)さんからプロデューサーを譲られたらどうしますか?

柏木 いやいや、私はプレイヤーでいたいので。あと他人に興味がないし。

――でもメンバーにアドバイスしてたじゃないですか。

柏木 それは同じグループなので、自分がいるグループを高めたいから。

――AKB48が今より前に進むためには何が必要だと思いますか?

柏木 みんなが輝ける場所をつくることが大事かもしれないです。個性がもっと出せるような。私の名前が使えるならなんでも使ってほしい。私がメンバーをプロデュースしてグラビアをやってもいいし。

――プレイングマネジャーとして期待してます!

■柏木由紀(Yuki KASHIWAGI)
1991年7月15日生まれ 鹿児島県出身 身長165㎝ 血液型=B型 
nickname=ゆきりん AKB48 TeamB
○柏木由紀×WACK7アーティスト『柏木由紀なりのWACK』シングルが好評発売中!『トリニクって何の肉!?』(テレビ朝日系、毎週火曜21:00~) 、『柏木由紀のYUKIRIN TIME』(TOKYO FM、毎週木曜27:00~)出演中。
公式Twitter【@Yukiriiiin__K】
公式Instagram【@yukikashiwagi_official】
公式YouTubeチャンネル『ゆきりんワールド』

★『週刊プレイボーイ6号』(1月24日発売)に特別付録、柏木由紀/岡田奈々&村山彩希 B2サイズ両A面BIGポスターつき!