乃木坂46の"きいちゃん"こと北野日奈子(きたの・ひなこ)が約3年ぶりとなる2nd写真集を発売。2月7日(月)発売『週刊プレイボーイ8号』のグラビアでは、写真集の未収録アザーカットを先行公開! 25歳になった彼女の等身大の天真爛漫でまだ誰も見たことのない顔。
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■写真集を見て大人になったなって
――2nd写真集の発売、おめでとうございます。腹筋に驚きました。
北野 今回は撮影までに1ヵ月くらいしかありませんでしたから、特に何かをしたわけじゃないんです。もともと筋肉質なので(苦笑)。
――撮影地は鹿児島県がメインですよね。思い出は?
北野 「前回の写真集と同じスタッフさんがいいです」と希望を出したら、そのとおりにしていただけました。撮影スタイルは、私が街をぷらぷら歩いていると、それをそのまま撮ってもらうという感じで。
スタッフさんも勝手にやってて、「あれ、なんかみんなの気配を感じないな」と思ったら、そのへんで自撮り大会が始まってて、私はひとりぼっちみたいなことがよくありました(笑)。
――新しい発見はありましたか?
北野 写真を見て、大人になったなと思いました。外見もそうですけど、中身も変わったなとしみじみ感じました。最近、「大人ってなんだろう?」と考えることが増えたんですけど、人生を考えるようになりました。
以前は目の前の目標を叶(かな)えようと思って生きてきたけど、5年後、10年後、もっと先にあるものを叶えるためにどうしたらいいかと考えるようになって。
――どうして変化したんですか?
北野 1期生が卒業していって、2期生が乃木坂46を守っていかなきゃいけないという気持ちが芽生えました。グループは常に変化していくものだけど、その変化に逆らいながら、乃木坂46を守っていこうと思って。
でも、3期生や4期生が前に出るようになって、卒業した先輩のポジションに入って、緊張で肩を震わせながら活動している姿を見て、支えないといけないと思ったし、グループの変化を受け止めようと思うようになりました。変化することは自然なことなんですよね。自分も変わらないといけないんだと思って。
――でも、北野さんはこのグループが好きだという気持ちも強い。
北野 好きだからこそ、メンバーには乃木坂46にいたことをいい思い出にして卒業してほしいと願っていました。
だとしたら、自分もそうじゃなくちゃいけない。そう思うと、卒業という選択肢が頭に浮かんできました。いつ卒業するにしても、後悔がないように羽ばたいていきたいなと思って。卒業が頭をよぎってからは、グループ全体をよく見るようになりました。
――どのように見えましたか?
北野 みんなたくましくなったと思いました。例えば、久保(史緒里)は泣かなくなりました。アンダーで私と一緒に頑張っていた鈴木絢音ちゃん、ちま(樋口日奈)は選抜で立派に活躍しています。そういった姿を見て、大丈夫かなと思えて、区切りをつけられました。心残りなく卒業できます。
――卒業後はどのように?
北野 卒業後の人生のほうが長いですけど、すべてを新鮮に感じられると思います。それが楽しみです。高2で乃木坂46に入って、社会のことを知らないまま25歳になったので、ワクワクすることも失望するようなことも楽しみたい。
――アイドル人生で大切にしていたことってなんですか?
北野 愛を与えられる人になることです。小さい頃から母にそう教えられてきたんですけど、高校に入る年齢になってもよく理解できていませんでした。でも、活動を何年かしていくうちに、ファンの方もスタッフさんも自分の時間を削ってまで私たちのために動いてくださっていることがわかって。自分のこと、目の前のことを優先していてはいけないなと思うようになりました。
3時間のライブがあったとしたら、ファンの方はその時間だけを私たちのために使ってくれているわけじゃなくて、そのために何時間もアルバイトや仕事をしてくれて、その日を迎えているかもしれません。そんな想像をしながら立っていました。
――見習いたいです(笑)。
北野 いやー、まだまだ子供ですよ。「大人ってなんだろう?」って考えているくらいですから(笑)。
●北野日奈子(きたの・ひなこ)
1996年7月17日生まれ 北海道出身
身長158cm 血液型=O型
nickname=きいちゃん、きなこ
○2013年、乃木坂46の2期生オーディションに合格。8thシングル『気づいたら片想い』で初選抜。発売中の乃木坂46ベストアルバム『Time flies』に2期生の楽曲『ゆっくりと咲く花』が収録。
公式Instagram【@kitanohinako_official】
写真集公式Twitter【@hinakochan_2nd】
乃木坂46 北野日奈子2nd写真集『希望の方角』(白夜書房、2月8日〈火〉発売)より