デジタル写真集『キャンプであふれて』(撮影/中山雅文)より デジタル写真集『キャンプであふれて』(撮影/中山雅文)より

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グラビアライター・とりと『グラジャパ!』スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を"女子目線"で語る連載だ。

第38回は、東雲うみ(しののめ・うみ)をピックアップ! ガンプラ・マニアの二刀流グラドル・東雲うみは最強の「モビルスーツ」だった!? 今回はコラム全文を特別配信します!

■東雲うみ、実はネコに体を乗っ取られている説

とり 先日、東雲うみさんの最新デジタル写真集『キャンプであふれて』が発売されました。寒空の下で焚き火をしたり、コテージで野菜やお肉を焼いたり、楽しそうな姿が印象的なグラビアではありましたが、そもそも東雲さんとキャンプって意外な組み合わせじゃないですか?

金髪 ガンプラ製作が趣味だと言っているくらいだから、どちらかというとインドア派なイメージがありましたよね。ただ、前作(週プレ初登場時のグラビアをまとめたデジタル写真集『ニュータイプ二刀流グラドル』)がわりとカッコいい感じのグラビアだったから、今回、かわいらしい雰囲気の東雲さんが見られたのは嬉しかったなぁ。東雲さんは、かわいい系というか、漫画のひとコマかってくらいコミカルなシチュエーションの方が似合う気がしていたので。

とり 前作『ニュータイプ~』は、B90 W59 H100というスタイルを持つ、東雲さんの胸とお尻の二刀流っぷりを存分に楽しめる、いわば自己紹介的な一冊。そこからの2作目で、全く新しいシチュエーションのグラビアに挑戦しているのは新鮮で見応えがありますよね。

ただ個人的には、東雲さんの柔らかい顔立ちから真面目で控えめな性格だって第一印象があったので、どういう経緯でグラビアアイドルの道に進もうと思ったのか、その心情がたびたび気になっていまして......。

金髪 昔からグラビアを見るのは好きだったみたいだし、わりと自然な流れだったのでは?

とり 見るのとやるのとでは違うじゃないですか。でも驚くことに、この『キャンプであふれて』には、東雲さんがグラビアアイドルになった経緯が納得できる、決定的瞬間が捉えられていたんですよね。

金髪 決定的瞬間......?

デジタル写真集『キャンプであふれて』(撮影/中山雅文)より デジタル写真集『キャンプであふれて』(撮影/中山雅文)より

とり 見てください、このカットを。ネコに煮干しをあげているんですよね。恐らく、このネコが東雲さんに乗り移ったんじゃないかと。

金髪 ネコが東雲さんに乗り移ってグラビアをやっているってこと!?

とり この写真集全体を通して見てみると、寒空にもかかわらず、外で水着になっているシーンがたくさんあるんですね。でも、このシーンだけはちゃんと防寒している。

つまり、このカットに写っているのは、グラビアアイドルになる前の、まだ何者でもない少女の頃の東雲さんという風に読めると思うんです。それが、ネコに煮干しをあげると同時に体が乗っ取られてしまったことで、屋外でも構わずに大胆に服を脱いで、魅力的に体を見せるグラビアアイドルになってしまった......。その説もあるんじゃないかって思ったんです。

金髪 いや、ないでしょ(笑)!

デジタル写真集『キャンプであふれて』(撮影/中山雅文)より デジタル写真集『キャンプであふれて』(撮影/中山雅文)より

とり では、もうひとつ。このカットを見てくださいよ。舌の出し方から足の開き具合まで、完全にネコじゃないですか? さらには、「かわいい女のコの体を乗っ取ってやったぜ!」と言わんばかりの表情をしています。これらのカットを見たとき、東雲さんがグラビアの道に進んだ理由のひとつに"ネコに体を乗っ取られた説もあるのでは?"と、妄想せずにはいられなかったんですよね。

金髪 単純に、好きで見ていたグラビアアイドルに影響を受けただけだと思うけど(笑)。

とり そう......なんでしょうけど、そんな謎設定もしっくり来るぐらいコミカルなシチュエーションが似合う女のコってことですよ! 柔らかいお顔立ちと大胆なグラビアのギャップにも説明がつきますしね。この説、ないかなぁ。

金髪 ないでしょうね(キッパリ)!

■ガンプラ感覚で作り込むグラビア!?

とり 週プレ以外にもいろんな雑誌でグラビアを飾っている東雲さんですが、何だかんだ、ご自身でやられているYouTube動画がいちばん色っぽくないですか?

金髪 確か、開設から1年のうちに、胸元が大きく開いた服でガンプラをガチ製作する動画が大バズりして、チャンネル登録者数が一気に50万人を超えたんですよね。

とり そうそう。私もその動画を見ましたけど、めちゃくちゃ面白かったですよ。ただ組み立てるだけじゃなくて、戦いを終えた後のガンダムを再現すべく"汚し(塗装)"をするんですよ。

しかも、プラスコラム『偏愛ガールズクエスト』のインタビューによると「ストーリー性が無いまま汚すと、人工的で違和感のある汚しになる」から「アニメのストーリーにのっとったり、自分の頭で描いたモビルスーツの戦い方とかを考えた上で作る」らしく。

金髪 すごいこだわりようですね。

とり 本当に! ガンプラどころか、ガンダムのストーリーも何も知らない私ですら、ついつい見入っちゃう製作動画でしたもん。最終的には、東雲さんの動画であることを忘れて、どうガンプラが完成するかが気になってしまったくらいです(笑)。サムネイルの胸につられて動画を見たものの、気付いたらガンプラに夢中になっていたって人、結構いるんじゃないかな?

金髪 逆もあるんじゃない? グラビアにはあまり関心がなかったけど、ガンプラが好きでいろいろ動画を漁っていたら、たまたま東雲さんの動画に辿り着いて、あまりのガチっぷりと美少女っぷりに、グラビアアイドル・東雲うみのファンになっちゃったってパターンも全然ある気がする。

とり コメントを見る限り、ガンプラ好きをも納得させるほど、クオリティの高い動画でしたからね。そりゃあ、あんなにかわいいコが凝ったガンプラを作っていたら、好きになるしかないですよね!

金髪 その証拠ってわけじゃないですけど、昨年末の「グラジャパ! アワード」に新設された読者投票によって決まる「ベストブックカバー賞」では、『ニュータイプ二刀流グラドル』が5位にランクインしていたんですよね。

この写真集が出た頃(2021年3月)は、尻職人・倉持由香さんプロデュースのデジタル写真集を出したり、それこそYouTubeがバズりはじめたりと、東雲さんの注目度がどんどん上がってきた時期だったんだけど、そんな時期にリリースされた作品が年末のアワードにランクインしたのは、この1年間で相当コアなファンを獲得したってことでもあると思うんですよ。

とり ガンプラ製作動画で東雲さんのファンになった人が、たくさん投票してくれたってことですか?

金髪 それが全てじゃないにしても、影響は大きいんじゃないかなぁ。それに、生粋のグラビアアイドルでこの賞にランクインしているのって東雲さんだけなんですよ。ほかは新居歩美(アキシブproject)さん、頓知気さきな(femme fatale)さん、坂東遥(JamsCollection)さんなど、ほとんどがアイドルグループに所属しているコたち。グラビアアイドルで、グループアイドルのコたちと張り合えるくらい票数を獲得できるって、かなりスゴいですよ。

とり それこそ今は、グラビアアイドルのDVDがなかなか売れない時代ですもんね。

金髪 そうそう。東雲さんのスゴさは、まさしくグラビアに興味がなかった人たちをファンにして結果を出しているところなんですよね。グラビア好きとしてはもどかしさもあるのですが、今の時代、グラビアアイドルこそ"グラビア以外の武器"を身に付けないと、認知は広がらないと思っていて。

グラビア以外のフィールドでファンになってもらって、その人たちをグラビアのフィールドに連れてくる。この連鎖が重要な時代なんですよね。

とり ただ、東雲さんが持っている"武器"は、誰もがすぐに真似して持てるものではありません。東雲さんのガンプラ製作へのこだわりはもはや職人レベルですから。私なんて、どれだけ時間を与えられたとしても、あんなに細かい作業に没頭できる自信ないです(笑)。言ってしまえば、東雲さん自身が、高スペック揃いのモビルスーツ(「ガンダムシリーズ」に登場する人型機動兵器)ってわけですよね。

金髪 モ、モビルスーツ!? まぁ確かに、ガンプラ製作もさることながら、ファンの人からお尻を褒められたことにより、胸だけじゃなくお尻も武器になると気づき、胸とお尻の二刀流であることを自らアピールすることで、あの倉持さんに認知され、プロデュースまでされたのもスゴい話ですよね。

誰にも真似できない趣味・特技と大先輩からの太鼓判。これから羽ばたこうとしているグラビアアイドルが憧れる高スペックの持ち主であるのは間違いないか。

とり YouTubeやSNSにあげる自撮りでは、ほぼマストで地味なメガネをかけています。それは、"パッと見は地味だけどかわいくて胸の大きい女のコが、ガチでガンプラを作っている"、この要素を抜かりなく抑えることで、東雲さん独自の魅力が最大限に引き出されると自身で理解しているから。

金髪 そうだね。地味なメガネをかけて、ひとりガンダムカフェに行くオタクな姿。それだけでかわいいし、東雲さんらしさが出ているよね。

とり 俯瞰したものの捉え方と、抜かりない凝り具合......。東雲さんにとってグラビアとは、ガンプラを作り込む感覚で"東雲うみ"というグラビアアイドルに必要なパーツを組み合わせる製作業なのかもしれないですよね。

デジタル写真集『ニュータイプ二刀流グラドル』(撮影/西條彰仁)より デジタル写真集『ニュータイプ二刀流グラドル』(撮影/西條彰仁)より

金髪 ガンプラにしろ、グラビアにしろ、フォルムを作り上げるにあたって職人気質の血が騒ぐ部分はありそうですね(笑)。現に最新作『キャンプであふれて』では、前作『ニュータイプ~』のスタイルが筋肉質すぎたために、逆に、丸みをおびた体型を意識して体づくりをしてこられたそうですし。

とり 二刀流とは、単に胸とお尻が武器なだけでなく、職人級のガンプラ製作技術とグラビアアイドルとしての自己プロデュース力にもかかっていると......。向かうところ敵なしって感じですね。

金髪 やっぱり、ガンプラ製作動画をはじめとするYouTubeの更新も、本業のグラビアアイドルのお仕事も、どちらも疎かにすることなく一生懸命取り組み続けているからこそ、二刀流を極められるんでしょうね。

その継続した武器磨きが、昨年末の「グラジャパ! アワード」の結果にも繋がった。実際、全く別の分野からファンを引っ張って来られるグラビアアイドルは、今のところ東雲さんくらいですよ。いちグラビア好きからすれば、希望のような存在ですね。

とり "東雲うみ"という最強のモビルスーツに描かれるグラビアストーリー。いつかは、こだわりのガンプラのように、戦いを終えた"汚し"を自分のグラビアに加える日が来るのかな?

『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第38回「ガンプラ・マニアの二刀流グラドル・東雲うみは最強の『モビルスーツ』だった!?」より

『ニュータイプ二刀流グラドル』撮影/西條彰仁 価格/880円(税込)

Gカップの胸に100cmのヒップ! 二刀流グラドル・東雲うみさんの二刀流っぷりを存分に堪能できるデジタル写真集です。スケスケハイレグ水着にセクシーなブラックビスチェ、童貞を殺すセーターなど、あらゆる衣装で鍛えあげられた肉体美を披露。その空間には、清楚な雰囲気と大胆な色気が混在しています。東雲さんの魅力を知る入門編的な一冊。まずは目を通すべし!


『キャンプであふれて』撮影/中山雅文 価格/880円(税込)

『ニュータイプ~』とは打って変わって、明るくかわいらしい東雲さんが見られるデジタル写真集です! タイトルの通り、焚き火をしたり、バーベキューをしたりと、寒空の下でキャンプを楽しみます。最後はシャワーで湿っぽく......。ぬくぬく感に癒されます。寒さに気持ちがやられそうなときは、ぜひこの一冊で、東雲さんと一緒にあたたまりましょう~

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