数々のヒットを作ったプロデューサー秋元康氏 数々のヒットを作ったプロデューサー秋元康氏

秋元康氏が企画・原案を担当した、2020年10月~12月に放送されたドラマ『共演NG』が、ウィル・スミス氏率いるウェストブルックスタジオによって英語版でリメイクされることが18日、明らかになった。

『共演NG』は25年間共演NGだった元恋人同士の大物俳優が、なぜかテレビドラマで共演することになり、さまざまなトラブルを巻き起こすラブコメディ。テレビ東京で放送され、中井貴一と鈴木京香がW主演をつとめて話題となった作品だ。

ウェストブルックスタジオのテレンス・カーター氏は「この作品はウェストブルックとして、アジアのテレビフォーマット市場に進出する上でパーフェクトだと思う。演技派俳優たちが描くコメディと心温まるロマンスが感じられる作品。秋元氏は世界に共感できるヒット作品を日本で作り上げた。一緒に世界の視聴者に届ける作品を作り上げることを楽しみにしている」とコメント。

秋元康氏は「『共演NG』というのは、おそらく、世界中のエンターテインメント界にある"暗黙の了解"でしょう。リメイクするにあたり、どんなふたりが、どんな理由で共演することがNGになったのか? 日本よりも出演契約に厳しいアメリカのエージェントは、どんな条件を提示するのか? そして、出演契約を結んでしまった"共演NG"のふたりは、どう感情を抑えながら本番を乗り切ろうとするのか? 新たなアイデアが次々に、思い浮かんで来ます。

大変なのは、そんな共演NGのふたりに、腫れ物に触るかのように接しなければいけない周りの人間なんです。それは、まさに喜劇です。ウェストブルックスタジオと組んで制作するアメリカ版の『共演NG』は、さらにスケールアップすることでしょう。面白い企画は国境を超えて成功することを証明したいと思います。ご期待ください」と語った。

英語リメイク版でも秋元氏がエグゼクティブプロデューサーとして参加、キャスティングなども考えているとのこと。最近では『あなたの番です』、『真犯人フラグ』など、ドラマを手掛けることの多い秋元氏の初英語リメイク版も大いに期待したい。