『週刊プレイボーイ』が運営するグラビアコンテンツサービス『週プレ グラジャパ!』のサブスクリプションメニュー『週プレ プラス!』。その中のコンテンツ「+コラム」で、『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』を配信中!
グラビアライター・とりとグラジャパ!スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を女子目線で語るコラム。第40回は「猫の日」にちなんで、グラビア好き女子ふたりが"猫グラビア"の魅力を語ってみた。今回はコラム全文を特別配信します!
■犬派? 猫派?
とり 毎年2月22日は、ニャンニャンニャン(222)で「猫の日」と言われていますよね。なんと今年の猫の日は、2022年2月22日。長い地球の歴史のなかでも飛び抜けて2揃いの、ニャンニャンすぎる猫まみれの日なんですよね。
金髪 おぉ~、スゴいですね!
とり こんなに2が揃うなんて、次にあるとしたら200年後の2222年。さかのぼると222年ですよ。そう考えると、いかに今年の猫の日が貴重かお分かりいただけるはず(笑)!
金髪 となると今回は、猫にまつわるグラビアを語るほかないですね。
とり ですね。と本題に入る前に、金髪さんは猫派ですか? 犬派ですか?
金髪 うーん。どっちも好きだけど、個人的には猫派ですね。でも、家族みんな猫嫌いだったから、私が子どもの頃は犬を飼っていました。いつか猫を飼ってみたいなぁ。
とり 私は子どもの頃、猫を飼っていましたよ。茶トラとアメショを。
金髪 いいなぁ。じゃあ、とりさんも猫派?
とり いやぁ、犬派と猫派を交互に行き来していますね(笑)。あるときはコーギーが好きで、あるときはマンチカンが好きで、みたいな。うちにいた猫たちも、預かりで来ていただけでしたしね。
金髪 まぁ、結局は犬も猫もかわいいですもんね(笑)。そう思うと、猫グラビアに比べて犬グラビアってあまり見ないですよね。やっぱり、猫の方がグラビアのポージングと合わせやすいのかな? このカットのような伸びのポーズとか、猫っぽくもあるし、グラビアと言われても違和感がないし。
とり 私が思うに、物語上でトリックスター(物語を大きく動かす存在)になり得るのは、圧倒的に猫の方なんですよね。忠誠心の強い犬は、人間の指示を守り、人間をサポートする役割。対する猫は、良くも悪くも気まぐれで、気持ちも読みにくい。だからこそ、人間の行動を飛び越えたユニークな展開を作ってくれるんだろうなって。
金髪 確かに、猫は気まぐれなイメージがありますね。
とり 最近、『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(2016年公開)という映画を観たんですよ。ホームレス生活を送っている、薬物依存から更生中のストリートミュージシャンの主人公のもとに、1匹の野良猫がやってきて。いつも一緒に行動していると、巷で話題になり、路上ライブにもたくさん人が集まるように。そうして薬物依存から克服し、主人公の人生が好転していくというストーリーで。これ実話なんですって。
金髪 へぇー。スゴい話だね。
とり とはいっても猫なので、いつでも言うことを聞くわけじゃないし、ふと主人公の前から姿を消し、人生が逆戻りしかける瞬間もあるんですよ。完全に物語を掻き乱していますよね。犬だったら主人公を救うための行動をしそうですけど、猫はただ気まぐれに主人公のそばにいるだけなんです。そんな具合に、気持ちが読みにくい分、見る側に妄想の余地を与えてくれる。猫グラビアが多い理由もここにあるのかなぁと。
金髪 逆に、本物の犬が写り込んでいるグラビアは結構ありますよね。ヤンジャン(ヤングジャンプ)の表紙では、川崎あやさんと大型犬が一緒に写っていたし(『週刊ヤングジャンプ 』2019年No.9/2月14日号)、昨年週プレから発売された『羽柴なつみカレンダーブック2022』の表紙では、羽柴さんが柴犬を抱えているし。
とり ロケ地にいた野良猫が写っているグラビアはよく見かけますけどね。確かに、スタジオで猫と一緒に写っているグラビアは珍しいかも。
金髪 ですよね。あぁ~、なんかお話するうちに犬グラビアも見てみたくなっちゃった。犬というと首輪をリードで繋ぐ感じ? それをグラビアで再現するとなると......。うん、癒しとは程遠い絵になりそうかなぁ(笑)。
■豊作の猫グラビア
とり 週プレ グラジャパ!のデジタル写真集のなかで、金髪さんがいちばん好きな猫グラビアはどれですか?
金髪 くりえみさんの『ネコ目線』ですね(即答)!
とり おっ! 私も同じくです。タイトル通り、猫の目線で撮られたグラビアで、くりえみさんの飼い猫になった気分を味わえるんですよね。
金髪 スゴい発想ですよね。猫をモチーフにしたグラビアは数あれど、こんな見せ方もあるんだってビックリしちゃった。
とり 天才的ですよね(笑)。初めて見たときの衝撃が強すぎて、いまだに忘れられないです。
金髪 私はまず編集部で、タイトルもコンセプトも何も知らない状態で写真だけを見たんですよ。顔や胸に寄ったカットがあまりに多くて戸惑ったけど、「ネコ目線」と聞いてなるほどなぁ、と。
とり 写真だけだと、さすがに猫とは結びつかないかぁ。タイトルの説得力、凄まじきですね。
金髪 猫なんて発想にならなかったよ! でも、露骨な寄りも、スカートの下から覗くパンチラも「猫の目線だもんな~」と思うと全然ナチュラルに見えますよね。
とり 何より、くりえみさんの無防備感がいいですよね。露出度は高めなのに、表情は色っぽすぎないところが、あくまで飼い猫と接しているんだって状況をリアルに感じさせてくれていて。
金髪 間違いなく、グラビアで大胆に振り切れるくりえみさんと、躊躇(ちゅうちょ)なく女のコに寄れる小塚さんだからこそできたグラビアですよね。
とり ちなみに、次に好きな作品を選ぶとしたら?
金髪 大和田南那さんの『下町キャッツアイ』ですね。この「拾えよ!」って落書き、かわいくない? 大和田さんが自分で書いたらしいけど、「拾ってニャン?」じゃないところが、"友達との遊びの延長感"があって好きなんですよね。段ボールも「ちょうどいいサイズのがあったからこれ使お」みたいな汚れ具合だし。
とり 大和田さんのノリの良さを感じますね。段ボールにマジックで文字を書いているのも、文化祭っぽい(笑)。
金髪 そうそう。商業っぽくないんですよね。実際、これはステイホーム期間中のハロウィン号(『週刊プレイボーイ』2020年45号/11月9日号)で実現したグラビア。この機会じゃないと見られなかったであろう"おうちハロウィンクオリティ"が、ちょうどいいかわいさだと思いましたね。
とり 私が次に選ぶとしたら、ヤンジャンから出ているえなこさんの『ALL CAT』。本誌の表紙のかわいさに惹かれてデジタル写真集の中を見てみたら、好きなカットがたくさんあったんですよね。特にこのカット。机の上にリアルなフォルムのネズミとサカナのぬいぐるみが置いてあるんですよ。これ、絶対このあと食べるやつじゃないですか。
金髪 デジタル写真集には、まさに食らう寸前のようなカットもありますね(笑)。
とり そうなんです。捕食と思うと、ちょっとグロさもありますよね。でも、えなこさんのかわいさが、そのグロさをうまく打ち消してくれているというか。この絶妙なバランスのうえで成り立っている感じがスゴく好きなんです。弱肉強食。生命の循環ですよね。
金髪 分かるけど、ちょっと話の主旨がズレてきたような......?
とり おっと、失礼しました(汗)。とはいえ『ALL CAT』は、"食欲旺盛な(!?)黒猫"以外にも、いろんな性格の猫に扮したえなこさんが見られるんですよね。例えば、豹柄の首輪にメガネをかけた"インテリ風セクシー猫"もいれば、耳までびしょ濡れになっている"守ってあげたい系ホワイト猫"もいて。本当に「ALL CAT」なんですよ。「この猫ちゃんはどんな性格かな?」なんて、いろんな妄想ができて楽しかったですし、えなこさんの表現力の幅広さも実感しましたね。
金髪 ヤンジャンだとさまざまなタイプの女のコが登場する漫画も多いし、見事、読者に刺さりそうなグラビアですよね。私もどこか漫画チックな、"現実的にはあり得ないような作り込まれた世界観"のグラビアを求めちゃう部分があるから、こういうヤンジャンらしさのあるグラビア、かなり好きだなぁ~。
とり 猫グラビアには、もう一冊忘れてはいけない作品があります。葉月つばささんの『つばさキャット』ですね。
金髪 一度、このコラムでも考察しましたよね。とりさんの妄想全開で(笑)。
とり 目つきの鋭い黒猫を家に住まわせていたら、だんだん人懐っこい制服姿の白猫になったけど、いつの間にやら制服を脱ぎ捨て、また鋭い目つきに戻っていた......。このストーリーが、葉月さんの芸能人生、仕事観と重なるんじゃないかって妄想でしたね(笑)。
金髪 面白いことに、この『つばさキャット』は、猫のコスプレというより猫の擬人化。髪の毛で猫耳を作ってはいるものの、仕草や動きで猫らしさを表現しているんですよね。これも新鮮な猫グラビアの形だよなぁ。
とり 猫グラビアと一口に言っても、こんなに見せ方があるんですねぇ。と、ここでお話を終えたいところですが、最後に暴露していいですか?......私、猫の太ももフェチなんです。
金髪 え、どういうことですか(笑)?
とり 厳密には恐竜の太ももの方が好きなんですけど、猫も好きで。歩くとき、滑らかに動く筋肉にエロスを感じるんですよね。それに、キュッとあがったお尻、喉奥まで見える大きなあくび。とってもワイルドでセクシーだなぁって思うんです。金髪さんはそういうのないですか?
金髪 すみません、ないです!
【週プレ プラス!】『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第40回 「ニャンニャンすぎる『猫の日』にちなんで、グラビア好き女子ふたりが"猫グラビア"の魅力を語ってみた」より
■大和田南那『下町キャッツアイ』撮影/栗山秀作 価格/880円(税込)
本誌のハロウィン号で撮り下ろされた大和田南那さんの猫コスプレグラビアです! 鼻を赤くして、おヒゲをつけて。大和田さんのノリの良さを感じる"お遊び感"。ちょっぴりチープな世界観が逆にリアルでかわいいです。愛らしい白猫だけでなく、長く爪を尖らせた挑発的な黒猫にも扮しています! あなたは白猫派? 黒猫派? どちらにせよ、キュートな大和田さんなのでした。
■くりえみ『ネコ目線』撮影/小塚毅之 価格/1320円(税込)
新感覚の擬似体験が楽しめる猫グラビアです。くりえみさんの飼い猫になって、猫の視点で部屋をぐるぐる徘徊。眠るくりえみさんの布団のなかに入り込んでみたり、お風呂にまでついていったり。甘えん坊がすぎるけれど、全て猫だから許される行為なのです。誰もが一度は「きれいなお姉さんの飼い猫になりたい?」と思ったことがあるのでは? その夢、こちらで叶います!
■えなこ『ALL CAT』撮影/桑島智輝 価格/880円(税込)
ネコの性格も十人十色。かわいかったり、挑発的だったり、甘えん坊だったり......。えなこさんがいろんな性格のネコになりきっている究極のネココスプレ写真集です! セーラー服やニットのオフショルワンピースなど、衣装のバリエーションにも注目。あなたはどの"ENAKO CAT"がお好きですか?
■葉月つばさ『つばさキャット完全版』撮影/栗山秀作 価格/1980円(税込)
猫となった葉月つばささんが描く不思議な物語――。鋭い目つきで街を彷徨う『つばさキャット/黒編』と"僕"の家に住み着いては人懐っこい笑顔を見せる『つばさキャット/白編』の完全版です! 追加カット含め、収録カットは全220枚! とーっても読み応えがあります。つばさキャットは何を考えているのか? 自由気ままな表情から、物語を妄想してみてください。
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