有名ダンス＆ボーカルグループ出身の小湊よつ葉（こみなと・よつは）。改名してまったくのゼロから、３月２８日（月）発売『週刊プレイボーイ１５号』のグラビアでリスタート。
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■転職サイトで求人を探して
――改名しての再デビュー。今回が初めてのお仕事です。
小湊 ダンス＆ボーカルグループのメンバーとして、１５歳から９年ほど在籍していました。名前を変えてソロで活動するにあたって、まったくのゼロからスタートしたい。そんな思いが強いので、グループ名を表には出さないでおこうと決めました。当時、縁のなかったグラビアを通して再デビューできることをうれしく思います。
――覚悟を決めての再出発だったんですね。
小湊 そもそも私、デビューの経緯も偶然の要素が大きくて。小学６年生のときに地元の長崎でダンススクールに通い始めると、月イチペースで上京してレッスンを受けるようになりました。
徐々に生徒が減るなかで３年くらいたった頃、デビューが決まったと知らされてビックリ。えっ？ これってオーディションだったの？ 好きなダンスを一生懸命に踊っていただけなのにって（笑）。
――現実味がなかった？
小湊 訳がわからない状態でしたけど、母が背中を押してくれたから思い切れました。デビュー直前、中学３年生の夏休みは地獄でしたね。朝の１１時から夜の９時まで休みなくレッスンの日々。体力的にも厳しくて、ホームシックも重なり本当につらかったです。
でも、やるしかない。その一心でメンバーと力を合わせて、なんとか乗り越えられました。
――デビューのステージを覚えていますか？
小湊 ＭＣでのセリフを忘れないために、本番直前まで呪文のように唱えていました。終始、いっぱいいっぱいで顔が引きつっていたはずです。余裕を持って活動できるようになったのは高校に上がってからですね。
――学校との両立は？
小湊 できていた......はず（笑）。友達に恵まれてなんとか卒業できた感じですね。ノートを写真で撮ってＬＩＮＥで送ってもらったり、テスト前の予習に付き合ってもらったり。卒業式は仕事で出席できませんでした。
でも後日、卒業証書をもらうために登校したら友達のほか、グループのメンバーも集まって祝ってくれました。
――すてきな思い出ですね。
小湊 もう青春！って感じです。今、不意に「青春」という言葉を使いましたけど、私にとっての青春はやっぱりグループでの９年間。メンバーとは学校もレッスンもステージも、生活のすべてを共にしました。なんでも言い合える家族以上の存在です。
だから解散が決まったとき、ソロで活動する気持ちにはなれなかったし、ひとりで続ける自信も持てなくて、新しい道に進むことを決めました。
――具体的には？
小湊 知り合いの助けを借りたら今までどおりじゃないですか。だったら自分の力だけでやってみたい。転職サイトで求人を探して、十数社に履歴書を送って面接を受けました。結果、美容系の会社に就職。正直、最初は怒られてばかりで、休憩時間に非常階段で涙を流す毎日でしたね。
――社会の厳しさを知ったと。
小湊 続けられたのは、できない自分を素直に認められたからです。イジられキャラになれたというか、職場での立ち位置が見つかると次第に仕事にも慣れて居心地がよくなりました。
――では、なぜまた芸能界に？
小湊 会社の形が変わることになって、あらためて将来を考えたんです。私の強みって？ 自分にしかできないことって？ 本当に好きなものはなんだろうって突き詰めると、何かしらの形で表現に関わりたい欲求に気がつきました。
もう一度やるならこのタイミングしかない。社会に出た２年弱は遠回りじゃなくて、ソロで活動するための準備期間だと思えたんです。
――これからが楽しみですね。
小湊 自信がなかった私が踏み出せた大きな一歩です。どうか成長の過程を温かい目で、親目線で見守ってください。
（スタイリング／木村美希子 ヘア＆メイク／ｍａｈｉｒｏ）
●小湊よつ葉（こみなと・よつは）
１９９６年５月２９日生まれ 長崎県出身
趣味＝美容、ストレッチ
〇２０１１年からダンス＆ボーカルグループのメンバーとして活動。２０２０年にグループを脱退、芸能界を引退して美容系の一般職に。今回のグラビアを機に芸能活動を再開。まっさらなＳＮＳをチェック！
公式Ｔｗｉｔｔｅｒ【@yotsuha_km】
公式Ｉｎｓｔａｇｒａｍ【@yotsuha_km】
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