『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』の完成披露試写会が3日、都内で行なわれ、主人公の野原しんのすけと共に、川栄李奈ハライチ岩井勇気澤部佑橋本昌和監督が登壇。川栄の記憶力に出演者らは驚いていた。

劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズの30作目となる今作は、野原しんのすけの誕生の秘密が明かされる忍者アクション。川栄は、しんのすけの本当の母親を名乗る、屁祖隠(へそがくれ)ちよめを担当。ハライチのふたりは本人役で登場し、新ネタを披露している。


イベントが始まり、川栄は「アクションシーンなど本当にハラハラドキドキするシーンがたくさんあるんですけど、家族愛だったり友達と団結することの大切さをこの作品が教えてくれると思います。今日はしんちゃんに元気をもらって帰ってください」と笑顔で挨拶。

女優として飛躍し、最近はNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でも話題の川栄。しんのすけからは、「忍法・質問の術」と題して、「李奈お姉さん、台本を覚えるのが得意だと聞いたぞぉ。どれぐらい読んだら覚えちゃう?」と質問が。


川栄が「2回読めばだいたい覚えられる」と答えると、「え! すごい! 天才!」とハライチらも驚愕。すると「ごめんなさい! 盛りました、3回(笑)。ちっちゃい頃から暗記力がすごくて、社会とか暗記する勉強が好きだった」と即座に撤回し、会場を盛り上げた。

そして橋本監督は、そんな川栄を抜擢した理由を「映画を観てもらえれば、なぜ川栄さんにお願いしたかすごく伝わってくると思うんですけど、ひろしとみさえのように自分を表現はしないけれど、心の中にたくさん愛を持っているキャラクターを、川栄さんの声とお芝居が表現してくださっています」と説明。


「つまり、要約すると李奈お姉さんが好きってことですよね?」と嫉妬したしんのすけは、
「李奈お姉さん! 映画みたいにオラのこと、ギュッとして、あのセリフを言ってほしいぞ!」とお願い。

川栄が「これからは私があなたのお母さんです」としんのすけを抱きしめると、「ポッポー! かわいい! かわいい! 分かりました! オラ、今日から『川栄しんのすけ』になります!」と興奮し、観客らを笑わせた。

『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』は4月22日(金)より全国公開予定。