STU48が8thシングル『花は誰のもの?』を4月13日にリリース。デビューよりグループを支えた岡田奈々が去り、新たなスタートとなる今作は瀧野由美子、石田千穂、中村舞の3人が中心に立つ"トライアングルセンター"という新たなフォーメーションでグループを見せる。今回、そのセンターに立つ石田と中村のふたりに話を聞いた。
――まずはトライアングルセンターと聞いてどう思いました?
中村 初めて表題曲でセンターをさせていただくので不安でいっぱいだったんですけど、3人だと負担が軽くなるし、センター経験者のふたりと一緒なので心強いです。
石田 披露する場所によってセンターが違うらしいので、自分たちもワクワクだし、ファンの方にも違いを楽しんでほしいなって思います。それと、3人がセンターになると決まって、すぐにゆみりん(瀧野)がLINEグループを作ろうって。
中村 でも、会うことのほうが多いから、あまり動いてないですけど(笑)。
――これをきっかけに、どんどん交流を深めていきましょう! そしてドラマ版のMVは30分を越える、まるで短編映画ですね。
石田 最初は15分から20分ぐらいと聞いてたんですけど、出来上がったものを見たら30分だったから、すごいびっくりしました。でもそれぐらい良いシーンがたくさんあったのかなって思ったら嬉しかったです。
中村 私は今まで演技をやったことないので、MVを見たファンの方が新鮮って言ってました。練習期間は1週間ぐらいだったんですけど、ゆみりんさんを怒るシーンとか、自分なりに一生懸命考えてやりました。
石田 普段そういうことしないから、「怒ってる! すごい」と思いました(笑)。
中村 あと呼び捨てもすごい不思議な感じがしましたね。千穂って呼んだり。
石田 うれしかったです。これからも呼び捨てで呼んでほしい(笑)。
中村 役の中だけで...。
石田 えー、検討しておいてください!
――MVの見どころは?
石田 合唱部のコンクールが中止になったことを知って、緊迫した雰囲気になるところですね。個人的にも一番緊張しました。あとはみんなで合唱してるシーン。砂浜で撮影したんですけど、2月で本当に寒くて。それもふまえて見てください(笑)。
中村 私も歌うシーンですね。『花は誰のもの?』を合唱形式で歌うのが新鮮でした。メンバーそれぞれがアップで映ってるので注目です。
――花がタイトルにありますが、花に関する思い出ってありますか?
石田 幼稚園の頃なんですけど、蜜のおいしい赤い花が幼稚園の玄関にいっぱい咲いてて、毎日吸ってました。私以外もみんな吸ってたんですけど、今考えたら、せっかく咲いたのに吸って捨てちゃうから、先生も悲しかったろうなあと。今はもう大人なので吸わないですけど、見ると気になりますね。
中村 私、春生まれなんですけど、お父さんとお母さんがお花見をした日の夜に生まれたらしくて。桜が舞う日に生まれたから舞って名前になったんです。この前の誕生日、お父さんが「生まれた日に来た場所に来たよ」って、桜の写真を送ってくれました。
――すごいロマンチックな話ですね。最近ふたりの間で流行ってることありますか?
石田・中村 ええと、やりますね。最初はグー、じゃんけんホイ。(ふたりともグー)ゆきだるま! じゃんけんホイ。(ふたりともパー)ちょうちょ! じゃんけんホイ(パーとチョキ)たんぼー!
――......なんですか、それ?
石田 MV撮影の合間に作りました(笑)。
中村 ストーブの前でじゃんけんをしながら、意見を出し合って。
石田 今も時間があったらやってます。ファンの方ともお話し会とかでやりたいので、ぜひ覚えてください!
――そして5月3日に広島グリーンアリーナで5周年コンサートをやります。
石田 ずっとやりたいと言ってた場所だったし、個人的に小学生の頃にともちん(板野友美)や、あっちゃん(前田敦子)と握手した場所で、そこに立てるってことがめちゃめちゃうれしいです。
――そうそうたるアーティストがライブやってる場所ですね。
中村 STUをまとめてくれた奈々さんがいなくなっちゃって、不安も大きいです。ファンの方が会いに来てくださるのかなって。
石田 奈々さんがSTUに来てくださったのが、アイドル5年目の時だったらしくて。私たちも出会った頃の奈々さんと同じぐらいアイドルをしているので、それぐらいしゃきっとしなきゃだし、後輩たちにも背中で見せたいっていう気持ちが強くありますね。
――これからやっていきたいことは?
石田 グループとしてはTikTokを始めたり、ドラマに挑戦したり。他のアイドルが好きな人や、アイドルファンじゃない人にも知ってもらえるツールを増やしていきたいです。
中村 コロナ禍でイベントがなくなっちゃって。以前は花火大会に呼んでもらって、ライブをやってから一緒に花火を見たり、そういった原点に帰って地元の人と触れ合うイベントだったり、瀬戸内でもっと活動したいなって思います。
石田千穂
2002年3月17日生まれ、広島県出身、2017年3月加入の1期生
中村舞
1999年4月4日生まれ、愛媛県出身、2018年1月加入のドラフト3期生