サーキットに咲き続ける花・近藤みやびが、２度目の戴冠を経て４月１８日（月）発売『週刊プレイボーイ１８号』のグラビアに凱旋。立ち姿のプロ、ここに極まる。

＊　＊　＊

■「ラブ嬢」からサーキットへ

――レースクイーンの代名詞的な存在になりましたね。

近藤　レースクイーン・オブ・ザ・イヤーを２回もいただけるなんてビックリです。正直、１回目（２０１９－２０）は狙っていました。でも２回目（２１－２２）は私でいいの？って感じで、話を聞いたときは信じられなかったです。長く続けるといいことがありますね。

――せっかくの機会なので、キャリアを振り返らせてください。

近藤　そもそも私、レースクイーンを知ったきっかけが変というか、入り口はスロットなんです。

当時、「ラブ嬢」という台にハマっていて、その演出で登場する水谷望愛さんに心奪われました。なんてカワイイ女のコなんだって気になって調べたら、レースクイーンをやっていると。じゃあレースクイーンになれば彼女に会えるはずだから、よし！なろうって（笑）。

――水谷さんには？

近藤　会えました！　確か１年目（１５年）の終わり頃、私の〝好き〟が水谷さんに伝わってツーショット写真を撮ってもらいました。サーキットではレースそっちのけで彼女を目で追いかけていましたからね。それだけでも幸せだったので、レースクイーンを目指した目的は完全に達成されました。

――なるほど（笑）。

近藤　とはいえ、レース自体への興味も徐々に湧いてきたんです。メカニックさんの仕事だったり、戦略だったりに触れると奥が深い。チームの中にいるからこそ知れる世界を魅力的に感じるようになりました。

ただ、２年目はオーディション地獄というか、なかなかチームが決まらなくて。地元の所沢から通っていたので、オーディション会場に行って帰るだけでもかなりの出費になります。１０回くらい落ち続けてギャラも出ない。交通費貧乏ですね。

やっと決まったチームでは歌って踊るアイドル的な活動も多くて、レースにはスタートとゴールに関われるだけ。翌年はよりレースに近い距離で活動できるチームを希望して、運よく所属できました。

――レースクイーンは基本的に１年契約。厳しい職業ですよね。

近藤　だからこそオブ・ザ・イヤーを狙っていたんです。やるからにはトップを獲（と）って、いいチームで活動したい。６年目に初めて獲れたときは叫びましたね。よっしゃー！って。同時に、レースクイーンとしてはひとつの大きな区切りにもなるはずです。

ただ私は、しっかりファンの方々に恩返ししてから引退したいと思っています。コロナの影響でサーキットに行けない時期が続いて、皆さんの前に立ってもソーシャルディスタンスがある。そんなの寂しいじゃないですか。コロナ、終わり！　元どおり！とはならないかもしれませんが、ファンの方々との密な交流を諦めたくないです。

――今シーズンは３カテゴリーの３チームで活動するとか。

近藤　今年で２９歳になるので体力的にはきついですよ。コスチュームに合う体形を維持して、ヒールで立ち続けてヘアメイクは自前。レースクイーンを続けるのも大変なんです。引退する日も近い。そんな気持ちもうっすらと自分の中にあるので、まずは今年一年をしっかりやり切りたいです。

――その先には？

近藤　もともとモデルを志望して芸能界に入ったので、やっぱり洋服関係のお仕事にも挑戦したいです。そして、ゆくゆくは所沢の看板を背負えるような存在になれたら幸せですね。今、所沢といえば、オードリーの春日さんというイメージが強いじゃないですか。ひそかにその座を狙っています。

――では最後に、所沢のアピールをお願いします。

近藤　う～ん......難しい（笑）。強いて挙げるなら渋谷まで電車一本で行けるアクセスの良さかな。治安がいいですし、大きな公園もあるので子育てにはぴったり。あと埼玉県なのでパチスロは等価交換です！　大きなホールも多いので遠征するなら所沢ですね。

（スタイリング／上野 珠　ヘア＆メイク／ＹＯＳＨｉ.Ｔ[ＡＶＧＶＳＴ]）　

●近藤みやび　
１９９３年７月３０日生まれ　埼玉県出身　
身長１６９ｃｍ　Ｂ８３　Ｗ６０　Ｈ８５　
特技＝ダンス、縄跳び、早着替え　
○今年の２月にレースクイーン・オブ・ザ・イヤー２１－２２を受賞。１９－２０シーズンに続く２度目の戴冠は、歴代初の快挙である。現在、大宮・西武園競輪アンバサダーとしても活動中。情報は各ＳＮＳをチェック！　
公式Ｔｗｉｔｔｅｒ【@miyabi_kondo】　
公式Ｉｎｓｔａｇｒａｍ【@miyabiiiii_kondooooo】

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本誌のアザーカットをパッケージしたデジタル写真集が『週プレ グラジャパ！』ほか主要電子書店にて１８日（月）～配信！　価格１１００円（税込）　

★誌面には載せきれなかった秘蔵グラビアや撮り下ろしムービーは『週プレ　プラス！』をチェック！【https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus】