グラビアライター・とりと、グラジャパ!スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。
第53回は、2022年上半期の週刊プレイボーイとグラビア界についてトーク!
■新しいフェーズに入ったゼロイチファミリア
とり 今年ももう折り返しですし、上半期の週プレをザッと振り返ってみたいんですけど、金髪さん、何か思い当たるトピックとかあります?
金髪 何かあったかなぁ? 改めて振り返ろうにも、記憶がない......。
とり あっという間でしたからねぇ(笑)。個人的な実感としては、ゼロイチ(ゼロイファミリア)の活躍が印象的だった気がするんですけど、どうです?
金髪 ゼロイチというと、桃月なしこさんや十味さんが所属している芸能事務所のことですね。って、今やグラビアファンなら誰もが知っているか(笑)。とはいえ、今年に限らず週プレでは何度も"丸ごと一冊ゼロイチジャック号"をやっているし、前々から大活躍しているイメージだけど?
とり おっしゃる通り、ゼロイチのメンバーが表紙を飾った週プレを遡(さかのぼ)ると、まず2017年にアンジェラ芽衣さんが2回、2018年に桃月なしこさんが1回。2019年には、川崎あやさんが2回表紙に抜擢されていて、その際はどちらも川崎あやさんを中心としたメンバー総出による"ゼロイチジャック号"になっているんですよね。
金髪 ほら。2019年で既に2回もゼロイチジャックをやっているよね!?
とり その後、2021年には、桃月なしこさん、黒木ひかりさん、アンジェラ芽衣さんが3人一緒に、そして十味さんが単独で表紙を飾りました。これまた、どちらもゼロイチジャック号です。
金髪 うんうん。むしろ、昨年の方がゼロイチの勢いを感じた気がするけどなぁ。
とり ただ今年の上半期は、桃月なしこさんに続いて、由良ゆらさん、まるぴさんと新しい面々が表紙に登場しました。この流れを見たとき「ゼロイチ、新しいフェーズに入ったのかも?」と思ったんですよね。
金髪 新しいフェーズ?
とり 昨年までのゼロイチは新進気鋭というか、知名度や人気がグーンと伸び続けている"新興勢力"ってイメージでした。それが次第に、チームとして揺るがない存在感を確立していった。だからこそ、今年の上半期は新世代メンバーの活躍が今まで以上に目立っているんじゃないかなぁと思ったんです。
金髪 なるほど。それで今年の上半期=ゼロイチの活躍なんですね。確かに、デビュー半年で週プレ初表紙を飾った別格ルーキー・まるぴさんの勢いとか、スゴいもんね。
とり そうそう! まるぴさん、かわいいですよねぇ。
金髪 まるぴさんはヤバいよね。2度目の撮り下ろしをまとめたデジタル写真集『やほみちゃん』なんて、あまりにかわいすぎて思わず「CGなんじゃないか」と疑っちゃいましたよ(笑)。手の位置といい、足の角度といい、ポージングのクオリティも高いし。
とり ベタ褒めじゃないですか! 別格ルーキーの爆誕に加えて、ゼロイチ所属のアイドルグループの人気も急上昇中な印象です。金髪さんもよく「#ババババンビの岸みゆちゃん、かわいい」って言っていますよね?
金髪 いやぁ......、岸みゆちゃんはかわいすぎるでしょう! 身長145cmと小柄で、小動物っぽくて。特にデジタル写真集『もっともっと。』は、まさに岸みゆちゃんのかわいらしさが詰まりに詰まったグラビアだと思いましたよ。
とり 小さな体で、めいっぱい自分を見せようとしているのが伝わってくる、愛くるしいグラビアでしたよね。
金髪 そうそう。それから私、「#2i2(ニーニ)」の天羽希純さんも大好きなんですよ。かわいすぎます。絶対、自分のお父さんには会わせたくないもん。
とり えっ、お父さん!? どういうことですか?
金髪 今どきの女のコでありながら、私のお父さん世代の男性にも人気がありそうなかわいさだなぁと思って(笑)。お父さんが女のコにデレデレしているところなんて、見たくないじゃないですか。でも天羽さんのかわいさにかかれば、お父さんの威厳も簡単に壊れてしまう気がするんですよね。
とり 誰に対しても優しい笑顔を振りまいてくれそうですもんね、天羽さん。そりゃあ、お父さんもデレデレしちゃうかぁ。って、金髪さん。「かわいい」が止まらないですね!
金髪 ゼロイチ、かわいすぎるコばかりだもの(笑)。
とり では、令和4年(今年)にデビューしたばかりの新グループ・「#YOYOYO(よーよーよー)」もお忘れなく。ピンク担当・由良ゆらさんは、#YOYOYOにちなんだ令和4年4月4日に発売された週プレで表紙に大抜擢されたゼロイチの新世代を担う女のコなんですから。
金髪 由良さんもかわいいですよねぇ。Twitterで「ゆらゆらさせちゃうぞ」とか「ゆらゆらしてる?」とか、謎の"ゆらゆらワード"を連発しているのが堪(たま)らなく好き。アイドルだなぁって感じがして。
とり "由良ゆら"って名前がかわいいですもんね。つい声に出して言いたくなります。しかも、特技は魚をさばくことなんですって。このギャップもかわいいですよねぇ。
金髪 われを忘れて「かわいい、かわいい」と言いまくりましたけど(笑)、ゼロイチの女のコたちは、SNSでも常にかわいいですよね。使い方も上手だし。ほぼ毎日のようにかわいい写真を投稿してくれているから、フォローしていて癒されるんだよなぁ。ほとんどのコがフォロワー10万人を超えているのも納得です。
とり SNSを見ていて、ゼロイチのコの写真を見ない日はないですもんね。それに私、好きなアイドルには偶像でいてほしいと思ってしまうタイプなんですけど、そういう意味ではSNSってミスマッチなんですよ。見たくない部分まで見えてしまって、勝手にガッカリすることがあるから。でも、ゼロイチのアイドルのコたちは、SNS上でも偶像的な存在でいてくれている。どのツイートもアイドルっぽさがあるから、24時間、365日トキメけるんですよね(笑)。
金髪 うんうん、分かります。この感じだと、まだまだゼロイチの人気は続いていきそうですね。とりさんの言う通り、新しいフェーズに入ったんだとしたら、今後どんなチームになっていくか、また楽しみになってきましたよ。ゼロイチメンバーのSNSは、要チェックですね!
■インフルエンサーグラビアは"となりのミステリアス"?
とり 今年の上半期は、ネットで活躍するインフルエンサーによるグラビアもグンと増えましたよね。
金髪 数年前から"インスタグラマー"とか"YouTuber"みたいな肩書きの人はいたけど、もはや違和感がなくなってきたよね。"TikToker"もそうだし、どの界隈からどんなコが出てきても驚かなくなりました。
とり 6月の+スペシャルに登場しているYouTuber・いけちゃんの初グラビア(デジタル写真集『ありふれない』)は、Vlog(Video blogの略。YouTubeで流行りの動画スタイル)がテーマになっていました。Vlogという概念自体が新しいし、YouTuberである彼女だから、成立したグラビアでしたよね。
金髪 いけちゃんのグラビアはかなり反響が良かったんだよね。やっぱり今どきは、友達みたいなノリの女のコが人気なのかなぁ。いけちゃんのYouTubeやSNSを見ていると、タレントというよりは、ファンの人たちとスゴく身近な距離感で接しているんですよね。
とり いけちゃん、よく自分のことを「陰キャ」「ぼっち」と自虐していますもんね。そういうコのグラビアだからこそ、見てみたくなるものなのかも?
金髪 先月、週プレで初グラビアを飾ったTikTokerの東菜摘(通称・尼崎のなつみかん)さんも、めちゃくちゃ親しみのある女のコなんですよ。関西弁でのマシンガントークが特徴で、地元のおっちゃんたちから孫のように愛されているキャラクターで。
とり 関西弁でのマシンガントーク(笑)。私たちも関西出身だから、余計に親近感が湧きますね。
金髪 そんな彼女が実はGカップのたわわボディだったと。ちょっとだらしない部屋着からセクシーな格好を見せるTikTokのショート動画が1750万回再生と大バズりしたんですよね。
とり 1750万回再生はスゴすぎる! でも親しみやすさとは逆に、SNS上の存在としてどこか神聖化されている女のコも人気ですよね。例えば、国木田さりまるさんとか。もとは被写体モデルとして活動されていたコなんですけど、あまりのかわいさにファンから「本当に実在するの?」とコメントをもらうこともあったそうですよ。
金髪 確かに、国木田さんは"身近な距離感"というより、ネットで見かける"ミステリアスな美少女"って感じかも。マネキンに囲まれた不思議な世界観のグラビアも合っていたしね。
とり ね! それから、ミステリアスでいうと、いくみさんも外せませんよね。コミケで自作の写真集を売るたびに長蛇の列ができる"同人グラビアの女神"。SNSに投稿されている過激な衣装、攻めた角度で撮られた写真を見るたびに、こんなエッチなお姉さん、実在するの!?って思っちゃいます(笑)。
金髪 デジタル写真集には、このカットより過激なカットがいっぱい収録されてるもんね。
とり そうですよ! しかも、国木田さんもいくみさんも、ネットで活動するミステリアスな存在でありながら、一般職のお仕事もされているんですよね。それなのに、絶対に自分のデスクの隣にはいない......。SNS上ですぐに会えても、リアルでは会えなさそうな距離感が切ないです。
金髪 しんみりしちゃった(笑)。でも、そういうコがグラビアに出ていると、届きそうで届かない距離感ゆえに「どんなコなんだろう?」と気になって、もっと知りたいと思ってしまうものじゃない? それがインフルエンサーグラビアの醍醐味というか。
とり なるほど。となると、今後のグラビアは見た目や雰囲気は身近だけど、素性は謎に包まれている"となりのミステリアス"的なコがさらに出てくるかもしれませんね。SNSでは尚更、素性よりパッと見のかわいらしさが見られる時代になりつつある気がしますし、その感覚は、きっとグラビアも同様なんじゃないかなぁ。
金髪 そうだろうねぇ。この感じでいけば、2022年下半期の週プレも、まだまだ未知なる美女たちに出会えそう。スゴく楽しみです。
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