『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ『初グラビア物語 ~My First Gravure Story~』

今回はギャルタレント・ゆきぽよさんの前編。ファースト写真集『Yukipoyogram』(2019年1月16日発売)で初の水着グラビアを披露。カラフルな水着に着替え、底抜けに明るい姿を披露しました。『週刊プレイボーイ』には2019年38号(9月19日発売)に初登場。大胆かつセクシーな姿を見せてくれました。

小学3年生でギャルに目覚め、高校1年の時にファッション誌『egg』のモデルとしてデビュー。2018年に恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』に出演するや注目を集め、以降バラエティ番組を中心に活躍中の彼女。今回は本人にギャルになったきっかけから、初グラビアのお披露目となったファースト写真集に至った経緯を聞いた。

『週刊プレイボーイ』2019年38号より(撮影/岡本武志)

――ゆきぽよさんは、ギャルタレントの代表格としてテレビを中心に幅広く活躍していますが、幼い頃から芸能界志望だったんですか?

ゆきぽよ 漠然とですけど、ありました。「モー娘。みたいなアイドルになりたいな」みたいな。まるで違う方向にいっちゃいましたけど(笑)。

――小さい頃から学校の人気者タイプ?

ゆきぽよ いえいえ、そんなことないです。小学校くらいまではすごい引っ込み思案で、恥ずかしがり屋。授業でも注目されるのが嫌だから手を上げられないくらいでしたね。

――それが変わったのは?

ゆきぽよ 小学校3年の時です。近所に5歳年上の幼馴じみがいたんですけど、すっかりギャルになっていたんですよ。それがすごく派手でかっこいいと思っちゃって。すぐ弟子入りしました。お下がりの洋服をもらったり、泊まり込みでメイクを教えてもらったり。そこから中学・高校とずっとギャル。人前に立って目立つのも楽しくなってきましたね。

――性格も変わったと。

ゆきぽよ そうですね。当時は放課後、地元・横浜の友達とドンキとか、カラオケとかに行ったり、あと公園に集まって夜遅くまでおしゃべりしたりして過ごしました。あと横浜から電車ですぐなんで、渋谷にもよく行ってましたね。

――渋谷=ギャルのメッカですね。

ゆきぽよ その頃の渋谷にはプリクラの聖地があったのでそこへ行ったり。いまはSNSが普及しすぎたから、人に会う必要もなくなっちゃったけど、当時は「あそこに行けば、誰かがいる」みたいなのがまだあって。行って友達と会ったり、あるいは友達になったり。友達を通じて世界が広がる感じが面白かったんですよね。

――芸能のお仕事はいつ頃に始めたんですか?

ゆきぽよ 中2の時、渋谷でスカウトされ、小さい事務所に入ってからです。そこで社長に「和泉川雅」(いずみかわ・みやび)って名前をつけられて、撮影会モデルをやったりしていました。

――「和泉川雅」って、すごく和風な名前ですね。

ゆきぽよ 演歌歌手みたいでしょ。最初は「え~、まじでー!」って(笑)。高1で『egg』のモデルを始めて、事務所を移ってからはmixiネームだった「ゆきぽよ」を名乗るようになりました。

――『egg』はどういう経緯で?

ゆきぽよ モデルオーディションに応募して。『egg』はずっと出たかったんです。もともと地元で一番有名なギャルになりたかったけど、「あの学校にゆきぽよっているよね」とかいろんなところで言われるようになって。その夢は叶ったから、今度は日本で一番のギャルになりたいなって。

でも『egg』モデルって、思っていた以上に厳しい世界でしたね。スタジオで撮影している時、先輩が来たら大きな声で挨拶しなくちゃいけないとか、ロケバスでは座る席順が決まっているとかあったりして。

――華やかなイメージの割にかなり体育会系ですね。

ゆきぽよ そうですね。でもいまは感謝しています。それまでは敬語も挨拶もちゃんとできなかったのに、おかげで礼儀が身につきましたから。

――そもそもギャルってどんなところが楽しいんですか?

ゆきぽよ なんだろうな。う~ん。会話の中身がないこと!

――それどういうことですか?(笑)

ゆきぽよ 例えば「お金がない」ってなっても、「好きな彼氏と別れた」ってなっても「いいじゃん!うちらがいるじゃん!」って。そう言われたら、すぐに元気になっちゃう。ギャルってものすごく明るくて、前向きなんですよね。能天気なくらい(笑)。それが何より楽しいんですよね。

――なるほど、わかるような気がします。『egg』は惜しまれつつも休刊(2014年)。ゆきぽよさんはVine(6秒間のショート形式による動画共有サービス)の投稿で人気を博したり、カリスマショップ店員として働くなどした後、恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』に参加しました。

ゆきぽよ その時は「結婚したいなー」って思ったんです。私、男性を見る目がなかったので、相手はいつもヤンチャすぎる人ばかり。浮気もされるし、結婚しても絶対痛い目に遭いそうだなって思っていたんです。でも第三者が選んだバチェラーだったら、結婚して間違いないだろうと。そう思って、応募しました。

――番組では、ゆきぽよさんの明るく、天真爛漫な姿が評判となって、一躍注目を集めましたね。

ゆきぽよ 自分に素直にいただけなんですけど、確かにあの頃の私はピュアでかわいいですよね(笑)。『バチェラー』に出て、私を知ってくれている方がすごく増えました。街を歩いていても、ギャルからもヤンチャじゃない方からも声をかけられるようになったし(笑)。目立つのが好きなので嬉しかったです。

――そしてそんな中、いよいよグラビア撮影に挑戦することに! ゆきぽよさんの初めてのグラビアは、ご自身のファースト写真集『yukipoyogram』(2019年1月16日発売/双葉社)ですか?

ゆきぽよ そうです。あれは編集部さんから声をかけていただいたんですよ。間髪入れずにオーケーを出しました。

――写真集と言っても、人前で水着になるわけですよね。抵抗は?

ゆきぽよ 全然問題なかったです。『egg』の下着特集に出ていたし、SNSで水着や下着姿の写真とかもあげていたので。第一、自分だけの一冊を作ってくれるわけじゃないですか。その時点でもう「えー! 写真集出せるの? すごーい! ありがとうございます!」みたいな(笑)。あと私、水着グラビアにアート性を感じるんです。それも背中を押しました。

――当時、ギャルで水着グラビアをやってる人って、CYBERJAPAN DANCERSを除いて、そこまでいなかったですよね。

ゆきぽよ そう! ギャルグラビアって明るく楽しいし、とにかく見ていて元気になるじゃないですか。だからもっとやればいいのに!って思っていたんです。自分がやれるのが嬉しかったですね。

――この時の撮影地は?

ゆきぽよ グアムです。もう最高でしたよ。天気はいいし、海もキレイだし。現地に着いた瞬間から、めっちゃ上がりまくってやばかったです。でも......さすがにファーストショットは少し緊張しましたけど。

――え? 緊張を? 

ゆきぽよ 水着に着替えて、いざスタート!となったら「カメラマンさん(舞山秀一氏)にエロい目で見られちゃうのかな」って急に思えてきてちゃって。さすがにそれは嫌じゃないですか! 

――急にピュアっていうか......。

ゆきぽよ でもドキドキしてたら「あれ! 全然エロく見てこないぞ!」って。完全な取り越し苦労でしたね。気づいたらかなりの量を撮影していました。

――衣装はスタンダードなビキニやワンピースなどばかりでなく、マイクロビキニやきわどいハイレグのワンピース水着なども。結構攻めてません? しかも初グラビアで!

ゆきぽよ そうなんですよ。最初見た時「ちっさーい!」ってびっくりしちゃって。でも試着してみたら、スタッフさん全員が揃って「かわいい!」って。「じゃあオッケー」みたいな(笑)。

――早っ(笑)!

ゆきぽよ もちろん手ブラとか自分の中でNGはありますよ。でもそれ以外であれば、何の問題もないかなって。撮影が終わった時は、最初恥ずかしかったことなんてすっかり忘れて、楽しかった記憶しかなかったですね。とにかく出るのが待ち遠しくて。ずっとワクワクしていました。

★後編⇒ギャルタレント・ゆきぽよが語る初グラビアの記憶「肌をこそこそと隠しているより、出している方が解放感があって楽しいじゃないですか!」【初グラビア物語】

●ゆきぽよ(木村有希) 
1996年10月23日生まれ 神奈川県出身 身長158cm 血液型=O型 
公式Instagram【https://www.instagram.com/poyo_ngy
公式Twitter【https://twitter.com/poyo_ngy】 
公式YouTubeチャンネル『ゆきぽよTV!』

ゆきぽよ(木村有希)デジタル写真集『CHARISMA GAL』撮影/岡本武志 ¥1,320(税込)

☆ゆきぽよのグラジャパ!プロフィール
#ゆきぽよ

『初グラビア物語~My First Gravure Story~』
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