『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ『初グラビア物語 ~My First Gravure Story~』。
前回はギャルタレント・ゆきぽよさんにファースト写真集『Yukipoyogram』に至るまでのお話を聞きましたが、今回はいよいよ『週刊プレイボーイ』のグラビアに関して質問。
普段は水着になることに臆さず、常に堂々として明るい笑顔を見せる彼女ですが、週プレのグラビアでは最高に恥ずかしかった撮影があったとか。果たしてそのグラビアとは......? 彼女のグラビア観とあわせてお話を聞きました。
――グアムで撮影したファースト写真集(2019年1月16日発売)は「あの『バチェラー・ジャパン』で話題のゆきぽよが水着になった!」と大いに注目されました。発売当日、書店には行きました?
ゆきぽよ いや、行かなかったです。楽しみにしてたけど、発売日のことはすっかり忘れてて(笑)。ニュースで見て「そうか、今日だったな」って思い出しました。その後、通りがかりに書店があったので入ったら、ちゃんと置いてあって。それを見て初めて「写真集を出したんだ」って実感が湧きました。
――周りの反応は?
ゆきぽよ びっくりするくらいいろんな友達からDMがきましたね。高校の先生からも来て、一緒に飲みに行ったりもしたし。
――高校の先生と!?
ゆきぽよ 通っていたのがギャルばかりの高校だったんで、先生が全員若いんですよ。なのでみんな仲がいいんです。「欲しかったらあげますよ!」って連絡して、それじゃあってことで飲みに行きました。手渡したらすごく喜んでくれましたよ。
――先生と一緒に自分のグラビアを見る人って、なかなかいないような(笑)。それから半年余りが経ち、いよいよ『週刊プレイボーイ』(2019年38号・9月23日号)に登場します。
ゆきぽよ この時は沖縄ロケですね。一泊二日だったかな。当日羽田空港に着いてチケットをもらうまで、マネージャーさんから行き先も何のお仕事なのかも教えてもらってなかったんです。ドッキリをしかけられたというか。
そうしたら「沖縄でグラビアを撮る」って。もうびっくりしちゃって! 現地に着いたらロケーションは最高だし、水着になれて楽しいしテンションがあがりっぱなしでした。
――この時のテーマは「野生的なギャル」だったとか。どんな撮影だったんですか?
ゆきぽよ 確か、大自然をバックに大胆な姿で......みたいなことを聞いた気がするけど、自分的には深く考えず、いつも通りカメラの前に立ちました。もともと野生児みたいなものだから(笑)。
初日の撮影が終わった後は、みんなでご飯を食べて、スナックに行って。さらにその後、ヘアメイクさんとクラブに繰り出して、明け方近くまでずっと遊んでいました。
――元気ですね(笑)。とにかく何から何まで楽しもうと!
ゆきぽよ そうです。当時22歳で体もまだ元気だったし(笑)。週プレさんの撮影はその次がすごく大変だったんですよ。
――次というと『脱ギャル宣言!?』(2020年18号・5月4日号)ですね。「清純派」をテーマに撮り下ろしたグラビアでこの時、ゆきぽよさんはなんと"すっぴんメイク"で登場! 表紙も飾り「これは事件だ!」と話題になりましたね。
ゆきぽよ いや、もう私には大事件ですよ! すっぴんで撮るなんて初めてで! 現場では固まりましたから!
――撮影前に企画の説明はあったんですよね。
ゆきぽよ ありました。最初、聞いた時は「えーっ!」って驚いたのを覚えてますから。でも当日はなんだかんだでメイクさせてくれると思ったんです。それが、全然そんなことなくて(笑)。
ちょっとマスカラ塗ったら、編集さんが怖い顔をして「あれ? 塗ったでしょ? ダメです!」って言われ、それならとアイライン引いてみたら、それもまた「ダメ!」って。
――厳しい(笑)! でも中途半端ではなく、ガチでやるからこそより良い内容になるというか。
ゆきぽよ 特にウィッグをかぶったカットは違和感がありました。見た瞬間、「これは自分じゃない!」って思いましたから。でもまわりから「可愛い!」って何度も言ってもらえたし、意外に"盛れ"ていたからこれはこれでアリかもとちょっとだけ思ったけど(笑)。
――ちょっとどころか、すごくアリですよ(笑)! 撮影中、カメラマンからの指示は?
ゆきぽよ ありました。ツンとしてとか笑ってとか。でもいつもの顔じゃないし、衣装も白系とか普段着ないものばかりだから迷子になっちゃって。いつもは上から目線というか、強めの気持ちで撮影に臨むんですけど、この時はか弱い感じというか、キュートな女のコで少女マンガに出てくるような女のコをになった気分でした。
――この時のグラビアで気に入ってるカットは?
ゆきぽよ ベッドの上でシーツにくるまって笑顔を向けているカット。これはカメラマンさんにカメラを借りて自撮りしたカットなんです。自分の好きな角度で撮れてるし、"盛れ"ているから好きですね。そういえば、この号は出た時も不安だったんですよね。
――ファンからの反応ですか?
ゆきぽよ そう。自分の表紙がダメで売れなかったらどうしようと心配になったし。でも意外なことに反応がよかったんです。いろんな人から「こっち系でもいけるじゃん!」って。親からも「こっちが好き」って言われました(笑)。自分でも改めて見て、「清純派のメイクのほうが条件のいい男にモテるのかも」なんて思ったりして(笑)。
――その次に登場していただいた『サバイバル~ゆきぽよ的ギャルキャンプ~』(2021年19・20合併号/5月10日号))も評判でした。ゆきぽよさんがキャンプに出かけ、魚を釣ったり、テントでくつろいだりする様子を撮り下ろしたグラビアです。
ゆきぽよ これは楽しかった! 私、魚釣りが昔から好きなんですけど、なかなか行く機会がなくて。釣った魚を焼いて食べたけど、それも最高に美味しかったし!
――この時はライザップで5キロの減量に成功した直後だったんですよね。
ゆきぽよ そう! そのおかげで体を見せること自体がすごく楽しくて、いつも以上に堂々としています。
――確かに黒いTバックのシーンなどもあって、とてもセクシーです。肌の露出については気にならないタイプ?
ゆきぽよ まったくです。そもそも自分から脱ぎにいってますから(笑)。肌を出すなんて若い時でないとできないし、それに肌をこそこそ隠しているより、出している方が解放感があって楽しいじゃないですか。露出はグラビアの醍醐味ですよ。
――ゆきぽよさんはファッションモデルとしても活動されていますが、モデルとグラビアでは感覚的に大きな違いがあります?
ゆきぽよ あります。やはりグラビアは私が主役になれるし、スタッフの皆さんの力のおかげで、たくさん"盛れ"ますから。ファッションも好きだけど、より生き生きしている気がします。
つくづく思いますけど、私はギャルとグラビアの組み合わせが本当に好きなんですよ。ギャルのグラビアってギャップがあるので、ひときわ可愛く見えるじゃないですか。あとどんなに露出をしても健康的に見えるのもいいし。
――確かに。清楚なイメージの女のコが露出すると、湿っぽくなることもありますからね。これは皆さんに伺っていますが、ゆきぽよさんは最初のグラビアを見返したりします?
ゆきぽよ しないですね。そもそも私、ファースト写真集を手元に持ってないんです。みんなにたくさんあげちゃったので。ただ、そのファースト写真集のポスターは部屋に貼ってあって。見返すのとはちょっと違うけど、見ながらこの時は何を食べても太らなかったなー、いいよなーなんて思ったりします。
――グラビアをやって、ご自身の中で何かが変わったと思います?
ゆきぽよ 何も変わらないですね。もちろん撮影の上ではいろいろ勉強させていただいています。でも中身はゆきぽよのまま。もう何年も"楽しい"だけで生きています。
――清々しいというか。ゆきぽよさんといると余計なことで悩んでいるのがバカらしくなりますね。
ゆきぽよ それがギャルの良さなんですよね。私に限らずギャルはみんなそうだと思います。それにしてもまたグラビアをやりたいですね。週プレさん、また呼んでくださいよ!
――担当に話しておきますが、今度やるとしたらどんなグラビアをやってみたいですか?
ゆきぽよ どんな撮影でもいいですけど、いつかはすっぴんグラビアをリベンジしたいですね。やっぱり不完全燃焼だった気がするし、いまならたとえすっぴんでも、もっと盛ったグラビアをやれる気がします。もし撮影が決まったら、その時はいま以上にカラダを仕上げて、ポージングや表情も磨いて臨みたいと思います!
●ゆきぽよ(木村有希)
1996年10月23日生まれ 神奈川県出身
身長158cm 血液型=O型
公式Instagram【@poyo_ngy】
公式Twitter【@poyo_ngy】
公式YouTubeチャンネル『ゆきぽよTV!』
★『初グラビア物語~My First Gravure Story~』
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