瀬戸内エリアを拠点に活動するアイドルグループＳＴＵ４８が７月１０日（日）、広島グリーンアリーナで５周年記念コンサートを行なった。広島グリーンアリーナはメンバーがデビューより目標としていた場所。本来は５月に開催される予定であったが、メンバーの新型コロナウイルス感染によって延期。ようやくのコンサート開催となった。
オープニングに歌ったのは『出航』。続いて『サングラスデイズ』、『ベダルと車輪と来た道と』、『思い出せてよかった』とオリジナルの楽曲が続く。キャプテンの今村美月が「５周年コンサートは今までの活動や軌跡を辿るものです。今日はＳＴＵ４８の楽曲だけでお届けしたいと思います！」と話すと、ファンは大きな拍手でそれに応えた。
センターの瀧野由美子は「ずっと目指していた場所に立てて本当にうれしい。５年間の感情が込み上げてきて、あんまり考えちゃうと感極まっちゃうので、色々考えないで楽しもうと思います」と、その想いを語った。
ユニットパートでは初披露となる『Ｓｕｒｅ、じゃあね』、『ポニーテールをほどいた君を見た』など７曲続けて披露。その後、５年間の軌跡をたどる映像が流され１期生が登場。今村が「今までの５年間の思い出、そしてその中で出会ってきた方々、そして、ここにいるメンバーはかけがえのない大切な宝物です」と話す。
続けて瀧野が「私たちは３３名で活動が始まりました。５年経って１２名になりました。私たちが続けて来られたのは、ファンの皆さんの存在もありますが、そばにいるメンバーの存在が大きかったと思います。そんな1期生で、今日はこの曲を歌わせて頂きます」と披露したのは、デビューシングルの『暗闇』。メンバーこそ減ってしまったが、それをカバーするような個々の成長で見るものを圧倒。
本編ラスト。「瀬戸内への思い、そして５年間の思いを込めて歌わせていただきます」と瀧野が語り、メンバー全員で歌ったのはファンの間で「国歌」とも言われる『瀬戸内の声』。感極まったメンバーたちの目には涙が浮かんでいた。
アンコールはメンバーが広島カープとのコラボユニフォームに着替えて登場し、『ＳＴＵ４８』、『ＳＴＵフェスティバル』と２曲続けて歌唱。今村は「６年目、７年目、１０年目といろいろな節目を迎えると思いますが、進化していくＳＴＵ４８、これからも私たちについて来てくれるとうれしいです。私たちはこれからも次の目標に向けて突き進んでいきます！」と力強く宣言。最後に全員で『夢力』を歌う。今村が「私たちをここまで連れてきてくださり、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、コンサートは終了した。
最新シングル『花は誰のもの？』がユーチューブで１００万再生を突破し、新公演のスタートも発表された。６年目となるＳＴＵ４８のさらなる進化を期待したい。