アイドルグループ「SKE48」の江籠裕奈が、今月20日にソロとしての初シングルCD「君が大好き、みたいなんです」を発売した。ちょうどデビュー10年の節目を迎えた昨年3月にソロライブを初開催し、同9月に初のソロ曲を与えられた。そして今年6月21日の単独ライブでソロCDデビューを発表、ソロ活動は新たなステージに突入していくという。今回、ソロデビューの裏話や心境について、週プレNEWSに語ってくれた。

――ソロシングルCDの発売、おめでとうございます! ソロ曲はどうして発売することになったんですか?

江籠 昨年から1人でライブをやるようになったんですが、その中でグループの曲を1人で歌うのには限度がありました。ソロライブを今後も続けていくためにはソロ曲がほしいということは、以前から事務所には話していたんです。でもまさかソロシングルという形でデビューするとは、想像もしていませんでした(苦笑)。

――シングル曲として動き始めたのはいつぐらいですか?

江籠 意外と最近なんです(苦笑)。

――えっ!? 最近って(苦笑)。曲選びはどうだったんですか?

江籠 "私のやりたいアイドルをやる"をテーマにして、SKE48にいるならこういう感じの曲は歌わないだろうなって、ということで決めたんですよ。会議室でデモ音源から候補曲を選んだんです。

――それはすごいですね。今回の曲に決めた理由は何だったんですか?

江籠 聴いた瞬間に"CMソング"みたいって思ったのが第一印象でした。すごくかわいい曲だったので、これはいいと思って気に入りましたね。

――その他に自分で決めたことはあったんですか?

江籠 ジャケット写真をどれにするか、ヘアメイクさんを誰にお願いするかなど、すべて自分で決めたんですよ。ジャケ写は何百枚も写真がある中から選んだんですけど、自分の顔を見すぎておかしくなりそうでした(笑)。今回、これだけ多くの作業を経てCDが作られているのを知ることができて、本当にビックリしましたし、いろいろ知ることができて本当によかったなって思っています。

――"みんなの妹"と呼ばれていた江籠さんが、いつの間にか"みんなのお姉さん"になっているじゃないですか! ちなみに今回の衣装のこだわりはありますか?

江籠 アイドルの衣装ってピンクとかが多いんですけど、今回はなかなかない色のミントグリーンにしてもらったんです。ロリータファッションっぽいのもいいなって思っていて。ミニスカートで白のソックスっていうのもよくないですか? 私ってこういうのが似合うんです(笑)。

――たしかに似合いますね(笑)。江籠さんはソロコンサート、ソロデビュー、写真集発売と、アイドルの夢をすべて叶えてきていますよね。後輩たちの指針にもなると思うんですが。

江籠 10年間、SKE48をやってきていろいろご褒美をもらった感じです。たしかに頑張っていれば、こういうこともできるんだよっていうことを後輩たちには見せられていると思います。ただ私はSKE48に入って、具体的な夢がないからここまで来られたと思っているんです。目標はありますけど、アイドルの夢はいまのところはないかなー。

――えっ!? そうなんですか。今後の夢はないんですか?

江籠 私はアイドルが大好きで自分もアイドルになりました。そのアイドルを楽しめなくなるまではアイドルを続けたいと思っています。今の夢というか、このソロ曲を歌いに日本各地に行ってみたいですね。

――どこでも?

江籠 私が行くことで喜んでくれる県があれば行きたいです。

――全国にいる江籠さんのファンはきっと喜んでくれると思います。嫌いな飛行機にも乗るんですね!

江籠 あ、飛行機は嫌いなので、新幹線で行けるところでお願いします(笑)!

●江籠裕奈(えご・ゆうな) 
2000年3月29日生まれ 愛知県出身 血液型=O型 身長162cm ニックネーム:えごちゃん 
SKE48 Team KⅡメンバー SKE48 5期生
〇ソロシングル『君が大好き、みたいなんです』が7月20日発売