ゆでたまご両先生にコミックス78巻から選んでいただいた、思い入れの深い1枚

『週刊プレイボーイ』および『週プレNEWS』連載中(毎週月曜発売および更新)の漫画『キン肉マン』(ゆでたまご作)のジャンプコミックス(以下、JC)各巻の中から、ゆでたまご先生ご自身にお気に入りの原画を選んでご紹介いただくシリーズ企画"ゆで原画"第27回。

天へと続く神の試練の道・バベルの塔にて展開中、地上屈指の精鋭超人軍団8名"リアル・ディールズ"と超神たちの命をかけた激闘も3戦目へ。しかしそのウォーズマンを完封し続けるオニキスマンはまさかの半機械化されたボディを持つ超神で......!? 己を上回る電脳を持つ相手に劣勢が続くなか、ようやく一矢報いたウォーズマンの次の一手が気になる『キン肉マン』最新JC79巻が8月4日(木)発売に!

8月4日発売『キン肉マン』第79巻

そんな最新刊を読む前におさらいを兼ねて......その前巻JC78巻から作者・ゆでたまごの両先生に、思い入れの深い漫画原稿一枚をそれぞれ理由も添えて選んでもらった。

まずは作画担当・中井義則先生に選んでいただいたのがこの一枚(JC78巻/14ページより)。

ネプチューンマンの前に姿を見せた超神は、なんとビッグ・ザ・武道の防具を身につけて決戦のリング上に出現。相手の予想外の出で立ちに面食らうネプチューンマンだったが、まずはその実力のほどを量るべく、試合開始のゴングと同時に完璧(パーフェクト)超人流の最初の所作"審判のロックアップ"でこの一戦へと身を投じていく!

――中井義則先生(ゆでたまご・作画担当)コメント

ネプチューンマンって、僕のなかでは今でもずっと描くたびに楽しい超人のひとりなんですよ。もちろんネプチューンマン自身を描くのもそうなんですけど、それだけじゃなくて、対戦相手の強さやいい面もどんどん引き出してくれるようなところも感じていて、その最たる描写のひとつが試合の序盤に彼が行うこのロックアップ。

ネプチューンマンと同格、もしくはさらに格上の相手とのロックアップではどちらの貫禄も同時に醸し出せるので、これからどんな闘いに発展していくのか描いてる自分でもわくわくしてきます。特にこの場面では中身こそ別人ですが、かつて組んでいたビッグ・ザ・武道と同じ容姿のキャラクターということで、もしあのふたりが闘ったらどっちが強かったんだろうという妄想を自分の中でも存分に膨らませながら、それを読者に対して問いかけるように描けたのがとても楽しかったですね。

さらに補足すると、ネプチューンマンより格下相手とのロックアップもまた面白い。たとえばかつて『キン肉マンⅡ世』時代にジェイドとロックアップになった場面がありましたが、あの時はあの時で、じゃあ今のジェイドに足りないものが何なのか。描きながらそこが自分にも理解できてきたところがあって、大いにその後の参考にもなりました。そういう意味では僕自身にとってもこのシーンを描くのはまさに"審判"なんですよ。

まだ描いたことありませんが、この先ももし彼が悪魔将軍とロックアップしたら、フェニックスとやってみたら、どんな絵になるのか想像しただけでわくわくしてきます

そして原作シナリオ担当・嶋田隆司先生に選んでいただいたページはこの一枚(JC78巻/85ページより)。

超神リヴァイアサンとの決戦もいよいよ最終段階へ! マスクが半壊するほどの苦戦を強いられながらも、なんとか逆転の流れを掴んだネプチューンマン。彼がフィニッシュに選んだのは、かつて得意としたツープラトンを思わせる大技をシングルマッチの独力で繰り出してみせる、という渾身の一撃だった!

――嶋田隆司先生(ゆでたまご・原作シナリオ担当)コメント

ネプチューンマンがタッグ屋だというのはこの試合に取りかかる前から僕自身も感じていて、まず今回の試合ではそれを払拭したいというのが大きな課題としてありました。

それに加えて、僕ら自身がしっかり描いた彼の直近の試合となると『キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編』での彼の敗戦ぶりが大きく読者を落胆させてしまうものだったというのもまた感じていて、いや、そうじゃないんだと。あの時は老いさらばえてしまっていたけど、本来のネプチューンマンはやっぱりめちゃくちゃ強くて頼りになる超人なんだというのを改めて、あの時落胆させてしまったファンの人たちに再提示したかったという思いも強くありました。

本格的に彼のシングルマッチを描くのも初めてですから、じゃあどういう技を使うのかということを考えていくと、設定として残っている喧嘩男(ケンカマン)時代の技がベースになってくるんですが、それだけじゃどうも物足りないと思ったんです。そもそもの彼の強さのイメージは"ヘル・ミッショネルズ"時代の圧倒的な完璧ぶりが原点ですから、どうしてもその要素は入れたかった。そこで思いついたのが、じゃあその象徴的な技でもあったクロス・ボンバーをシングルアレンジしてみたらどうなるかということで、それを突き詰めてたどり着いたのが、ここで描いた技になります。

初のシングルマッチということで僕らも色々苦労しながらの一戦ではありましたけど(笑)、なんとか勝利という形に落ちつけることができてよかったです

そのネプチューンマンに続いて登場のウォーズマン、驚愕のロボ超神オニキスマンに終始劣勢気味だったものの、セコンドにつくキン肉マンのアドバイスを受けてようやく反撃体勢へ! 半分機械の身体を持つ両者の闘いの結末は!? そして現代に蘇るアシュラマン&サンシャインのはぐれ悪魔超人コンビの復活も見逃せない!

今回ゆでたまご先生におさらいしてもらったJC78巻の続き、JC『キン肉マン』79巻はまもなく8月4日(木)発売! 乞うご期待!

●『キン肉マン』第79巻は8月4日(木)に発売!!!