放送中のドラマ『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』(テレビ東京系)で、地上波連続ドラマ初主演を務めている乃木坂46の与田祐希。あらゆるものが平均的なタイプの主人公・小向璃子役を演じ、プラモデルを通じて成長していく姿が描かれている。

今作でプラモデルに初挑戦したという彼女に、プラモ作りや自分の好きな時間、夏にやりたいことなどの話を聞いた。

――7月からドラマの放送が始まっていますが、反響はいかがですか?

与田 メンバーやいろいろな方から「面白かったよー」って連絡をいただきました。第一話の放送のときは、Twitterで「量産型リコ」を検索してみなさんの感想をリアルタイムで伺って、ドキドキしながら見ていました。反響をいただけてうれしかったです。

――イベント会社に勤める璃子が町の模型店に通い、量産型ザクから始まりGT-Rやエヴァンゲリオン初号機など、毎回テーマに合ったプラモデルを作るシーンも見どころです。

与田 プラモデルを作るのは初めてだったのですが、思った以上に楽しかったです。プロの方に説明してもらいながら、最初は量産型ザクを作りました。ザクは接着ですが、GT-Rのときにパーツがパチっとハマる瞬間とか楽しかったですね。プラモデルって、完成したときにすごくうれしい気持ちになるんです。

――璃子だけじゃなくて、今後は他のキャストの方々もプラモデルの世界に入っていくんですか?

与田 そうですね。璃子が所属するイベント3部の人たちもそうだし、ひとりひとりがプラモデルを通じてちょっとずつ成長していくお話というか。大きな変化ではないんです。日常の些細な変化から生まれる小さな幸せが描かれているドラマなので、穏やかな気持ちで見ていただけるんじゃないかなと思います。

――プライベートでもプラモデル作りを続けたいって思いますか?

与田 思いました。でも、ドラマでみんなと作るのが楽しかったので、ひとりだと寂しい気持ちになっちゃいそうです。クランクアップしたばかりなので、今プラモデルを作ると100%"リコロス"になるなぁって(笑)。

――まだひとりでは作ってないんですね。

与田 そうなんですよ。クランクアップのときにプラモデルをたくさんいただいたので、とりあえず置いておく"積みプラ"ですね。ここぞ!というときに作りたいなって思います。

――どんなプラモデルがあったら作ってみたい?

与田 動物が好きなので、ウォンバットのプラモデルがあったら作ってみたいです。

――ウォンバット!? 調べてみます。

与田 めちゃくちゃかわいいんですよ。ウォンバットのプラモデルが出たら、すぐ作ります!

――璃子にとってのプラモデルのように、与田さんが仕事から離れて一息つける時間って何をしているときですか?

与田 私、趣味とかそういうのが特になくて......。おうちでゴロゴロしている時間ですかね(笑)。うちに煙の出ない焼肉のグリルと炉端焼器があるので、肉とかホタテとかハマグリを焼いて食べたり。焼きながらボーッとしている時間とか、配信アプリやテレビをボーッと見ている時間とか結構好きです!

――ということは、休日はあまり出かけない?

与田 ジムに行くくらいですね。休日といえば、ジム行ってから家でなんか焼いてテレビを見るって感じです。

――最近、焼いて一番おいしかったものは?

与田 赤身肉です! さっぱりしたお肉が好きなので、赤身肉をちまちま焼きながら自分のペースで食べています。ジム行って体動かしたあとに赤身肉ってガチな感じですよね(笑)。

――この夏は乃木坂46の「真夏の全国ツアー2022」で多忙だと思いますが、夏にやってみたいことってありますか?

与田 冬の国に行きたいです。暑いのは苦手なので、避暑したい(笑)。東京に来る前は島に住んでいて、ショーパンにTシャツでいつでも海に飛び込んじゃうみたいなタイプでしたが、今は海を見つけても飛び込もうと思わなくなりました(笑)。

――では今年も半分を過ぎたので、下半期の目標をお願いします。

与田 元気でいること。まずは健康第一で、仕事をより楽しめたらいいなって思います。『量産型リコ』を通して感じたことなのですが、プレッシャーとか不安を感じながら今までやってきたんだなって気付かされたというか。このドラマの現場にいる方々って、みんな仕事が楽しくて好きだって人たちばかりなんです。大変な中でも楽しんでやっているのがヒシヒシと伝わってきて。もっと素直に楽しめるようになれたらいいなってすごく思いました。

――このドラマの話をしてると楽しそうですもんね。

与田 本当に楽しかったですねー。すごくいい経験になりました。

――余談ですが、今回はイベント企画会社に勤める会社員の役を演じました。もし乃木坂46に入っていなかったら自分は何をしていたと思いますか?

与田 どうしようかなって思いながら生きてきたタイプなので、自分が何をしてるって想像ができなくて。私、乃木坂46に入るまでは将来の目標もずっとなかったので......。だから、乃木坂46に入ってよかったなって思います(笑)。

――いい話ですね。

与田 本当に何もなかったんですよ! だからこそ、乃木坂46に入って頑張ろうって思ったから今もずっと続けられているんだろうなって。他にもやりたいことがあったら違う道に行ってたかもしれないし、何もなかったことが逆に良かったのかなって今はすごく思います。

(ヘア&メイク/江原理乃 スタイリング/菅野 悠)

●与田祐希(よだ・ゆうき)
2000年5月5日生まれ 福岡県出身身長152㎝ 
血液型=O型 nickname=与田ちゃん
○乃木坂46の3期生メンバー。乃木坂46の最新シングル『好きというのはロックだぜ!』は8月31日にリリース。ドラマ『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』(テレビ東京系、毎週木曜深夜0:30~)に出演中。
公式Instagram【@yodayuuki_oimo】

■「量産型リコ」地上波放送後よりdTVにて最新話含む全話見逃し見放題配信中! さらに撮影の裏側を収めた特別メイキング番組も配信予定。