今年の春に宮古島から上京してきた新人女優の入來(いりき)ももが、8月22日(月)発売『週刊プレイボーイ36号』のグラビアに登場。すらっと伸びる手脚、艷やかな長い黒髪、周囲を明るくする笑顔。期待に胸ふくらむ19歳の、緊張たっぷりの初グラビア。
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■宮古島では絶対に見られないじゃないですか
――週プレ初登場にして初グラビア。撮影スタート時はかなり緊張していましたね。
入來 カチコチでした(笑)。写真があまり得意じゃないので、いい表情が作れるか心配で緊張しました。でも撮影していって、和室に入ったときですかね。畳のにおいで、おばあちゃんの家に来たみたいな感じがして落ち着きました。
ポージングとか、何が正解なのかわからなかったですけど(苦笑)、こういう撮影の雰囲気が少しわかってよかったです。
――この春に高校卒業とともに上京するまで、沖縄・宮古島に住んでいたという入來さん。小さい頃はどんなコでした?
入來 CS放送の「ファミリー劇場」をずっと見てるコでした。たまたまやってた『西部警察』と『ルパン三世』を見てハマって、舘ひろしさんが好きになったり、誕生日にワルサーP38のモデルガンを欲しがったり(笑)。
――渋い幼少期ですね。
入來 ですよね。今もそうなんですけど、昔から「変わってる」って言われることが多いです。「普通だね」って言われるよりうれしいから、それでいいんですけど(笑)。
――お芝居に興味を持ったのは?
入來 小学5年生の頃です。友達が島の劇団に入るって聞いて。「じゃあ、ももも入る!」って、部活みたいな感覚で始めました。
その劇団には、『ミャークファンタジー』っていうシリーズ作品があって。そこに出続けていくなかで、キャラクターのセリフを話すと自分が〝誰か〟になるのが面白いと思って、今までお芝居を続けてきました。
――『ミャークファンタジー』はどんな作品なんですか?
入來 宮古島の歴史をファンタジーとして表現する作品です。主人公が歌うことで雨が降って、ミャークという島がどんどん豊かになっていって......みたいな。私は火を操ってそこを侵略する、悪の女王を演じてました。
――重要そうな配役ですね。
入來 はい。登場シーンは口が半開きでアホなキャラなんですけど、クライマックスでは自分の部下すらも燃やしちゃう極悪人という。やりがいがすごいキャラで、そこで難しい役に挑戦する楽しさを知りました。
――チャレンジできるのもお芝居の醍醐味(だいごみ)と。ちなみに、上京の理由は?
入來 沖縄にずっといるよりも、東京に出て芸能活動をして、いろいろ吸収したくて。早ければ早いほどいいと思ったので、高校を出たタイミングで上京してきました。
自分の性格的に、誰かに「東京行きなよ」って言われたらきっと来なかったし、自分の意思で出てきたんですけど、いまだにホームシックにはなります(笑)。
――東京、まだ慣れませんか。
入來 人の量に圧倒されるし、近所の人でも「他人です」って感じなのがいまだに慣れないです。宮古島なら、すれ違った知らない人同士でも話しかけて仲良くなれるんです。「東京はお隣さんでも挨拶(あいさつ)くらいかなぁ」と思ってたら、挨拶もし合わないっていう......。
――確かに距離感は全然違いますよね。
入來 なかなか寂しいです。で、お母さんに電話すると、電話から実家のネコの鳴き声が聞こえてきて「むちゃくちゃ帰りたい~!」って(笑)。でも、自分で決めて上京してきた以上、慣れて頑張らないとですね。
――東京で経験を重ねて、どんな女優になりたいですか?
入來 私、宮藤官九郎さんの『木更津キャッツアイ』が大好きなので、宮藤さんに呼んでいただけるような役者になりたいです。そういえば撮影の日、ロケバスから「木更津」って標識が見えて! それが一番うれしかったかもしれないです。そんなの宮古島では絶対に見られないじゃないですか。
――喜ぶポイントも少し変わってますね(笑)。
(スタイリング/田中あゆ美 ヘア&メイク/ムロゾノケイト[GiGGLE])
●入來もも
2003年7月22日生まれ 沖縄県出身
◯11歳から地元・宮古島の劇団に所属し、今年4月から東京での芸能活動を開始した。「docomo沖縄春キャンペーン」「おきなわフィナンシャルグループ」などのCMや、金城綾乃(Kiroro)『グッバイ』MVに出演中
★入來ももデジタル写真集『清浄』
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