グラビアライター・とりと、グラジャパ!スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。前回に続いて女優・タレントの志田音々(しだねね)さんとの女子トーク後編です!
グラビア歴3年目のスキルアップ
とり 公開中の「+スペシャル」『日本一かわいいお姉ちゃん』に続き、この度、これまでねねまるが週プレ グラジャパ!からリリースしてきた6冊のデジタル写真集を一冊にまとめた『WPB 志田音々デジタル写真集~特装合本版~』が発売になりましたね。
志田 私が初めてグラビアに挑戦したのは、大学2年生の秋。3年前の話になります。ひぇえ......。そっかぁ。もう、そんなに経つんですね。自分で言っておきながら、ビックリしています。
金髪 『特装合本版』には、その約3年分のグラビアが収録されているんですよね。読み応えたっぷりだなぁ。
とり 週プレでの初グラビアはこちらです(デジタル写真集『ピュアは時として胸を刺す。』)。改めて見ると、今以上にピュアな雰囲気が漂っていますね。
志田 『ピュア~』のときは、カメラを向けられることにまだ慣れていなくて。撮られていると分かった途端、表情もポージングも硬くなってしまっていた気がします。われながら、初々しいですねぇ。あっ、今は全然平気ですよ! むしろ、カメラとおしゃべりしながら撮影しているくらいなので。3年でだいぶ慣れましたね。
金髪 カメラとおしゃべり......? カメラマンさん、じゃなくて??
志田 はい、カメラとです。もちろん、カメラマンさんともおしゃべりしますけど、私、カメラマンさんが持っている"ゴリゴリのカメラ"となら、おしゃべりができるんです。不思議なことに、スマホのカメラだと、表情もポージングもうまくできなくて。
とり "ゴリゴリのカメラ"って(笑)。スマホで撮られるの苦手なんですか? 今時は、どちらかというとスマホの方が馴れていそうなものですけど。
志田 うーん。前に一度、"ゴリゴリのカメラ"でいい感じに撮ってもらったポージングを、そのままスマホで撮影しようとしたことがあったんですね。そしたら、スマホを向けられた瞬間、表情も体もガチガチに固まってしまって。撮られる感覚が全然違うんですよね。やっぱり、グラビアで何度もお世話になった"ゴリゴリのカメラ"じゃないとダメみたいです(笑)。
とり 個人的には、今年6月に披露していたグラビア(デジタル写真集『誘惑』)が好きでした。大学卒業後初ということで、大人な表情に挑戦されていましたよね?笑顔じゃないねねまるが新鮮で。「こんな表情もするんだなぁ」と、今まで以上に親近感を持ったんですよ。
志田 ありがとうございます! 私、どうしてもカメラを向けられると笑ってしまうので、自然な真顔を撮ってもらうのがひとつの課題だったんですよ。実は週プレさんの撮影の前にも、ある撮影で大人な表情のグラビアにチャレンジしていたんですけど、そこでは、スタッフの方に「うーん......。何か違うかも」と言われてしまって。最終的に「無茶振りしてごめん。いつも通り、笑顔で!」と謝られてしまったんですよ。
金髪 そんなにハッキリ言われると、辛いよね。
志田 いえ、私がうまくできなかっただけで......。どうすれば、大人な表情の音々ちゃんが撮れるか。みなさん一緒になって考えてくださったのに、その研究を活かしきれなかったので。だから、週プレさんで再び大人な表情を求められたときは、正直かなり不安でしたよ。前回うまくできなかったし、今回もダメだったらどうしようって。
金髪 うんうん。そりゃあ、トラウマにもなりますよね。
志田 ただ、最初に挑戦した撮影でみなさんと"大人な表情の出し方"を考えた結果、辿り着いた答えは、"私が思う悲しい表情をすること"だったんですよ。『誘惑』の時は、その研究結果をうまくアウトプットできたみたいで良かったです。
とり ねねまる的にも『誘惑』は手応えがあった?
志田 私としては、"悲しい表情"を意識していたわけなので、撮影中は「本当にこれで大人っぽく写っているのだろうか?」と心配していました。でも、あがった写真を見てみると「うん。このコ、ちゃんと"誘惑"しているわ」と自分で思える表情をしていたので、成功かなと。
とり ひとまず、自然な真顔を撮ってもらうという課題はクリアできたんですね。
志田 はい。3年目にしてようやくスキルアップできました(笑)。それも、皆さんのアドバイスあってこその成功です。経験値を積むのは大事なんだなと、改めて実感しましたよ。
金髪 真顔もあるけど、ねねまるらしい笑顔のカットもちゃんと収録されている。私はどちらかというと、無邪気に笑っているねねまるが大好きだから、こうしていつまでも変わらない笑顔が見られると安心しますよ。
志田 あはは。そう言ってくださる方が多くてうれしいです。基本的にグラビアでは、そのとき持っている感情をストレートに出すつもりで撮影に臨んでいるので、やっぱり笑顔になっちゃうんですよね。現場では、常にスタッフさんたちの楽しげな会話が聞こえてくるんですから。きっと今後も、笑顔だけは変わらずお見せしていると思いますよ(笑)
『仮面ライダーギーツ』で、念願の"姉ちゃん"呼びが叶いました!
とり ねねまるといえば、現在放送中の『仮面ライダーギーツ』に出演中です。役はオーディションで?
志田 そうです。今まであまりオーディションを受けてこなかったので、当日はスゴく緊張しましたよ。
とり もともと女優さん志望だったんですか?
志田 はい。機会がなかっただけで、グラビアをやり始めた頃から、お芝居には興味がありました。それで今年、大学を卒業して、本格的に演技レッスンに通い出して。『ギーツ』のオーディションは、演技レッスンの成果を初めて実感できた場でもあったんですよね。
とり というと?
志田 オーディションでは、実際の台本に沿ってお芝居を見せるんですね。演技レッスンに通う前までは、自信の無さが演技にも出ていたというか。モゴモゴとしかセリフを言えなかったのが、今回は、役に入るとともにフッと緊張が解けて、堂々と演技ができたんです。しかも、ちゃんと合格という結果まで残せた。まだスタートラインに立ったばかりだと分かってはいるものの、自信になりましたよ。
とり ちょうど、妹さん(志田こはく)がヒロインを務めている戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』と放送期間が被っていることも、話題となりましたね。
志田 それも本当にうれしくて。「情報解禁まで誰にも言っちゃダメだよ」と言われていたので、しばらくはウズウズしっぱなしでした。もちろん、誰にも言わなかったですよ! 「ウゥーッ」ってなりながら、ギリギリのところでグッと堪えていました(笑)。
金髪 あはは。ねねまるらしい(笑)。
とり 改めましておめでとうございます! ちなみに、合格の要となった演技レッスンには、どれくらいの頻度で通われていたんです?
志田 週に1回のペースで今も通い続けています。そうそう、演技レッスンを受けるようになってから、日々の意識が変わったんですよ。具体的にいうと「今、この人は何を思っているんだろう?」「こんなとき、この人はどういう考え方をするんだろう」と、自分と違う価値観で生きている人の気持ちを、たくさん考えるようになったんです。台本によっては、自分と正反対のキャラクターを演じる機会もあるので。今、あらゆる気持ちを積極的にストックしているところなんですよね。
とり 『ギーツ』でねねまるが演じている桜井沙羅は、就職活動に勤しむ中、知らず知らずのうちにデザイアグランプリ(作中で開催されている生き残りゲーム)に参戦することとなった桜井景和(仮面ライダータイクーン)のお姉ちゃんという役どころ。実際、ねねまるもお姉ちゃんですし、沙羅に関しては、共感する部分が多いんじゃないですか?
志田 妹・弟を思う気持ちを想像すると、沙羅と重なる部分がありますね。でも今回、沙羅役を演じることになって初めて、「世間一般でいう"お姉ちゃん"って、どんな感じなんだろう?」と考えたんです。同じ姉という立場でも、弟の景和と二人暮らしをしている沙羅と、母や妹に甘えている私とでは、環境がまるで違いますし。
とり お姉ちゃんと一口に言っても、性格は人それぞれですもんね。
志田 そうそう。でも、弟・景和役の佐藤瑠雅(さとう・りゅうが)くんは、撮影以外のときも私を「姉ちゃん」と呼んでくれるんですよ。普段、家の中では「音々」としか呼ばれないので、現場では、憧れの「姉ちゃん」呼びに浸っています(笑)。
金髪 微笑ましいエピソードだなぁ。「姉ちゃん」呼びに喜んでいるねねまる、かわいい......。
志田 フレンドリーな瑠雅くんのおかげで、わりとすぐに気兼ねないコミュニケーションが取れるようになりましたけど、物語上は私がお姉ちゃん。二人からリアルな姉弟感を出すためには、もっと私から寄り添っていかなきゃなと思っています。まずは、大好きなお菓子を一緒に食べる作戦を決行しようかな。喜んでもらえるかな。ドキドキ。
金髪 発想が可愛すぎるでしょ!大丈夫、きっと喜んでもらえますよ。
とり まだまだ撮影は始まったばかり。頑張れ、お姉ちゃん!
●志田音々(しだ・ねね)
1998年7月15日生まれ 埼玉県出身
身長167cm 血液型=AB型
○『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系、毎週日曜9:00~)に桜井沙羅役で出演中。1st写真集『nene まるっとぜんぶ』(講談社)が好評発売中。『めざましテレビ』(フジテレビ系)にイマドキガールとしてレギュラー出演中。
公式Twitter【@nenemaru0715】
公式Instagram【@shida_nene0715】
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