あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第２６回】サラブレッドを買って馬主になる。男のロマンだと思います。じゃいさんは馬を買おうと思ったことはありますか？
じゃいさんなら、どんな馬を買いますか。血統？ 適正？ すごく具体的に教えていただきたいです。そして、馬に限らず、じゃいさんが買い物をするとき、どんな基準で買うのか知りたいです。
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その昔、『ダービースタリオン』という競馬育成ゲームにハマり、寝る間を惜しんで夢中でプレイしていたことを思い出しました。
馬主になって競走馬を育成してレースに出走させる。もちろん現実の世界ではゲームのようにはいかないです。破産してリセットを押すことはできませんし、1日で数年分育てることもできません。そもそも馬主の免許を取ること自体が容易ではありません。
しかし、馬を買って馬主になることは男に限らずロマンかもしれませんね。実際、僕もよく「馬主にならないの？」なんて言われますが、今のところはその気はありません。
競馬は愛していますが、馬主の大変さも承知しています。成功した人も多いですが、苦しい想いをした人も知っています。生半可な気持ちで出来るものではないと思っています。
仮に馬主になるとしたら、性格上一生懸命になってしまいますし、本業でお仕事をもらっている手前、現時点でそこに没頭する余裕がないというのが本音です。一口馬主も今はやらないと思います。
今週のギャンブル格言【お金の使い方もセンスである】
ただ、もし馬主になるとしたらどんな馬を買うのか？
やはり「安くていい馬」を見つけたいですね。億単位の馬もいて素晴らしい可能性を感じさせる馬もいますが、さすがに買えませんから。血統は当然のことながら、馬体などに詳しい人の協力を仰いで、検討に検討を重ね、日本中を回ってダイヤの原石を探すことになると思います。
ネーミングにもこだわりたいですね。こんな文章を書いていたら馬主になりたくなってきました。将来的には一度くらいは馬主をやってみたいですね。
馬以外の買い物の基準ですが、馬を選ぶときと似ているかもしれません。
お金を払うならやはり良いものを買いたいです。自分がいいものだと判断したら多少高価でも買います。車もレンタカーやシェアカーで十分こと足りるこの時代ですが、わざわざ高価な車を購入しました。
洋服なんかは見に行って良いものがあれば、値段を見ないで買っちゃいますね。店員さんに「これ似合うのじゃいさんしかいませんよ」とか言われたら、買わなきゃってなります。お店の思うつぼです。
高級クラブやキャバクラにはいくらお金を持っても行かないですね。価値が分からないのと、意外とケチなのかもしれません。
昔は旅行とか、物として残らないものにお金は使いませんでしたが、今は家族旅行なんかにお金を使うのは最高だと思ってます。
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じゃい
１９７２年生まれ、神奈川県出身。９７年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には４４３２万円の馬券を的中させたことも。「稼ぐギャンブル」（太田出版）など著書も多数
