2022年2月まで放送されていた機界戦隊『ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)ではヒロイン役を務め、その勢いのまま数々のバラエティ番組やドラマに登場。そして今年で40周年を迎えるバラエティ番組『中居正広の珍プレー好プレー大賞2022』(フジテレビ系・12月11日19時~放送)に出演することが決定した。
収録を終えたばかりの女優・森日菜美に突撃し、飛躍の一年を振り返ってもらった。
――『中居正広の珍プレー好プレー大賞2022』収録、お疲れ様でした。
森 本当に大好きな番組で、出演するのが夢だったので、お話をいただいたときは本当に本当にうれしかったですし、『私が出れるんだ......』ってしばらくは信じられなかったですね。
その分収録中はとってもドキドキして、ときおりモニターに映る自分の顔を確認してたんですけど、緊張のせいで目がガン開きになってしまってて(笑)。普段バラエティ番組に出させていただく際は笑顔でいれてることが多いんですけど、ここまでガチガチになっている私はなかなか見られないと思います(苦笑)
――そこも楽しみのひとつということですね。収録前に何か準備されたことなどありましたか?
森 それはもうたくさんしました。普段から野球は見ているんですけど、知識に間違いがあってはダメだと思って、野球の細かいルールや最近のニュースを整理するための野球ノートを作ったり。それで、そのノートからマネージャーさんにクイズ形式で問題を出してもらって答えて、みたいな練習をずっとしていました」
――成果はありましたか?
森 いやぁ......。私、ちょっとユーモアを見せようと思って小ボケを用意したりもしてて。『もし私が話す機会があったらこんな感じで小ボケを出してみよう、それに対してきっとこんな反応が返ってくるだろうから、そのときはこう返したらいいんじゃないか』っていろいろシミュレーションしていたんですけど、実際スタジオでお話しさせていただいたら、あまりに想定と違う雰囲気が漂ってしまって(笑)。
困った結果『......ヘヘッ』って笑って誤魔化したり(苦笑)。でもスタジオの皆さんに最初から最後まで助けていただけて、なんとか結果的に楽しく乗り切れました、本当にありがたかったです。あ、でも今回の出演に関して、プレイボーイさんにもすごく感謝してるんです
――というと?
森 番組のプロデューサーさんとの顔合わせの際に、『週プレの森さんを見て、今回声をかけさせていただいたんです』って伺って。それに『いつもの森さんでいてくれたら大丈夫』とも言っていただいて、すごくうれしくて。思い切りやろう、自分を出し切ろう!って思えました」
――それはよかったです。この一年は森さんにとってどんな一年でしたか?
森 ドラマやバラエティなど、いろんな経験をさせていただけて。本当に得るものが多かったですし、一方でいろんな悩みも生まれた一年でした。
私、昔からバラエティ番組や芸人さんが大好きで。この一年、ありがたいことに何度も出演させていただいた『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系・毎週日曜21:00~)では、田中卓志さん(アンガールズ)や長谷川忍さん(シソンヌ)に毎回優しく助けていただいて。
その中で、バラエティ番組の中ではこういう風にやったらいいのかもとか、まだまだうまくできないことだらけだけど自分の中で学びと発見があったり。
――以前週プレでのインタビューでも「バラエティでも女優でも自分の色を出したい」と話していましたもんね。
森 そうですね。目標は女優とバラエティの二刀流なので。森日菜美らしさとは何かを考えて、結果を残せるように頑張りたいです。
あと『ゼンカイジャー』が終わったっていうのが2022年のひとつ大きな出来事でした。撮影場所の近くに家を借りて、初めてひとり暮らしをして、1年間ずっと集中して臨んだ作品でした。それだけにクランクアップしてからは居場所がなくなってしまったような感覚というか、まだずっとここにいたいなって思いもありましたし......、『ゼンカイジャー』で得たものを活かしてこれから頑張ろうって奮い立つきっかけにもなったり。
ファンの中には演じていたフリント・ゴールドツイカー役で私を知ってくださった方も多いので、フリントちゃんをどう超えていくか、ファンの方にどんな新しい私を見せていけばいいのか......ずっと考えています。
――前向きな気持ちと不安な気持ち、どちらもあるわけですね。
森 基本的にネガティブな人間なので、落ち込んだり悩んだりすることも多いんです......。でもやっぱり、ファンの方や応援してくださるコメントを見ると、前を向きたいって思いますね。この前、私のカレンダー発売記念イベントに10歳の男のコがお母さんと一緒に来てくれて。
「フリントちゃんから知りました、フリントちゃんを見て元気になってたから今回イベントに来ました。僕も元気を与えられる人になりたいです」ってニコニコの笑顔で伝えてくれたんです。すごく一生懸命考えてくれたのも伝わったしうれしくて。せっかく私を見てくれてる人がいるんだから、頑張りたいです。クヨクヨ悩む時間ってもったいないし、失敗しても次に何ができるかをずっと考えていたい。
――以前のインタビューで「2020年まではほとんど仕事がなかった」と話されていました。当時と比べると、だいぶ成長を感じる悩みでもありますね。
森 そうかもしれないですね。2014年に東宝芸能に入ったんですけど、本当にオーディションに全然受からなくて。『まわりのコたちはすごいなぁ、私はそれに比べてダメだなぁ』ってずっと落ち込んでました。
今の私を高校生の時の自分に見せてあげたいですね。『すごくパワーアップするんだよ』『叶えたい夢もできるんだよ』『ひとつずつ夢が叶っていくんだよ』って。あぁ、なんか泣けてきちゃいました(笑)。
『珍プレー好プレー』に出演させていただけるのも、昔からしたら本当に考えられないことだったので。2023年もいろんなお仕事に挑戦していきたいし、女優としても場数を踏んでいつかは主演をやれるような存在になりたいですし。
週プレさんのグラビアから知ってくださった方も、『俺は森日菜美の古参だぜ』って自慢したくなるような、もっと皆さんに知っていただける、応援していただけるような人になります。そしてグラビアは原点であり頂点だと思っているので、またグラビアでも大きくなった私を見せたいです。
●森 日菜美(Hinami MORI)
2001年3月30日生まれ 東京都出身
身長163㎝ 血液型=B型 趣味=水泳、スポーツ観戦
○2014年、東宝芸能創立50周年記念オーディションに合格。ドラマ、ラジオ、バラエティ、映画などに幅広く出演中。今年で40周年を迎えるバラエティ番組『中居正広の珍プレー好プレー大賞2022』(フジテレビ系・12月11日19時~放送)にスタジオゲストとして出演。また2022年2月まで放送されていた『機界戦隊ゼンカイジャー』では、ヒロインのフリント・ゴールドツイカー役を務め話題を集めた。
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