グラドル・来栖うさこ
グラビアライター・とりと、グラジャパ！スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報～女子のためのグラビア講座』。今回もSNSで話題の競泳水着グラビアアイドル・来栖うさこさんとの女子トーク後編です！
お姉さんコラボはWIN WIN！
とり 前回に引き続き、今回も現役グラビアアイドルの来栖うさこさんと女子トークをしていきたいと思います！ もうすぐ2022年も終わりですが、来栖さん的に今年を振り返ってみていかがですか？
来栖 個人的には、グラビアデビュー4年目に突入し、DVDのリリースが11作目になるなど、コツコツと活動を続けてきた実績を数字で実感した1年でした。いちグラビアファンとしては、私が31歳になったからか、自分と同世代か年上のお姉さん方のグラビアに惹かれる機会が圧倒的に増えた気がします。
金髪 確かに、週プレでも30代以上の方が多くグラビアに出演された1年でしたよね。前編で来栖さんがあげてくださった池田夏希さんもそうですし。
とり 来栖さんが尊敬してやまない中川翔子さんも、37歳にして今年10年ぶりに写真集を発売。大きな話題となっていましたよね。
来栖 そうなんですよ！ グラビアは、芸能活動を始めたばかりの若い女のコが世間に名前を知ってもらう場でありながら、ここ数年、30代以上の女性が"ある程度年齢を重ねたからこその色気"を発揮できる場にもなってきた気がしますよね。若いコにはない健康的でポジティブな精神、人生経験による人間味が写真に現れているのも、30代以上のお姉さんグラビアならではの見応えだと感じます。
金髪 事前に来栖さんがあげてくださった作品の中に、橋本梨奈さん＆葉月あやさんの『イチャイチャしたい！』がありましたよね。私も今年30歳になりましたが、お二人とも私や来栖さんと同世代（橋本梨奈、29歳。葉月あや、31歳）。いわゆる、お姉さんグラビアの代表です。
来栖 この作品は、単純にモデルさんが二人登場するコラボグラビアが新鮮で見させてもらったんですよね。仲の良いお二人が一緒に写ることで生まれる、楽しげな表情や雰囲気が最高だなって。言われてみると、確かにこのポジティブな空気感はアラサーならではなのかも？
葉月あや＆橋本梨菜『イチャイチャしたい！』（撮影／東 京祐）
金髪 来栖さん自身、コラボ撮影の経験は？
来栖 一度だけあります！ 個人の撮影ではポージングに意識がいきがちなところ、誰かと一緒だと自然と動きが出るから、撮られる感覚が違うんですよね。
とり 逆に、誰かと並んで撮るのイヤだなー、とは思わないですか？
来栖 全く思わないですね。緊張はしますけど（笑）。
とり すみません！ 私、初めてグラビアの現場に行かせてもらったのが10代の女のコ4人の撮影だったんですよ。スゴく良い写真が撮れていたのですが、個人的には、同世代のコたちが並んだときに、お互い「私はあのコよりスゴい」とか「私はあのコに敵わない」とか、良くも悪くも意識しあうんじゃないかと、どうしても気になってしまって。
来栖 あぁ、10代のコならあるかもしれないですね。でも、それこそ年齢や経験値が解決してくれると思いますよ。というのも、私がコラボ撮影を楽しいと感じられたのは、恐らく"自分が良いと思うもの"が確立しているからで。誰が隣にいようが、そのコがどんなにスゴかろうが、自分の感覚がブレることはないんですよね。
とり な、なるほど！
来栖 そう言い切れるようになった時初めて、コラボで生まれる新しい表現を心から楽しめるんじゃないかな。きっと私も、アイドル時代（24歳の頃）にメンバーと並んでグラビアを撮っていたら、自分と周りを比べまくっていた気がしますよ。
とり 私、今25歳なんですけど、お恥ずかしながら思春期真っ只中というか。まだまだ周りに影響されては、自分の感覚がブレそうになる瞬間が多々あるんですよね。勝手に競争心を抱いて、嫉妬して、ひとりでに落ち込んで......みたいな。われながら「めんどくせー！」って思うんですけどね（笑）。
来栖 自分の感覚に自信が持てるようになると、いちいち誰かと比べなくなるんですよ。私の武器はコレ、あのコの武器はコレといった具合に、個人でも複数でも、撮影中は、自分の見せるべきところを見せることに集中できるようになる。何なら、お互いの良さを発揮させようと頭が働く分、プラスしか生まれない状態になるとも言えるんですよね。
葉月あや＆橋本梨菜『イチャイチャしたい！』（撮影／東京祐）仲良しだからできる密着感！ 比べて見るのではなく、このコンビ感が堪らないのだ。
金髪 自分に自信がある人同士の絡みは、基本的にWINWINな結果にしかならないと思う。橋本さんと葉月さんに関して言えば、同じ事務所の仲良しコンビ。いまさらファンの人たちも、二人を比べないだろうしね。
とり ふむふむ、勉強になります。そもそも私、人生が面白くなるのは30歳からだってずっと信じているんです。20代で揉まれた分、30代からは経験や自信が身について、自分らしく生きられるんじゃないかって期待があって。グラビアにも同様の変化を感じていましたが、来栖さんのお話を聞いて、その持論が裏付けされた気分です。
来栖 あはは。良かったです！
とり 10代、20代の互いに意識しあう複数人グラビアもそれはそれで良いけど、アラサー世代になってくると、楽しい気持ちだけで見ていられる。二人の性格や関係性も良かったんだろうなぁ。うん。改めて、素晴らしいコンビネーションだと思いました！
どんな質問にも前向きに答えてくださり、積極的にグラビアトークを展開してくれた来栖さん。優しい心遣いはまさに
「熟女」ではない、50代のナチュラルなグラビア
来栖 年上のお姉さん方でいうと、私がグッときたのは、元シェイプUPガールズの中島史恵さんです。週プレには出演されていませんが、54歳となった現在も精力的にDVDをリリースされていて、タイトルには必ず「50♥～fifty love♥」「fumie53♥」と年齢を入れていらっしゃるんですよね。相変わらずお綺麗だし、若いコが多いグラビア界であえてキャッチーに年齢を表示し、強みに変えているところがカッコいいなって。
とり えぇ～っ！ 54歳ですか！？
来栖 ビックリしますよね。スタイルをキープされているだけでも、並々ならぬ努力が伝わってきます。笑顔も爽やかで、「熟女」という見せ方をしていないところがまたスゴいんです。
とり そういえば週プレでも、48歳にして20年ぶりのグラビアに挑戦された坂木優子さんが大きな反響を呼んでいました。それこそ「熟女」的なグラビアではなかったし、かと言って若いコに対抗するグラビアでもなくて。女性・坂木優子として、今のご自身をありのままに表現しようとされている堂々した感じにグッときたんですよね。しかも成人の娘さんがいらっしゃるとか。30代どころか、40代、50代で活躍されている方が散見される時代ということですね。スゴいなぁ（しみじみ）。
坂木優子『セカンドデビュー』（撮影／笠井爾示）
金髪 坂木さんは一度、グラジャパ！のデイリーランキングで1位になっていましたよ。グラビアは若いコだけのものじゃないと証明してくれたも同然。新しい感じがして嬉しかったなぁ。
とり さきほど30代への期待を語らせてもらいましたが、さすがに40～50代という年齢は意識したことがないなぁ。
来栖 いやぁ、想像できないですよね。私も、さすがにグラビアを続けているか分からないですよ。
金髪 うんうん、そうですよねぇ。
とり 正直、50歳という年齢にはネガティブな印象もあります。できることが少なくなってくるというか。20～30代より病気のリスクも高まるだろうし、一般的には閉経する頃です。少しずつ人間としての機能が失われていくと思うと、怖さすらあります。
来栖 あー、分かります。ちょっと話が逸れますが、私の周りのグラドルのコたちなんて、みんな卵子凍結していますもん。
金髪 えーっ、卵子凍結！？
来栖 若いうちに良質な卵子を冷凍保存しておくことで、将来の妊娠に備えることができるんですよね。子どもはほしいけど、若いうちは仕事を頑張りたいから、結婚はまだ先が良い。そんな考えのコが多いから、むしろ卵子凍結してない方が珍しいくらいです。って話を、この間もリアルにアフタヌーンティーでしましたね（笑）。
とり グラドルさんに限らず、実際、卵子凍結を検討する女性は増えているみたいですね。キャリアアップを優先したいとか、出産を考えて出会いを焦りたくないとか。時代は進んでいますなぁ。
金髪 考えたこともなかったよねー。私も、あとでちょっと調べてみようかな......？
来栖 選択肢が広がるのは良いですよね。そういう技術が発達し周知されれば、年齢にとらわれずグラビアを続ける人もさらに増えそう！
とり それでもネガティブさは拭えないものの、坂木さんや中島さんのように、アラフィフを楽しんでいる女性たちの姿を見ていると、50歳は50歳で、また新しい世界が見られるのかなって思えてきますよ。ちょっとだけワクワクしてきましたよ。
金髪 30代以上のグラビアが増えた今、次なるハードルは50代なのかも。それくらいの年齢になると出産を経験されている方も多いし、自分の子どもと言ってもおかしくない年齢のコたちが活躍する世界に参戦していく勇気を持てる人は限られてくるだろうから。
来栖 そうですね。それこそ一昔前は、30歳のことを「三十路（みそじ）」と言っていたじゃないですか。最近そう言わなくなって、30歳のイメージが楽しいものに変わったのは、私も感じていたところで。
金髪 確かに！ 三十路って言葉、久々に聞きました。
とり 年齢を重ねることの捉え方は、これからもっとポジティブになるのかもしれませんね。そしてグラビアは、その一端を担うコンテンツになり得る気がする。来年以降が、ますます楽しみですよ！
来栖 ちなみに金髪さんは、今年で30歳になられたんですよね。どうです？ 何か変化ありました？
金髪 いやぁ、本当にないんですよね（笑）。逆に、ありましたか？
来栖 ひとつ大きな変化があって。......結婚願望ができました（照）。
金髪 えー！ 私はむしろ30歳になって薄れましたよ！今は結婚どころか、あらゆる物事に対する意欲が低下中で......。
来栖 そ、そんな寂しいこと言わないでくださいよ！ 人生100年だとしたら、30歳なんてまだ前半戦ですよ!?
金髪 来栖さん、相変わらず活力に溢れていますね......！
来栖 そりゃあやっぱり、楽しいこと、興味があることを全部やり尽くしてから死にたいのでね！
とり おぉ～、カッコいい！
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