あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第36回】じゃいさんは過去に「麻雀をすると、こいつは信用ができないとわかる」と発言されていましたよね。どんなふうにわかるのか、じゃいさんの印象でいいので、具体的に教えてください。相手の人間性を見て打ち方を変えることもあるのでしょうか。(30代・男性・自営業)

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麻雀でもポーカーでも勝ち負けのあるゲームでは、そこに欲や人の弱さなどが露呈されることが多いです。いわゆる人読み(その人の性格や癖などを見抜いて読みを入れる)というのがありますが、ゲームの最中にその人の本質に触れることができます。

麻雀に例えれば、「引っかけ」を多用する人なんかは、相手を騙して得をしたいという気持ちがどこかにあるでしょうし、相手のリーチを見て放銃を恐れて「すぐに降りる」人は、冒険をしない保守的な人というのが読み取れます。逆に「何でもかんでも突っ張る」人は無鉄砲な部分が見えます。

慎重な人、堅実な人、夢を見がちな人など。必ずしも麻雀のクセとイコールということはありませんが、細かいところでその人の性格や性質は露わになると思っています。じゃい

極端な話ですが、ついてなくて不貞腐れる人、ゲームの途中で投げやりになる人、牌を乱暴に扱う人なんかも、やはり本性が出ていると思います。普段接している時は見せない姿も、ゲームを通じると顕著に現れますよね。

麻雀を打っている姿を見て、芯があって強い人、打たれ強く前向きな人、逆境に強い人、紳士な人、優しい人、勇気がある人なんかは信用できるなと思います。プライベートではそういう人としか打ちません。

相手の性格や性質、クセなどが分かってくると、それに対応した打ち方もできます。人間ですからすべてがピッタリと読めるなんてことはありませんが、そういう傾向を考慮した上でプレーすることはとても大事ですね。相手のクセを考えて、頭をフル回転させて打てば、自ずと成績も上がってくると思います。

また、相手のクセを理解すると、自分自身がどういう麻雀を打つべきか? あるいは、どういう麻雀が美しく、カッコよく、魅せられる麻雀なのか分かってくるはずです。

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それを繰り返しているうちに、麻雀やポーカーなどゲームをしなくても、普段話しているだけで相手の性格を読み取る力がついてきます。

相手が今嘘をついているのか? 本当のことを言っているのか? 本心で言っているのか? おべっかを使っているのか? 信用していい人なのか? 疑うべきか? 
 
なんとなく生きてるだけでは身につかないことも、ゲームを通して観察を続けることでできるようになります。

簡単に言えば「人を見る力」が身につくということです。

しょっちゅう恋愛で騙される人がいますが、そういうことも減るでしょう。己を知り、相手を知ることは、現実を見ることに繋がります。

人は複雑な生き物です。すべてを理解することは不可能ですが、理解しようとする習慣を身に付けることは可能です。

何も考えずにのほほんと生きることは否定しません。それは幸せな生き方だと思います。でも、僕はついつい相手を見てしまう。これはもうクセなので、自然とやってしまいます。

皆さんは皆さんのやり方があると思いますが、参考程度にこんな意見もあるということを頭の片隅に入れておいてください。

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じゃい

じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。「稼ぐギャンブル」(太田出版)など著書も多数

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