『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。
今回はタレント・雪平莉左さんの後編。雪平さんは2020年にデビュー。東京カレンダーウェブ版「東京プールラバー2020」(8月8日配信)で初水着を披露するとバズり、以降グラビア活動を本格化。2022年末には『週刊プレイボーイ』の『グラジャパアワード2022』でグランプリを受賞した。
そんな雪平さんに『週刊プレイボーイ』のグラビアに関するエピソードからグラビアへの思いまでを聞きました。
――『東京カレンダー』、『ヤングジャンプ』と続き、今度は『週刊プレイボーイ』に登場(2021年5号)。これが雪平さんにとって初のソログラビアとなります。
雪平 グラビアと聞いて最初は正直、不安でした。でも「東京カレンダーみたいに撮りたい」という話だったので、すぐにその不安はなくなりました。あと、この時はホテルのスイートルームで撮ったんですけど、それも気持ち的に楽でした。
――スタジオだったら緊張したかかもしれないと?
雪平 きっとそうです。とても綺麗な部屋で、グラビアってこういう場所でも撮るんだなってワクワクしました。ただ、ここまでがっちり撮られるのは初めてだったので、現場ではひたすらカメラマンさんの指示に従っていましたけど。
――お気に入りはあります?
雪平 ガーターを着た下着のカットかな。
――随分とセクシーですね。恥ずかしいなんて思ったりは?
雪平 なかったです。もともとガーターが好きなんです。あとビスチェみたいな下着も可愛いし。なので、むしろ楽しかったというか。最初こそ硬かったと思うけど、そこまで緊張もしなかったし、撮影はあっという間に終わりました。
――この時のグラビアが誌面になった時、ご覧になってどうでした?
雪平 内容的には満足。でも週プレとその直後に撮影した『ヤングジャンプ』のグラビア(2021年8号 *アザーカットがデジタル写真集『癒されたい』としてリリース)の反響があまりなかったんです。自分はまだまだだなと実感して、どうしたらもっと知ってもらえるかを考えました。
――すごく冷静ですね。何をしたんですか?
雪平 雑誌をご覧にならない方も多いと思ったので、まずはSNSでフォロワーを増やそうと。そこからオフショットをはじめグラビアの写真を積極的に載せていきました。結果、フォロワーがどんどん増え、グラビアのイメージも定着していった気がします。
――それが奏功したのか、すぐに『ヤングジャンプ』で表紙が決まりましたよね(2021年31号 *アザーカットがデジタル写真集『触れたい身体』として発売)。
雪平 はい。この時は初めての表紙というのと、あと初めての沖縄ロケだったんです。気合が入って、自分から「すごくポップな衣装を着たいです」とリクエストしました。
――全体として綺麗なお姉さんグラビアが続く中、サンバイザーを被り、足元はローラースケート......という少し異色のカットがありましたが、それですか?
雪平 はい。しかも衣装はそれに加え、上はハートのシャツを羽織って、スカートの下はイチゴ柄という(笑)。スタイリストさんと相談して、遊び心のあるスタイリングとなりました。
編集さんにはやりすぎじゃない、なんて言われちゃったけど......。こういう姿を見せれば自分のイメージの幅が広がると思ったし、実際、私自身は綺麗なものばかりか、かわいいのも大好きですからね。奇抜なことをしたいとかではなく、ナチュラルな自分を見せたかったんです。
――週プレは2023年1月現在までに4回撮影させていただいてます。どれがお気に入りですか?
雪平 特に「春に淫するひと。」(2022年15号*アザーカットがデジタル写真集『春に淫する人』として発売)が好きです。
――グラジャパ!アワードで、ファースト写真集『とろける。』とともに雪平さんの対象作品となったグラビア。週プレで初表紙を飾った際のグラビアでもあります。
雪平 誌面を最初に見た時、すごく驚いたんです。表紙を開いてすぐのページが、等身大かってほどの顔のドアップ(笑)。こういう見せ方は初めてで。ほかに綺麗だけどクールすぎず、柔らかく撮っていただいたカットがいっぱいなんですよ。
――特にお気に入りのカットは?
雪平 お尻を突き出しているカット。これは撮影したのが冬だったんですけど、夏の照りつけるような感じとは違う、穏やかな光が好きですね。
あと週プレさんで言えば、「王道の証明」(2022年39・40合併号*アザーカットがデジタル写真集『北へ。』として発売)も好きです。これはなんと言っても体に泥を塗ったシーン。最初は胸元に塗ろうって話だったんですけど、面白いってどんどんエスカレートしちゃって。全身に(笑)。
――衣装のようにも見え、すごくインパクトです。
雪平 こういうの、見たことないですよね。私、他の人がやらないことに挑戦するのが好きなんです。思わずやっちゃいました(笑)。
――グラビアデビューして2年。転機はありますか?
雪平 ファースト写真集『とろける。』(2022年)です。この中ではスタイリストさんと相談し、可愛い衣装からファッショナブルな衣装まで揃えてもらいました。あと、表情もクールな感じから笑顔までを見せたり。すべてにおいて表現の幅を意識したんです。
おかげで写真集が出る前は、グラビアの大半が「綺麗なお姉さん」のイメージだったんですけど、親しみのある彼女っぽい感じとか、そうでないことも増えました。それはすごく嬉しかったです。やはり自分にはいろんな面があると思うので。
――写真集の中では素肌にエプロンを着たり、手ブラするなどのシーンもありました。露出度が高い撮影に恥ずかしさは?
雪平 ないです。もっと言えば、自分がいいなと思えば、肌の露出はまったく気にならないです。『とろける。』の表紙も胸を花で隠しましたけど、これもスタイリストさんとやり取りする中でこれよくない?って話になり、結果的にそうなりました。そこに恥ずかしさは1ミリもなかったです。
――雪平さんにとってグラビアの面白さは?
雪平 やっぱり、自分の表現の可能性を広げてくれることです。見る度に知らない自分が写っている。そんな楽しいことはないです。
――ここまでお話を伺うに、雪平さんは自ら思い切ったことをして爪痕を残そうと思うのではなく、スタッフの求めるものに最大限に応え、結果的に思い切った表現に行き着く。そうして可能性を広げていっている。そんなタイプではないですか?
雪平 まさにそうだと思います。自分からこうやりたいということもありますけど、それより自分のことを理解してもらって、その上でこれやってみてもらえませんか? と言われるのが何より嬉しいです。どんどんサービスしたくなっちゃいます(笑)。
――これはみなさんに聞いていますが、昔のグラビアって見返したりします?
雪平 たまにですけど、見ます。で、見ていて「え?これ私?」なんて思うカットもあったりして(笑)。
――自分自身、変わったと思います?
雪平 はい。普段でも最近は、いろんな方から柔らかくなったねとよく言われます。自分でも笑顔が増えたと思うし、スタッフさんに話しかけるなど、どんどんコミュニケーションを取るようになったと思います。これからも変わっていく自分を、ますますグラビアで表現していきたいです。
■雪平莉左(Risa YUKIHIRA)
1994年6月17日生まれ 愛知県出身
身長164㎝ B88 W57 H87
趣味=ゴルフ、競馬、映画鑑賞
特技=乗馬、腹筋を割ること、イチゴの大食い
公式Twitter【@risa_yukihira】
公式TInstagram【@risa_yukihira】
★『初グラビア物語~My First Gravure Story~』
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