グラビアライター・とりと、グラジャパ!スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。第77回は、グラジャパ!アワード史上初の2冠を受賞した村島未悠(むらしま・みゆ)。待望のファースト写真集は「むらみゆ=笑顔」の記録。
癒しのボイスで食レポしてほしい!?
とり 週プレで初表紙を飾ったり、ヤンジャンからファースト写真集が発売されたり。「グラジャパ!アワード2022」では、「最優秀新人賞」と「週プレプラス!賞」を獲得、史上初のW受賞を達成......と、昨年の村島未悠さんのご活躍を振り返ると、めちゃくちゃ濃い~なぁ。
金髪 村島さんといえば、もとはダンス&ボーカルグループのメンバー・MIYUとして活動していた女のコ。グループ卒業後、名前を現在の"村島未悠"に改めて再デビューし、3年ぶりにグラビア復帰されたのが2021年の10月でした。週プレ初表紙はその1年後(デジタル写真集『Perfect Beautiful Body』)。うん~、スゴい飛躍ぶりですよね!
とり 私は、それこそ昨年の「グラジャパ!アワード2022」で村島さんに取材をさせていただいたんですけど、実際にお会いすると、写真の印象よりひと回り小柄で、お姫さまみたいにかわいくてビックリしちゃいました。声も素敵だし、ドレスの衣装を着ていたこともあって、リアルにディ●ニープリンセスかと思いましたね(笑)。
金髪 あぁー、分かります。村島さんって、直接お会いしたり、喋って動いている姿を見たりすることで、より魅力が伝わるタイプだよね。私は、ちょうど一年前の本誌連動バレンタイン企画で告白動画を録らせてもらったときにお会いしたけど、みんなのアドバイスを一身に受け止めながら、何度も繰り返し演技を頑張る真面目な姿がちょー健気でかわいかったんだよね。
とり へぇー。写真から受ける印象ではわりと大人っぽいし、何でも卒なくこなすタイプに見えました。素直に何度も録り直しを頑張る姿は、ギャップがあるかも。
金髪 会社の先輩を屋上に呼び出してっていうシチュエーションなんだけど......、実はホンワカとした関西弁を喋るってところも、グラビアでは伝わり切らない村島さんのかわいいポイント。週プレ公式YouTubeチャンネルに動画があがっているので、まだ見ていない方には是非見てもらいたいです!
とり うおおお、要チェックや~!
金髪 いや、その関西弁はいらないよ!
とり あはは、ちょっとふざけちゃいました。
金髪 このグラビアでの飛躍の波に乗って、今後は、お昼の情報番組のアシスタントMCとかリポーターとか、そういう喋り仕事をしている姿も見てみたいよね。大阪出身のコだし、MC芸人さんとの息もピッタリだったりして(笑)。完全なるイメージだけど、食レポでも、かわいく美味しそうに伝えてくれそうじゃない?
とり 「海の宝石箱や~」って? 確かに、村島さんの癒し系ボイスで言われたらかわいいかも!
金髪 いや、それ彦摩呂やん! ただ、ここまで話したことと矛盾するようだけど、笑顔はかわいいし、スタイルもいいし、写真から伝わる魅力もハンパないよね。"奇跡の眼福神ボディ"と称されるのも分かるというか。こちらのカットを見てくださいよ。村島さんが「んーッ」と伸びをしている姿だけで、不思議と癒されますよね。
とり メロウな音楽がかかっていそうな一枚! 目線を外して、口をすぼめているの、ちょっと素に近い感じがしていいですね。
金髪 村島さんって真面目な性格だろうから、求められたことには一生懸命に応えようと頑張ってくれるコだと思うの。だからこそ、勝手ながら変にプレッシャーを気負いすぎていないか、密かに心配しちゃう部分があって。こんなふうに伸び伸びしている姿が見られるとホッとするんですよね。
とり なるほど。金髪姉さん、優しいですね。
金髪 私は女のコの幸せしか考えていないからさ。あまり気負いすぎず、自分のペースでグラビアを続けて癒しを供給してくれたら、私も幸せですよ!
夜に撮ったグラビアが見てみたい
とり 個人的には、もっと村島さんの内面を知りたいんですよね。グラビアって、大きく分けるとふたつの楽しみ方ができるじゃないですか。ひとつは、見たまんまビジュアルの美しさを楽しむ見方。もうひとつは、直接は見えない女のコの心情を想像して楽しむ見方があって。
金髪 そうだね。私はどちらかというと前者で楽しむ方かな。
とり きっとみなさん、無意識のうちに両方の視点を織り交ぜながらグラビアを見ているはずですけど、今の村島さんは、わりと前者の視点で語られることが多い気がしていて。それはグラビアとして正しい見られ方ではあるものの、私はもうちょっと心情を想像しながら、村島さんのグラビアを語ってみたいんですよね。
金髪 とりさんらしいねぇ~。じゃあ、思い切って妄想しちゃってくださいな!
とり まず、これまでの作品の中で、私が「いちばん村島さんらしさが出ているのでは?」と感じたのは、昨年12月に発売されたファースト写真集『むらみゆ』でした。「笑顔いっぱいの明るい写真集にしたい」という村島さん自身の希望通り、本当に笑顔のカットがたくさん詰まっていて、見ていて幸せな気持ちになれるんですよね。
金髪 確か、長崎の街と五島列島で撮影されたんだっけ。長閑なロケーションと村島さんのホンワカした雰囲気が合っているよね。
とり 以前、村島さんは週プレのインタビューで「最初はグラビアでの頑張り方がわからなかった」と話されていたんですね。これは私の持論なのですが「グラビアを頑張る=ポージングを極める」には少し違和感があって。それもひとつの頑張り方とはいえ、みんながみんな同じポージングを極めてしまっては、グラビアの醍醐味が薄れるとすら思ってしまうんですよね。
金髪 みんなが同じポージングをとっていたら、個性がなくなるから?
とり はい。体を綺麗に見せる意識は持っていても、第一に"自分"として写っていてほしいんです。私が見たいのは、"写真の中に生きるそのコ"なので。例え、よく分からないポージングになってしまっていても、そのコらしい表情や仕草が見られたら、それで良いと思うんです。
金髪 まぁ、そうだよねー。
とり そんな私にとって、村島さんがファースト写真集で意識的に笑顔を見せられたのは、かなり嬉しい話なんです。だって"グラビアの頑張り方"を、"自分が思う自分らしさ"を見せることだと解釈してくれたわけじゃないですか。
金髪 "自分"として写ろうってね。
とり それに、週刊誌に載るグラビアと違って、紙の写真集は"モノ"として残りやすい。そこに笑顔を多く載せたのは「村島未悠=笑顔」という自意識もあるだろうし、ときに思うようにいかない苦しさがあったとしても、24歳の記憶を、楽しさで閉じ込めておきたかったからじゃないかなぁ。
金髪 なるほど。それがとりさんの想像した村島さんの心情なんですね。
とり 思い出の保存方法は、人それぞれ違いますよね。同じ場所で同じ体験をしても、そこで見たまんまを思い出として記録する人もいれば、そこで見た情景からはかどる想像を含めて思い出とする人もいる。私は後者のタイプなので、一緒にいた人に「え、そんな場面あったっけ?」なんて言われることもしばしばなのですが(笑)、恐らく村島さんは、基本的に前者で、どんな思い出も"楽しい記録"として残す人だと感じました。
金髪 ......というと?
とり こちらのコラージュを見てください。4日間かけて行なわれた写真集の撮影の思い出を、イラストとテキストを交えたオフショットを並べて、かわいくまとめたページです。とにかく楽しそうな旅の思い出が伝わってきますよね。
金髪 おーっ、かわいいね! イラストも細かくて素敵。
とり 村島さんは、自身のYouTubeチャンネル「むらみゆ」も精力的に更新していて。企画から撮影、編集まで、全て自分でやられているそうですよ。スゴいですよねー。
金髪 動画編集って案外面倒くさいのにね。自分でやってるの、えらい!
とり で、そのYouTubeに投稿されている動画は、グラビアのメイキングに加え、Vlogや質問コーナー、得意のダンス動画など、村島さんの人柄や活動が伝わるものばかりなんです。写真集のコラージュしかり、そんなYouTubeを見ていると、写真や映像として記録した思い出を自分なりにデコレーションして、素敵な思い出のカタチを作り上げるのが好きな人なんだろうなって。ポジティブな人柄が垣間見えた気がしました。
金髪 YouTubeのチャンネル名と写真集のタイトルは、どちらも同じ「むらみゆ」。村島さんにとっては、両方とも自己紹介的なコンテンツになっているのかもね。
とり 今回、村島さんの内面を探るべく、YouTubeの動画をいろいろ見させてもらいまして。そのなかで、私が特に共感したのが、質問コーナーで「好きな場所=吉祥寺」「マイブーム=夜の散歩」と語られていたこと。それぞれ別の動画なんですけど、私も吉祥寺はよく行くし、定期的に夜の散歩をしているので、勝手に距離が縮まった感じがしましたね。
金髪 あはは。意外と気が合うんじゃない?
とり 静かな道で考えごとをしたり、誰もいない薄暗い街で自分の世界に浸りたかったり。夜の散歩をすると、誰にも邪魔されない特別な空間に逃げ込める気がするんですよね。多くの人々が活動していて騒がしい昼間に比べて、真っ暗な夜の方が自分らしくいられる気がするし。私は、夜の散歩をしながらそんなところで癒されているんですけど、村島さんにも近い感覚があるんじゃないかなぁ。
金髪 どうなんでしょう。
とり もしそうなら、次は夜に撮ったグラビアが見てみたいなーと思いますね。今はどちらかというと、明るい太陽の光や夕暮れの中で撮っているから、逆に、夜の薄暗い世界でどんな姿を解放されるかには、かなり興味があります。
金髪 面白いんじゃない? 村島さんの人柄にも合っていそうだし、新しいイメージとしてはアリだと思います。
とり ただ、村島さんは音楽を聴きながら1時間ほど公園を歩くらしいんですけど、私は、県を跨いで最長5時間弱の夜散歩をしたことがあります。
金髪 歩きすぎだし、そもそも何を張り合っているんですか(笑)。村島さんからしたら知ったこっちゃないよ!
とり 負けてられないんですよ、散歩に関しては。
金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Twitterアカウント【@sutekiend】
とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Twitterアカウント【@seikatsu_tori 】
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