なすなかにしの中西茂樹さんがキン肉マン超人募集漫談を繰り広げる!
人気バラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』で念願（!?）のティーパックマンと共演。アツアツの紅茶をぶかっけられ、巨大ティーパックで殴られるというドッキリがバズった、お笑いコンビ「なすなかにし」の中西茂樹さん。そんな超人愛炸裂中の中西さんの考えた超人とは?
超人リストVol.19 店主マン
身長：155cm 体重：42kg 出身：浅草 人としての強度： 1000万ガンコパワー
――これ、スーパー戦隊とかライダーに登場する敵怪獣ですか?
中西 ちゃいますって! 僕、最近の『キン肉マン』に物申したいことがあるんです。それは、超人ばかりが活躍して、まったく怪獣が登場しないってことなんです。
――だって、超人ファイトだし! それこそ"怪獣vs超神"では無理ゲーすぎるんじゃないですかね。
中西 その令和の常識を、昭和からのキン肉マンファンである僕が覆します！ それが僕の考えた「店主マン」になります。これ、誰だかわかりますか?
――わかりません。
中西 ギャグ路線が強めだった初期の『キン肉マン』に登場した、天丼怪獣の「テンドーン」いますよね。
キン肉マンに彼女の「エビ子」を床に叩きつけられて、復習の鬼となったテンドン
――でも、テンドンはキン肉マンに食べられちゃいましたよね。
中西 はい。なので、今度はテンドーンとエビ子を作った"そば屋の店主"こと、店主マンが復習の鬼となったのです。でも、彼は超人じゃありません。
――超人募集じゃなくなってるじゃん!
中西 ただ、ガンコなのは超人級です。お客さんが食事をSNSにアップしようものなら、後日スーツでとらやの羊かんを持参しての謝罪を要求するし、天丼にマヨネーズをかけるようなお客さんは生涯出禁です。
ただ、ガンコだけど人情味はあります。なので、お店や食に対して愛のある取材を行なう『オモウマい店』のディレクターに対しては取材拒否などせず、「おまえ、うちでバイトするか？」と優しく接しています。
そもそも、テンドンを食べたキン肉マンが「うまーい！ 牛丼愛好者から天丼愛好者にのりかえるぞ」と言わしめるほど、店主マンが作る天丼は絶品なんです。なので、取材依頼と行列の絶えない人気店となっています。
――ここまでキン肉マンへの復習どころか、闘う気すらまったく感じられないんですけどッ!
中西 そもそも超人ではありませんから、超人強度もありません。ただ、攻撃はできます。天ぷら油を箸で"ピッ、ピッ"と飛ばして相手を苦しめます。そして超人オリンピックでキン肉マンと戦ったキングコブラの要領で、相手をアツアツの油でコーティングする。まー、200℃近い油なので、その攻撃力は高いでしょう。
――ダメでしょ! 飲食店の店主が、そんなヤバいことやったらアウトだって!!
中西 それが良いんですよッ! 僕ら、なすなかが街ロケに行けるじゃないですか!! "キン肉マンへの復習に燃える店主マンが作る天丼"を取材に行って、僕が油をかけられて、好リアクションをする。そして那須くんが人情味あふれる食レポを行なう。撮れ高、最高ですよッ!
――確かに、番組は完璧に成立しますけど、そもそも店主マンによるキン肉マンへの復讐劇は?
中西 あー、それはアレです。すでにキン肉マンが「うまーい！」と言った時点で和解成立しています。ただ、"復讐劇"といったパワーワードがあったほうが、番組的には盛り上がりますから。僕らも取材しやすいしね。
――今回も完全に中西さんの私利私欲設定の超人なのでは?
中西 ちゃいます! 店主マンを考えた理由はひとつ。昭和からのキン肉マンファンに、もう一度"超人vs怪獣"のバトルを見せてあげたいだけです!! これ、みんな絶対に喜びますって!
だけど、店主マンの取材は、なすなかが独占で行ないますッ!
●なすなかにし
ボケの中西茂樹とツッコミの那須晃行のいとこ同士のお笑いコンビ。YouTubeでは『なすなかチャンネル』を配信中。TBS『ラヴィット！』にはロケ芸人としてたびたび登場するなど、期待のコンビ