左から中村舞、石田千穂、高雄さやか左から中村舞、石田千穂、高雄さやか

昨年『花は誰のもの?』がロングヒットを記録したSTU48が、9thシングル『息をする心』を3月15日に発売。リリースに合わせてYou Tubeに公開された、メンバーがQRコードを見せながら踊るMVが話題となっている。そこで、センターをつとめる石田千穂とフロントメンバーの中村舞高雄さやかの3人にMV制作秘話や新曲にかける思いを聞いた。


――今回の『息をする心』はどんな曲ですか?

高雄 自分の気持ちを押し込めることが多くなっている世の中で、そういう気持ちをたまには素直に出した方がいいよみたいな。勇気をもらえる曲でもあるかなと。

中村 息がしづらいような苦しい状況の時もひとりじゃないし、ありのままの自分でいていいんだよってメッセージが込められた楽曲だなって思います。

――今回はMVが2バージョンありました。まずはドラマバージョンについて感想を教えてください。

石田 それぞれで演技をしているので、自分のパートしかわかってなくて。完成版をファンの皆さんと一緒のタイミングで見たんですけど、いろんな葛藤とか悩みとか、それが晴れた時の様子まで全部描かれていて、すごい心が動かされました。

高雄 千穂さんのパートは家族とか、舞さんは社会での言えないこととか、私は学校とか、色んな人の気持ちにフォーカスするドラマが作られています。

――高雄さんは女子高生役をやっていました。もう卒業して5年以上経ちますが......。

高雄 似合ってましたか?(ニッコリ)

――はい...。

高雄 色んな方から全然違和感ないよって言われました(笑)。

石田 私も制服を着たんですけど、さーやん(高雄)が似合いすぎていて。年下の私の方が違和感あるんじゃないかって。

高雄 制服が懐かしくて、めっちゃ嬉しかったです。

STU48

――中村さんはMVを見てどうでしたか?

中村 リップシーンが2パターンあって。それぞれが光と影を表わしている感じがして、完成を見た時に刺さりました。

石田 リップシーンはみんな涙を流していて感動しました。

――うまく泣けましたか?

石田 めっちゃ泣けました!

――何か目薬的なものは使わずに?

高雄 ......あれ、魔法の水を使ってない?

石田 魔法は使ってない!

――言い切りましたね!

石田 いや......、そこは(仮)でお願いします。

STU48
――(仮)ってどういうことですか(笑)。そして今回話題になっているのが、みなさんの手にQRコードがあって、それを見せながら踊るMV。

石田 今まで見たことないMVで新しいなと思いますし、ひとりひとりの顔もすごいアップで映るので、メンバーのことをちゃんと見てもらえるいい機会だなと思います。

高雄 普段のMVだとこのコ可愛いって思ったら、「何分何秒に映ってるの誰ですか?」って、SNSとかで聞いたりするけど、今回は全員がQRを付けているので、それを読み取ってそれぞれの特設ページに飛べるし、今の時代にあってていいなと思いました。

――QRを読み取るためにMVを何度もストップして見ちゃいましたよ。

石田 こっちの作戦通りですね(笑)。

――この撮影はどうだったんですか?

3人 めっちゃ大変だった。

中村 ダンスを何度もストップして、ちゃんとQRコードが読めるかスタッフさんが確認するんですよ。「読めましたー!」とか「ダメです!」とか。

高雄 晴れていたから、太陽の角度によってQRコードが影になったり。

――つかぬことを聞くのですが、撮影では顔のかわいさとQRコードがちゃんと読めるかはどっちを優先するんですか?

石田 完全にQRでした! 顔はいっさい見てなかったんじゃないかって(笑)。QRが読み取れたら一発OKで、読み取れなくて10回ぐらいやったメンバーがいたり。

中村 QRが読み取れなくて、何度もダンスを繰り返しているうちに、余裕がなくなって険しい表情になっちゃったり(笑)。

――大変ですね。

中村 QRから見られる動画は期間によって変わるので、ぜひ何回も見てください。

STU48

――今回の曲でみなさんのおすすめポイントは?

石田 MVで、最初は悩んでる表情をしてるけど、最後にかけて満面の笑顔になっていくんです。悩みが解決していく感じ。悩んでいる方が見てくださったら、終わる頃にはちょっと気持ちが楽になってるんじゃないかなと。

中村 私はダンスがすごく好きで、パフォーマンス部分に注目してもらいたいなって。衣装が黒と白にわかれて、フォーメーションがすごくきれい。そして手先まで命が宿ったダンスなので、そういうところも見てほしいなって思います。

高雄 手を開くフリとか、ファンの方が真似しやすいです。

――じゃあみなさんと一緒に。

中村 周りの人の邪魔にならないぐらいでやってください(笑)。

高雄 転調が多いので、何度聞いてもいい曲だなと思えるし、何も知らない人がパッと聞いてもいい曲だなって思ってもらえるんじゃないかな。神曲です。

――STU48は今年「超えてゆけ。」というスローガンを掲げました。

石田 今まで、そういうスローガンみたいなものってなかったんですね。前作の『花は誰のもの?』でたくさんの方に注目していただいたからこそ、次が大事と思っているし、そこでひとつにまとまれるスローガンだなと思います。

中村 すごい期待してもらってるぶん、ちゃんと超えていかないとなって。

高雄 公式のツイッターが何かあるごとに「超えてゆけ。」ってハッシュタグを付けてるんですよ。それがいいなあって。この前、ドラマバージョンのMV再生が100万回を超えたんですね。そしたらハッシュタグが「超えました。」ってなったんですよ。うれしいなって。これからも「超えました。」ってことがどんどん増えていったらいいなと思います。

STU48
石田千穂(いしだ・ちほ)
2002年3月17日生まれ、広島県出身、2017年3月加入の1期生
中村舞(なかむら・まい)
1999年4月4日生まれ、愛媛県出身、2018年1月加入のドラフト3期生
高雄さやか(たかお・さやか)
1998年12月4日生まれ、福岡県出身、2019年12月加入の2期生

STU48
瀬戸内エリアを拠点に活動するアイドルグループ。
4月8日(土)広島国際会議場フェニックスホールにて、「STU48リクエストアワー セットリストベスト20」、翌9日(日)「STU48 6周年コンサート」開催!
公式Twitter【STU48_official_】