デジタル写真集『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』より『スクール水着はここまで進化している!』(撮影/古谷完)デジタル写真集『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』より『スクール水着はここまで進化している!』(撮影/古谷完)

グラビアライター・とりと、グラジャパ!スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。第81回は芸能活動10周年を迎えるグラドル・天木じゅんさんとのグラビア女子トーク前編です!

■「天地返し」であんなに注目されるとは......。

とり 金髪さん。今回の女子トークは、ついにあのレジェンドグラドルさんが来てくださるんですよ。

金髪 うふふふ。それを聞いて、今日の取材日をめちゃくちゃ楽しみにしていました。

とり おっ! お聞きしたい話がいっぱいあるご様子ですね。じゃあ、もう早速お呼びしちゃいましょうか。今回のゲストはこの方です。どうぞー!

天木 はーい! 身長149cmとIカップの二次元ボディ、天木じゅんでーす! 

金髪 わぁ~! お待ちしていましたー!

天木 アハハ。そんなふうに言っていただけて、めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございますッ!

とり 天木さんといえば、昨年末、これまで「週プレ グラジャパ!」からリリースされてきたデジタル写真集を一冊にまとめた『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』が発売となりました。そしてなんと、今年は芸能生活10周年の節目でもあるんですよね。

デジタル写真集『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』デジタル写真集『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』

天木 そうなんです。10年。われながら頑張ってきたなぁと自分を労いたい気持ちもありますが、ここでひと段落つけるつもりはありません。まだまだ頑張りますよ!

金髪 バイタリティがさすがすぎます(笑)。ただ、今回『特装合本版』を見返していると、天木さんの雰囲気もそうですし、グラビア界における流行りも、時代ごとに変化がありますよね。

天木 そうですね。それこそ私がグラビアに出始めた頃(2014年~)は、今以上にグラビアアイドルとしての個性が求められていたように思います。巨乳枠でも、お姉さんキャラと童顔の妹キャラでハッキリ分かれていたし、胸が小さくても、お尻やクビレを武器に戦っている人が多かったですから。

デジタル写真集『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』より『「仮面女子」のエースが胸に秘めた、そのポテンシャルに刮目せよ。』(撮影/古谷完)デジタル写真集『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』より『「仮面女子」のエースが胸に秘めた、そのポテンシャルに刮目せよ。』(撮影/古谷完)

金髪 うんうん。確かに、そんなイメージがあります。

天木 でも、その後すぐに(女性誌モデルとグラビアの両方で活躍する)「モグラ女子」ブームが来るんです。グラビア一本で頑張っていても、自分に自信がないコや自分の武器を貫けなかったコたちは、どんどん篩(ふるい)にかけられていった印象がありますね。生き残るのが難しい時代でした。
 
とり 天木さんは、どの時代もブレずに、自身の武器を貫かれているイメージです。さすがですね。

天木 うーん。最初からまっすぐ自分を貫けていたか? と言われると、意外とそうでもないです。それこそデビューしたばかりの頃は、「あのコはあの雑誌に出ているのに、私は......」みたいな劣等感と焦りが常にありましたから。

とり へぇ、そうだったんですね。

天木 でも、他人と比べる前に自分軸で考えるよう意識することで、自分に足りないもの、自分が大事にすべきものが見えてきたというか。

例えば、もともと私は女優さんに憧れていたんですけど、あるときNHKのドラマに出させていただいたのをきっかけに、SNSでグラビア系の投稿を控えるなど、お色気イメージをセーブしていた時期があったんです。そしたら、分かりやすいくらい人気がバンッと落ちて。

「私はグラビア活動をおろそかにしちゃいけないんだ」と、ハッとさせられました。グラビアを卒業して女優業に専念される方も多いですけど、私はグラビアを主戦場にしつつ、女優業も頑張っていける"新しい人"にならなきゃいけないんだなって。そう考えるようになってからは、また一段とグラビアが楽しくなってきた実感がありますね。

とり なるほど。カッコいいですね。"先輩たちがこうだったから"ではなく、自分から可能性を切り拓こうとされているなんて。

天木 グラビアアイドルという職業に出会い、自分に自信が持てたからこそ、できるようになった考え方です。もしグラビアをやらずに、コンプレックスだった自分の体型を好きになれないままだったら、うまくいかないことを周りのせいにしていただろうし、いまだに両親に対して感謝の気持ちを持てていなかったと思います。

って、初っ端からかなり真面目な話になっちゃいましたけど(笑)、私はグラビアのおかげで、本当に恵まれた人生を歩ませていただいているんですよね。

とり す、素晴らしすぎるコメントでした。

天木 そんな今の自分があるのは、週プレさんのおかげと言っても過言じゃないです。まず、単独で初めて雑誌の撮り下ろしに出させていただいたのは、週プレさんの企画ページ「スクール水着はここまで進化している!」だったんですよね。

2014年7月22日発売『週刊プレイボーイ31号』(撮影/古谷完)より2014年7月22日発売『週刊プレイボーイ31号』(撮影/古谷完)より

金髪 いろんな形状のスクール水着を、天木さんが片っ端から着こなす企画ですよね。いわゆるツルツルのグラビアページではなく、ザラ紙のイチ企画だったにもかかわらず、他のグラビアを抜いてアンケートで上位に上がったんだとか。それもまたスゴい話ですね。

天木 そうなんです。この撮り下ろしで、私の人生がガラッと変わりました。マジで感謝しています! 週プレさんでいうと、(2017年『週刊プレイボーイ19・20号』に掲載された)コチラのカットも大反響でした。というのも、バラエティ番組『行列のできる法律相談所』で東野幸治さんが、「天地返し」というネームとともにこのカットを紹介してくださったんですよね(笑)。

2017年4月24日発売『週刊プレイボーイ19・20号』(撮影/関根和弘)より2017年4月24日発売『週刊プレイボーイ19・20号』(撮影/関根和弘)より

とり 「天地返し」って、ビキニの上下を逆に着てみましたって意味なんですよね(笑)。私も、その『行列』の放送をリアルタイムで観た記憶があります。本誌の枠を超えて、かなり話題になっていましたよね。

天木 担当編集さんが「天地返し」なんて粋なワードを考えてくださったおかげです。写真が出ただけで、あんなに注目されるとは思ってもいませんでした。本当は、ゲストとして『行列』に出たかったんですけどね(笑)。

金髪 内輪話ですけど、天木さんの担当編集Iさんって編集部の中でも飛び抜けて真面目な方なんですよね。この写真を見て「天地返しだ!!」って閃いたんだと思うと面白い(笑)。

天木 週プレさんには長くお世話になっていますが、まだ本誌の表紙を飾るという夢は叶えられていません。増刊号の表紙は一度だけやらせていただきましたけど。

きっと、叶えられていない原因は自分にあると思っているので、週プレさんの表紙を飾れるくらいの土俵に上がれたら、自ら編集長さんに「表紙にしてください!」とお願いしに行かせていただきますね。引き続きよろしくお願いします!

天木じゅん

■サウナに関する資格を2つも取りました!

天木 10年活動を続けてきた中でも特にここ1~2年は、サウナにハマった影響でより俯瞰して自分を見られるようになったと思います。本来は神経質でせっかちなタイプなんですけど、サウナ室でゆっくり過ごす時間を作るようになってから、心にゆとりが持てるようになったんですよね。リアルな話、サウナにはだいぶ救われています。

金髪 そうそう、サウナの話を是非お聞きしてみたかったんです! 実は私も、最近サウナに行くようになりまして。

天木 えーっ、そうなんですね!

とり あっ、私はサウナ苦手です。すみません......。

天木 いやいや、謝らないでください(笑)。

金髪 聞くところによると、天木さんはサウナに入っている間、思考の整理をされるそうですね。でも、私は真逆で。「暑い」ってこと以外何も考えずに済むからこそ、サウナにハマったんです。感覚が違うんだなーって、ちょっと新鮮で。

天木 私も「あ、いま腕から汗が出てきたな......、今度は胸から出てきたな......」と、とにかく汗の流れに集中する日もありますよ。そもそも私は、普段から考え事をしちゃいがちな性格なんです。でも、サウナでの考え事は質が違うんですよね。

金髪 質......?

天木 サウナで考え事をしていると、あまり変な方向に転がらないというか。シンプルな答えを導き出しやすい気がするんですよね。唯一、思考から完全に解放されるのは、水風呂に浸かっている瞬間。そうして、いわゆる"整い終わった"後に残るものこそが真実なんじゃないかなって思いますね。

とり ひょ、ひょえー! まるで修行僧のような発言ですね。

金髪 アハハ。私はまだその領域には達していないなぁ(笑)。"整う"もよく分からないし。

天木 言葉にすると胡散臭い感じがしますよね(笑)。でも、忙しい時や切羽詰まっている時にこそ、サウナへ行くべきだと思います。何なら私は、日々のストレスやイライラを癒すために、ひとりサウナに通っているようなものですから。騙されたと思って、是非!

とり ま、また今度行けたら行ってみます(苦笑)。そういえば天木さんは、サウナに関する資格を2つも取られたんだとか。

天木 「サウナ・スパ健康アドバイザー」と「サウナ・スパプロフェッショナル」の資格を取りました。「どうせ、仕事欲しさに資格を取ったんでしょ?」と言われがちなのですが、本当の目的はソコじゃなくて。

私、サウナに限らず自分が良いと思ったものは、熱弁して人に勧めたくなるところがあるんですよ。サウナもそのうちの一つ。自分がとことんハマったからこそ、何が魅力かを聞かれた時に、正しい情報を伝えてあげたいと思い、資格の勉強をしたんです。

金髪 スゴーい!

とり それぞれ試験は難しかったですか?

天木 「サウナ・スパ健康アドバイザー」は、サウナに関する基礎知識だけを抑えておけばOKなので簡単でした。「サウナ・スパプロフェッショナル」は教材も分厚く、サウナの構造から仕組み、歴史など、全般的に細かい部分まで理解しなきゃならなかったので、勉強も大変でしたね。

正直、今も全ての知識を覚えているかと言われると自信がないですが、みなさんが抱く疑問には、ほぼ正確に答えられると思います。何でも聞いてください!

金髪 確かに、資格があるだけで説得力が違いますねぇ。

とり とはいえ、サウナブームもそろそろ落ち着く頃じゃないでしょうか。天木さん自身、飽きることはないのでしょうか?

天木 ないですね(キッパリ)。サウナにハマってから、心身ともに良いことしかないですから。まず、私はサウナにハマるまでコレステロール値が平常より高くて、毎回、血液検査で引っかかっていたんですよ。恐らく体質なんですけど、サウナに行き始めて1年後くらいに人間ドックに行ったら、血液の数値が全て正常になっていたんです。

金髪 おぉーっ。まさにサウナ効果ですね! 

とり ちなみに、オロポ(ポカリスエットをオロナミンCで割ったサウナの定番ドリンク)とか飲まれるんですか? 覚えたてのサウナ用語で言ってみたかっただけなんですけど(笑)。

天木 飲みますよ! でも、今や普通の水がいちばん美味しいと感じますね。ビールをグイッといくのも好きなんですけど、何せ身体が小さい分、一回のサウナでの代謝量が人より多めだから、すぐにアルコールが回っちゃうんです。美味しいのは一瞬だけで、すぐ吐いちゃうんですよね。もどかしい......。

とり サウナーにも、サウナーならではの悩みがあるんだなぁ。

『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』 撮影/古谷完、矢西誠二、石塚雅人 価格/8030円(税込)  部活動ユニフォームのコスプレから、全編スクール水着のグラビアなど、天木さんのデジタル写真集全7冊計480ページを一冊にまとめた特装合本版です。アイドル時代のまだあどけない表情から、最新は、東京オリンピックが開催された2021年に発売された五輪カラーの大人グラビアまでが収録されています。成長を感じながらご覧ください!『WPB 天木じゅんデジタル写真集~特装合本版~』 撮影/古谷完、矢西誠二、石塚雅人 価格/8030円(税込) 部活動ユニフォームのコスプレから、全編スクール水着のグラビアなど、天木さんのデジタル写真集全7冊計480ページを一冊にまとめた特装合本版です。アイドル時代のまだあどけない表情から、最新は、東京オリンピックが開催された2021年に発売された五輪カラーの大人グラビアまでが収録されています。成長を感じながらご覧ください!

天木じゅん

●天木じゅん(あまき・じゅん)
1995年10月16日生まれ 兵庫県出身 
身長149㎝ B95 W59 H93 血液型=A型
趣味=マージャン、バトントワリング、足指写真収集
特技=ダンス、家庭料理、ボタン飛ばし、ゾンビのものまね 
○最新写真集『あまのじゃく』(徳間書店)が好評発売中。
公式ブログ【http://ameblo.jp/jun-amaki/】
公式Twitter【@jun_amaki】
公式Instagram【@jun.amaki】

とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Twitterアカウント【@seikatsu_tori 】

金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Twitterアカウント【@sutekiend】

★天木じゅんのグラジャパ!プロフィール

『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』
【週プレ プラス!】+コラムと『週プレNEWS』にて毎週土曜配信
https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus