じゃい
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第47回】競馬初心者です。芝とダートを比べた場合、ダートの方が予想がしやすいと聞いたことがあります。(芝は荒れたりなどの複数の要素が馬券に影響するが、ダートの方が持ちタイムが反映されやすいから?)じゃいさんはダートと芝のどちらが予想が得意などありますか? またコース別の馬券のコツも教えてください。(40代・男性)

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さて、先週末の大阪杯の振り返りから。勝ったのはジャックドール。前有利の馬場で、あれだけ気持ちよく逃げられたら止まらないよね。自分はジェラルディーナが本命でしたが、上がり34.9。

前が開いてればもう少し走れたと思いますが、内枠が響いたのもありそうですね。次走も条件次第では狙ってみたいくらい強い馬だと思っています。条件的には宝塚記念が合いそうですが、どこを使うのか楽しみです。

そして、過剰人気だと思っていたスターズオンアースは強かったなぁ。スタートいまいちでしたが、一頭別次元の脚を使ってました。コース取りも、流石のルメール騎手でしたね。

3着は10番人気のダノンザキッドでしたが、この馬が10番人気は美味しかったですね。とにかく相手なりに好走する馬で、勝ち切るまでのイメージはないので軸にはしづらいですが、押さえとかなければいけない馬です。まあ僕は惨敗でしたが、また一つ勉強した気分です。

来週からクラッシックが始まります。個人的に1番好きなG1がクラッシックなので、予想も楽しみです。

じゃい

さて、中央競馬には芝とダートがあります。芝とダートでは、それぞれ違った予想になります。

確かにダートの方が予想しやすいというのは一理あります。

芝は開催されるごとに痛みますが、ダートは痛みません。ただ、砂ですから雨などの影響は芝よりも大きいイメージで、天候によって予想も変わってきます。

後はポジションによって砂を被ることもあり枠や何番手でのレースになるのかも、予想ファクターの1つになります。

ダート戦でも芝スタートの場合がありますが、それも予想に影響してきます。芝からのダート替わり、距離短縮などもダート戦の方が予想に反映されやすいような気がしますが、これに関しては血統が一つの指標になります。

今のダートの血統でいえば、ヘニーヒューズ、シニスターミニスター、ドレフォンあたりの米国血統が活躍しています。

特にエーピーインディ系はスピード値が高くて、買い材料になることが多いですね。

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ミスタープロスペクター系、いわゆるミスプロ系は優秀で、芝も走りますが、ダートも数々の名馬を生み出してます。

キングカメハメハ産駒なんかは芝も走りますが、ダートではディープ産駒よりも活躍馬が多いですね。

先日、ドバイで世界一になったウシュバテゾーロはオルフェーブル産駒ですが、母父はキンカメですもんね。

予想する人によって違うとは思いますが、僕自身は、ダートの予想が得意で、芝が苦手という意識はありません

確かに2020年のダートG1、フェブラリーS、チャンピオンズカップの両方を的中させて、大きな配当にはなり、「じゃいはダートが得意」なんて言われたりしましたが、たまたまです。

逆にいえば、芝の方は開催するごとに状態が変わり、予想が困難になるとなれば、他の人が難しくなる分、旨みも出てきます。予想のしがいがありますね。なので、特にどちらが得意とか不得意とかはありません。

コース別でいえば、ペースにもよりますが、中京は内、前が有利な印象です。逆に東京は差し追い込みが決まる印象です。中山は外枠の方がいい印象です。他にも坂のあるなしによっても予想は変わります。ダートも馬場や傾向があるので、そこらへんはチェックが必要ですね。京都は楽しみです。

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じゃい

じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。

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