あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第48回】狙っている子がいるのですが、初デートで競馬場に行ったら引かれませんか？
競馬好き＝ギャンブル好きと思われてしまうのが悔しくて......競馬の素晴らしさを教えたいです。そして馬券を当ててかっこいいところを見せたいです。
あとは、彼女に競馬の楽しさを知って欲しいので、自分で馬を選んで馬券を勝ってほしいと思っています。狙いやすいレース、これだけ見て買うといい、など初心者が馬券の参考にすべきポイントがあれば教えてください。（30代・男性）
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まずは桜花賞を振り返りましょうか。いやぁ、リバティアイランドは強かったですね。前が残る中、普通なら届かないような位置から綺麗に差し切りました。まぁ、力は圧倒的に抜けてましたね。僕も本命にしました！
そして、相手のメインに選んだ馬５頭が4.5.6.9.11番人気だったのですが、2.3.5.6.7着。それで外しているという......。まぁ、それも想定内なので、なんの後悔もありませんが。それよりも、リバティアイランドの未来が本当に楽しみです。
さて、「デートで競馬場」ということなんですが、絶対に引かれないと思います。まぁ、女性によってというところはあるので、絶対は言い過ぎかもしれませんが、最初は引かれてもいいかなと思います。
でも、実際に競馬場でデートをしてみたら、彼女の印象も変わるかもしれません。何せ歯のないおじさん達がタバコを吸いながらたむろしていた時代とは違い、今の競馬場は本当に綺麗ですから。
むしろ、「デートしてください！」と言わんばかりの場所になっています。実際行ってしまえば間近で走る馬の姿を見て、むしろ感動すると思います。
次の関門は馬券ですね。
僕は昔、競馬場に初めて彼女を連れて行った時、レースに夢中になりすぎたあまり、自分の買っていた馬がゴール前で差した瞬間、横にいた彼女の頭を引っ叩いてしまいました。
もちろん無意識ですが、彼女からは「もう２度と競馬場には行かない」と言われました。その彼女は今の奥さんです。
彼女は30年前の言葉通り、あれから１度も競馬場に行っていません。２度と僕のような人間を生んではいけません。
競馬の素晴らしさを教えたいというのは本当に素晴らしいことで、僕も常々思っています。僕も、質問者の好きな女性が競馬の魅力を知ってくれたら、うれしい気持ちになります。
馬券を当ててカッコいいところを見せたいってのも可愛いっ！ 青春だぁ！
今週のギャンブル格言【必ず当たる馬券はない。しかし、彼女に当たって欲しいという想いがきっと予想にも役立つはずだ】
馬券を当てて自慢げな男性を見て、女性がカッコいいと思うのかはよくわかりませんが、一緒に行った彼女に当てて欲しいという気持ちはわかります。やっぱり、初めて競馬をして、負けるのと勝つのでは、今後の彼女の競馬人生が変わる可能性大ですもん。
先日お会いした男性で、「コロナ禍の時に競馬を始めました」という方がいたのですが、「初めて買った馬券が当たって、それから競馬の魅力に取り憑かれた」と仰ってました。馬券を当てたときのあの快感はなんとも言えませんからね。
では、初心者が当てやすいレースとは？ それは簡単です。
まず当たる確率が一番高い馬券、それは複勝です。当たることだけを目的とするのなら、複勝を買うのがいいでしょう。しかもなるべく小頭数のレースがいいと思います。
７頭以下だと複勝が２着までになるので、そこは注意です。理想は８頭立てですね。
あとは、券種のことを考えなければ、出走メンバーの力差があるレースでしょうか。例えば地方競馬の交流G 1とかは、ほぼ中央馬での決着になるので、馬券が絞りやすくなります。
中央競馬に行くなら、せっかくなので、Ｇ１がいいと思います。
「こんなに競馬って盛り上がるんだあ」と、今まで競馬に触れてこなかった彼女も見る目が変わるかもしれません。
パドックを一緒に見て「馬って美しい！」と思ってくれば、さらに彼女の競馬熱に火がつくかも。
馬券に長けた男性が選んであげるのももちろんありですが、そこはある程度彼女の自主性を重んじてあげて、「名前」や「見た目」、「馬番」などなんでもいいので、自分で選ばせてあげると、当たった時の喜びは大きいかもしれません。
そして大切なことを忘れていました。馬券購入前には「じゃいちゅーぶ」を２人で観ましょう！ もしかしたら参考になるかもしれませんよ。
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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』（KADOKAWA）など著書も多数。
