さまざまなメディアで話題を振りまくひろゆき氏は、歴戦のゲーマー(特にシミュレーションゲーム好き)でもある。そんな彼が、これまでの人生で出会ってきたゲームをじっくり語る連載コラムだ。
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■「現実」よりも厳しいゲーム
よく「ゲームする時間なんてあるんですか?」って聞かれますけど、スケジュールが詰まって忙しいとき以外は結構暇だったりするんで、ダラダラとゲームしています。
スマホゲームも遊んでて、なかでも『クラッシュ・ロワイヤル』(クラロワ)は回線さえ繋がれば、1日30分のプレイを6年間、ほぼ毎日やってますね。
それこそ生配信中にアイテムが入った「宝箱」を開けているのがバレて、共演者から突っ込まれることもあるぐらいです(笑)。
クラロワはカードデッキを作って、敵のタワーを攻め落とす対戦型のカードゲームです。例えば、「相手が空中ユニットで来たから、僕は弓を飛ばします」って動作をリアルタイムで選択します。
この動作は、0.2秒から0.5秒の範囲での判断が必要なんですけど、それを超えると相手の空中ユニットが有利になってしまう。なので、プレイ中はずっと反射神経を磨いてる感じです。
そして、攻略には相手の裏をかく心理戦の要素も大きく影響します。相手のカードに対して、自分はどのカードを選ぶのか?ということを秒単位で考えながらやってるんですよ。
仕事だと「あ、その書類は明日やりまーす!」っていうのが通用するけど、クラロワはそんなヌルい環境じゃないんですよね。時間の余裕や、運要素がほとんどないゲームなんです。現実よりクラロワのほうがずっと厳しいですよ。なので"クラロワがうまい人は優秀説"というのを流してます(笑)。
■"課金しなくても勝てるし、課金しても勝てない"
クラロワの良いとこは、"課金しなくて勝てるし、課金しても勝てない"ってこと。相手が高コストのユニットで来ても、こちらの反射神経と心理戦で勝てるゲームなんです。
ただ、僕も一回だけ自腹課金したことがあって、600円課金したのにその効力が"1ヵ月間のみ有効"ってのを後で知ってすっごい後悔しましたけどね(笑)。
クラロワは定期的に実況配信もやってますし、ググれば「ひろゆきデッキ」というのがいろいろ出てくるんで、興味がありましたらそれも参考にしてみてください。
●ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『考えて生きる~合理性と好奇心を併せもつ~』(成毛眞氏との共著、集英社)など