なすなかにしの中西茂樹さんがキン肉マン超人募集漫談を繰り広げる!なすなかにしの中西茂樹さんがキン肉マン超人募集漫談を繰り広げる!

今回は、"これまでとは全く違った攻撃方法を持つ超人"を考案したという中西さん。そのスペックを解説してもらいます!

超人リストVol.23 ドクター処方箋

身長:155cm 体重:42kg 超人強度:25万パワー 出身地:ドイツ

――まずは超人名の紹介からお願いします。

中西 ドクター処方箋になります。超人は一般的に独自の打撃や関節技を駆使して闘いますよね。一方、ドクター処方箋は体内から相手超人を攻撃するのが最大の特徴なんです。

――どのような攻撃方法なんですか?

中西 まず、相手をぶん殴りまして、そのまま右腕でヘッドロックを決めます。

――いきなり殴って関節決めてるじゃん!

中西 ここからが本番なんです。ヘッドロックした状態で、相手超人の口をこじ開けまして、そこにクスリを押し込む。このクスリは超人だけに効果を発揮する薬物で、超人をノックアウトすることが可能なのです。

――それって毒殺ですか?

中西 いいえ。毒というより、相手超人の武器を無力化するクスリになります。例えば、クスリをバッファローマンに飲ませたなら、自慢のロングホーンがフニャフニャになって、ハリケーンミキサーを無力化します。それこそ、ジェロニモなら人間に戻すことも可能なんです。

――正義超人の主力たちを無力化するとか、これは中西さん考案の超人で最強クラス!

中西 ただし、ドクター処方箋は腕力もテクニックもなく、ヘッドロックすることができません。

――それなら、強力なタッグパートーナーを選べば問題ないですよ。多くの超人がパートナーに立候補しますって!

中西 本人的にはウォーズマンと組んで、相手がパロ・スペシャルを決められているときにクスリを飲ませるのが理想だそうです。しかし、実はドクター処方箋はもう60歳の高齢超人。超人ファイトで勝利するより、運動不足解消のためにリングにあがっている状態なのです。

――残念超人じゃないですか!

中西 でも、超人医療従事者としては優秀で、ケガや病気の超人にはクスリを調剤するケアを怠りません。あと、もともとはドクターボンベの同僚だったのですが、「なにがボンベの手術は麻酔なしでも痛みを感じないや。あんなんバッファローマンが我慢しとるに決まっとるやろ!!」と、超人界で唯一ドクターボンベの医療を批判した男として一部では評価が高いです。

麻酔なしでバッファローマンのロングホーンを切断するドクターボンベ。この行為にドクター処方箋は激オコだったとか!?麻酔なしでバッファローマンのロングホーンを切断するドクターボンベ。この行為にドクター処方箋は激オコだったとか!?

――それは超人味あふれるイイ話じゃないですか。

中西 ただ、超人健康保険適応外の調剤で、儲かっているアイドル超人たちに高額請求を行なうことで評判が悪いという噂もあります。それが原因でタッグパートナーを見つけられないと、『週刊超人文春』に書かれていました。

――中西さん、イイ話が台無しですって!!

●なすなかにし
ボケの中西茂樹とツッコミの那須晃行のいとこ同士のお笑いコンビ。YouTubeでは『なすなかチャンネル』を配信中。ロケものを中心に数々のバラエティ番組で活躍。フジテレビ系「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」では、ティーパックマンと共演

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