さまざまなメディアで話題を振りまくひろゆき氏は、歴戦のゲーマー(特にシミュレーションゲーム好き)でもある。そんな彼が、これまでの人生で出会ってきたゲームをじっくり語る連載コラムだ。
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■格ゲーとFPSが苦手
誰にでも苦手なゲームジャンルがあると思いますけど、僕にとってのそれはキャラを思い通りに動かせないゲームになります。どんなゲームかと言いますと、格闘ゲームやFPSです。
例えば、『ストリートファイター』シリーズだと、波動拳は9割以上打てるんですけど、昇龍拳は5回やって3回ぐらいしか打てません。
波動拳やヨガフレイムみたいに親指を十字キーに押しっぱなしでズラすのは大丈夫なんですよ。ただ、昇龍拳のような親指を十字キーから1回浮かす入力がある技だと、もうコントローラーを思い通りに動かせない。
なので、格闘ゲームを練習しようってモチベーションすらなく、どう頑張っても上に行けないというジャンルになります。
そしてFPSは格闘ゲームよりもひどくて、そもそもエイムができません。僕、パソコンの操作はトラックボールでやってて、これだと親指でボールを転がしてエイムをするわけですから、その時点で詰んでるんですよね(笑)。
『Apex Legends』を遊んだときは、敵のアウトレンジに位置取りして隠れて生き残るだけって遊び方になってました。敵が少なくなったところで勝負しにいったら、秒殺されましたけど(笑)。たまに、FPSの上位にもトラックボーラーがいるらしいんですけど、そこまで練習するモチベーションがありません。
■スポーツゲームは運要素が多すぎ
あと苦手ジャンルだと運要素が勝敗を決める、「運ゲー」があります。
僕にとってはスポーツゲームも運ゲーのひとつです。サッカーゲームってあるじゃないですか。センタリングが上がって、たまたまその付近にいた選手がシュートを打ち、キーパーが捕れなかったらゴール。これって、僕にとっては運要素が多すぎなんですよね。
というか僕は、根本的にスポーツゲームが上手くない(笑)。友達とやってもたまたまでしか勝てないから、やらなくなっちゃうんですよね。
ちなみに、『マイクラ』(マインクラフト)も僕にとっては、運ゲーです。ダイヤモンドの採掘とか、ほぼ運ですよ。
マイクラは運ゲーで、かつ"〇〇を倒して占領する"というような明確な目的もない。建造物を立てる前の整地って作業を無心でやって楽しんでいる人がいますけど、僕には無理です。あの作業って、もうゲームじゃないですからね(笑)。
●ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『考えて生きる~合理性と好奇心を併せもつ~』(成毛眞氏との共著、集英社)など