秋元康氏が総合プロデュースの新アイドルグループ創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」。都内にて5日(土)、オーディションのファイナルステージ進出者114名のお披露目会が行なわれた。
同プロジェクトでは、コンサートや握手会などリアルな場での活動を中心に、メタバース空間やオンラインなどバーチャルな活動も展開。そのため、従来のアイドルよりも活動領域を広げることができるなど、時代の変化やニーズに合わせてアップデートされるアイドルを目指す。運営には、AKB48、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46、IZ*ONE、=LOVEの育成に携わったスタッフも勢ぞろいしているとか。
オーディションは今年4月から募集が始まり、全国7都市で説明会も開催。1stステージとして書類審査、オンラインや対面での面接、歌やダンスの審査を行なってきた。応募総数約1万人の中からファイナルステージに進出する114名が決まり、初めてお披露目された。
また、今回のイベントにはプロジェクトを立ち上げた株式会社オーバースが発行する暗号資産(仮想通貨)「NIDT(Nippon Idol Token)」の購入申込者も会場や配信にて参加。IEOと呼ばれる資金調達により約10億円が集まり、こういった資金がプロジェクトの運営費に活用されていく仕組みだ。ファンとしても新しい活動に期待を込めて、未来のアイドルたちの初めてのステージを見守った。
イベントに登壇したのは、108名(6名欠席)。会場の扉からひとりずつ登場し、ランウェイを歩いてステージに上がっていく。「誰かを支えられるようなアイドルになります」(タマ・18歳)、「人生かけてきました」(ニコ・19歳)、「このチャンスを逃さないよう精一杯頑張ります」(ハンナ・14歳)など、自ら考えたニックネームとひと言で会場にアピールした。明るく元気な笑顔ができるコや真剣な表情で挑むコ、緊張で声が震えてしまうコなど、たった数秒でそれぞれの個性がわかる場面も。
全員がステージに勢ぞろいし、代表して2名が今の心境を答えた。最年長のアヤちゃん(25歳)は「今日はここに立つことができて、すごくうれしいです。この機会に感謝をして精一杯全力で頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」とコメント。最年少のバニラ(12歳)はファイナルステージに向けて、「すごく緊張していますが、自分なりに精一杯頑張りたいと思います。お願いします!」と意気込んだ。
イベントの最後には、すでに発表されているデビュー曲『眼差しSniper』の楽曲を紹介。会場のお客さんたちと一緒に、候補者たちもリズムに合わせたり口ずさんだりしながら、自分が歌うかもしれない楽曲を聴いていた。その場では豪華クリエイター陣が発表もされ、同楽曲の振付担当は世界的に活躍するプロダンサーで振付家のTAKAHIRO氏、MV監督は映像ディレクターの池田一真氏。さらに、ファイナルステージの合宿審査や選考審査は高橋栄樹監督が担当し、ドキュメンタリー映像として公開する予定だ。
最後に、候補者全員で「せーの! 本日はありがとうございました!」の挨拶でイベントは終了した。ファイナルステージ進出の114名は、イベント当日から6日間の合宿審査がスタート。8月26日(土)または27日(日)に審査の結果発表イベントが開催される予定だ。その後もいくつかの審査を経て、年内のメジャーデビューを目指しているという。
また、「IDOL3.0 PROJECT」の公式ホームページには彼女たちのプロフィールも公開中だ。114名それぞれの個人SNSも開設されているため、今からチェックして推しのデビューを応援しよう!
●「IDOL3.0 PROJECT」公式ホームページ
https://www.idol3-project.jp/