撮影協力／家電のケンちゃん
さまざまなメディアで話題を振りまくひろゆき氏は、歴戦のゲーマー（特にシミュレーションゲーム好き）でもある。そんな彼が、これまでの人生で出会ってきたゲームや今のゲーム業界について、じっくり語る連載コラムだ。
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■「北海道は人気ゲーム実況者が多い」説
最近は「何をすれば人気のゲーム実況者になれますか？」と聞かれることが多いんですけど、まずは北海道に移住するのがいいんじゃないですかね。
有名なゲーム実況者が北海道出身だったり在住だったりすることが多い気がします。さいおれ（最終兵器俺達）やMSSP（M.S.S Project）という男性グループなど、登録者の多い実況者って、みんな北海道なんですよね。
彼らは、友達の家に集まって配信をはじめたパターンだと思うんですけど、これが重要です。ほら、配信中にメンバー同士が言い争いになっても、雪国だから季節によっては途中で簡単に帰れなくなるじゃないですか（笑）。
なので、北海道の人って"表面上は仲良く見せられる"というスキルが高いっていう僕の仮説なんですけど。ただし、"男性グループが仲良さそうにゲームをやる"ことは、チャンネルが伸びる要素であるのは間違いありません。
ほかに北海道のメリットとしては、防音室が不要な地域が多そうなところ。都会のマンションに防音室を作っても、仲間同士で大騒ぎしながら配信をやれば、それなりに音漏れしますが、土地も家の間も広くて音漏れをそんなに気にする必要がないという点でも北海道は正解でしょう。
■加藤純一さんについて
【北海道】と【男性グループ】であることは、ゲーム実況者として勝率が高いかなと思っていますけど、ここに女性が入ると勝率が下がります。そもそも、ゲーム実況の視聴者って、【男の子がワイワイやってるのを見るのが好き】っていう女性が多いですから。
それとゲーム実況者の人気にゲームの上手い下手は関係ありません。下手でもいいから、とにかく流行っているゲームに手を出し続けることが重要な気がします。
ここまで話しておいてなんですが、北海道出身でも在住でもなく、女性のファンもいないけど、それでも人気のゲーム実況者という人もいますね。パッと思いつくのが「うんこちゃん」こと加藤純一さんです。
彼はゲーム実況者というか、もともとは生主なんですけど。ゲーム実況の黎明期から活動する生主だからこそ、雑談力が突出しています。こういった芸人さん的なスキルのある人も勝率が高いでしょう。でも、うんこちゃんというネーミングはどうかと思いますけどね（笑）。
●ひろゆき（西村博之）
1976年生まれ、神奈川県出身。元『２ちゃんねる』管理人。近著に『考えて生きる～合理性と好奇心を併せもつ～』（成毛眞氏との共著、集英社）など
